2015 年 6 月 28 日発行 199 いつも有機野菜をお買い上げありがとうございます。 毎週、旬の情報をお伝えします‼ 薬味じゃないんです。 新しょうがは食べ物です！ 爽やかな香りとみずみずしさが特徴の有 機新しょうがは、7 月上旬から収穫が始ま ります。 有機新しょうがは、植え付けた古根生姜 （ヒネショウガ）の上の部分にできた新し い根の部分。7 月上旬～8 月下旬までの収 穫、出荷になります。 白く透きとおって茎のところが薄くピン クがかったキレイなしょうが、この時期に しか出会えない旬の味です。 生産地の方に新しょうがの特徴をうかがったところ、返って きたのが「新しょうがは食べ物です。」という言葉。色白でジ ューシーな新しょうが。薬味として使うのはもちろん、しょう がそのものを料理して食べるそうです。 甘酢漬けが一般的ですが、しょうがの生産地では様々な料理 で季節の味を楽しんでいるということです。オススメの食べ方 をうかがうと、 「天ぷらが美味しいですよ。」ということで、か き揚げを作ってみました。ホクホクして甘くてピリリ。絶妙の 組み合わせです。 この他にも、甘酢漬けにした生姜を豚薄切り肉で巻いて焼 く、炊き込みご飯にするなど、この時期ならではの食べ方があ ります。「辛味の少ないみずみずしさを、ぜひお料理して楽し んでいただきたい！」とのことでした。 ＜有機新しょうがの甘酢漬け＞ 有機新しょうが 200g 合せ酢…材料を鍋に入れ煮立ててさましておく。 （酢 1/2 カップ、 水 1/2 カップ、砂糖大さじ 4、粗塩大さじ 1/2） 1. 有機新しょうがの皮を包丁で薄くこそげ落としたあと、薄く輪 切りにし、お湯で 2、3 分ゆでる。 （ゆで時間で辛味を調整） 2. ふきんやペーパータオルで水気をとる。 3. ビンに有機新しょうがを入れ、合せ酢に漬ける。（２，３日で 食べられる。冷蔵庫で 1 年ぐらい保存可） 食べて元気に、生姜の効果！ ～古くから生薬にも使われるしょうがの主な成分と効果～ ・香り成分シネオール…しょうがの香り成分は疲労回復、夏バ テ解消に効果があると言われています。 ・辛味の成分ジンゲロール、ショウガオール…これらには強い 殺菌効果があります。寿司にガリを添えるのはこの殺菌作 用を生かしたものでしょう。 ジンゲロールは、加熱することでショウガオールに変わりま す。ショウガオールには血行をよくして体を温める働きが あります。温め効果を求めるときは、加熱する料理に使う とよいでしょう。 ・タンパク質分解酵素プロテアーゼ…豚肉の生姜焼きなど、肉 を生姜汁につけておくと、この酵素の働きで肉が柔らかく なります。 ＜新しょうがとさつまいものかき揚げ＞ 1. 新しょうがは千切りにして水にさらす。 2. さつまいもも千切りにして水にさらす。 3. 両方をざるに上げ、混ぜ合わせて小さめ にかき揚げを作る。 色や香りが違っても 元は同じ「有機しょうが」です！ 収穫したての有機しょうがや、夏頃から早 堀りした有機しょうがが「有機新しょうが」 に な り ま す 。「 ひ ね し ょ う が （ 有 機 し ょ う が）」は収穫後 2 ヶ月ぐらい貯蔵してから出荷 となります。貯蔵するあいだに繊維質を形成 し、色もツヤのある飴色になります。 味は濃くなり、辛味と香りが強くなってい きます。 貯蔵 有機新しょうが 有機しょうが
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