第3回の実験の流れ (1) (2) (3) ブレッドボードを準備する。 ブレッドボード上に、未知のRと既知のRとを接続した回路を製作する。 入力と出力とを同時にオシロスコープに表示し、重ねた表示が出ること を確認する。 (4) 入力信号電圧 Vi と出力信号電圧 Vo を測定し、未知のRの値を推定する。 ここで、既知のRを数種類変えて同じ結果が得られることを確認する。 (5) 既知のRと未知のCとの直列回路をブレッドボード上に製作し、高域遮断 周波数を計測する。 ① 周波数を変えて、出力信号電圧 Vo を計測する。 ② 出力信号電圧が 1 / 2 ≈ 0.7 倍になるような周波数 f を求め、Cの値を推 定する。 ③ 既知のRを数種類変えて、同じ結果が得られることを確認する。 (6) 既知のRと既知のCを用いて、未知のLを組み合わせたRLC直列共振回 路をブレッドボード上に製作する。 ① Rの両端の電圧が最大となる共振周波数を測定し、Lを計算する。 ② 必要ならば、確認用に異なる既知のCを用いてもよい。 報告や考察の重点項目 以下のポイントに着目して、レポートを採点します。 ① 理論を簡単に説明しているか。(実験で何を調べたか、理解しているか。) ② 実験内容を、簡潔に報告しているか。 ③ 未知のRを求めるために、どのように考え、どんな結果が得られたか報告されて いるか。 ④ 未知のCを求めるために、どのように考えて実験し、どのような結果が得られた か報告されているか。 ⑤ 未知のLを求めるために、どのように考えて実験し、どんな結果が得られたかが 報告されているか。 ⑥ RLC共振回路ではどんな現象が起きているか、考察されているか。 ⑦ RLC並列共振回路では、直列共振回路とどんな点が異なるか。 ⑧ RLC共振回路は、どのような機器に用いられているか。 ⑨ 共振のQ値は、回路のどんな特性を表しているか。 ⑩ 実験全体を通じて感じたことを記載しているか。 -1-
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