λ - メディア研究所

露光機の特徴と選定方法について
メディア研究所では、お客様のご要望に応じて
Nikon製中古ステッパー及び、Canon製アライナー
のご提案が可能です
選定の際に基本となるポイントにつきまして、ここ
でご紹介させて頂きます
・アライナー/ステッパ比較
・ステッパ選定におけるポイント
露光機の位置づけ
200
アライナー
露光領域
(mm□)
ステップ&リピートにより拡大可能
100
ステッパー
20
0
0.5
1
解像力(μ m)
5
露光方式
照明光
照明光
マスク
露光基板
一括露光方式
→ コンタクト・アライナー
プロキシミティ・アライナ
投影レンズ
投影露光方式
→ レンズ・ステッパ
露光原理
マスク
アライナーの像面
~5μm
-4th
4th
-3rd
3rd
-2nd
2nd
1st
-1st
回折光
いわゆる「影絵方式」の露光
マスクと像面とのGapにより、露光
パターンは急激にボケる
実用限界解像 →2um
投影レンズ
レンズ・ステッパの像面
開口数 NA
(Numerical Aperture)
~1000mm
露光基板
レンズによる結像方式の露光
実用限界解像 →0.4um
露光機の比較
アライナー
ステッパ
性能(量産レベル)
解像力(um)
0.4
um
~
2
合せ精度(um)
0.1
um
~
0.5
生産性(相対比)
um
~
um
1
1/3
装置サイズ(相対比)
1
1/3
価格(相対比)
1
1/3
~
ステッパの特徴
解像力
= k * λ /NA
λ : 露光光の波長
→ g線ステッパ 435nm
i線ステッパ 365nm
NA: レンズの開口数
→ 半導体ステッパ用投影レンズ 0.4~0.6
k: プロセスファクター
→ レジスト性能等に依存、 露光機の評価には0.6程度を使用
解像力向上のためには、
・光源の短波長化(λ →小)
・レンズの開口数拡大(NA→大)
・プロセス技術の向上(K1ファクター→小)
焦点深度(DOF)
= λ /NA
2
λ : 露光光の波長
NA: レンズの開口数
焦点深度向上のためには、
・光源の長波長化(λ →大)
・レンズの開口数小へ(NA→小)
解像力向上と焦点深度拡大は、二律背反の関係にある
特に、NA拡大は2乗でDOFの減衰をもたらす
→ 対象(応用分野)に応じて要求される最小線幅、基板の平坦度を把握し、
最適なNA、波長をもったステッパを選択することが重要である
レンズ・ステッパのNA/DOF比較
λ
解像力
= k * λ /NA
NA(開口数)
大きいNA
小さいNA
焦点深度
2
= λ /NA
デフォーカス
像のコントラスト変化
像のコントラスト
(基板面の平坦度に対応)
→急激に変化
→ほとんど変化しない