生活困窮者自立支援法の現状課題と可能性

★反貧困ネットワーク*第2回子どもの貧困連続講座★
生活困窮者自立支援法の現状課題と可能性
「生活困窮者自立支援法」の施行により、2015 年 4 月から生活困窮者自立支援制度がスタートし
ました。社会保障と生活保護の間の第2のセーフティーネットとしてこの自立支援制度がつくられまし
た。生活保護の手前に新しいセーフティーネットを構築することを目的とした制度です。
厚生労働省は6月30日、生活保護の一歩手前の人を対象に4月から始まった生活困窮者自立
支援制度の実施状況を明らかにしています。貧困家庭の子どもへの学習支援など四つの任意事業
の自治体での実施率はそれぞれ2〜3割で、低い段階にとどまっています。任意事業の実施率は、
学習支援33%▽就労準備支援28%▽家計相談支援23%▽一時生活支援19%という状況です。
生活困窮者自立支援制度がスタートして5ヶ月が経過するなかで、現段階の自治体毎の支援事業
の実際と自治体間格差など含め、現状を明らかにしながら、地域での実践含め、支援法の可能性と
課題を改めて整理し、私たち社会に求められることは何か、具体的に何が出来るのか学びあいます
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【日時】 2015年9月 10日(木) 18:20~20:45
【場所】 パルシステム連合会東新宿本部 2F 大会議室
●講師紹介
大西 連さん(特定認定法人 自立生活サポートセンター・もやい理事長- 新宿)
NPO 法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。新宿での炊き出し・夜回りなど
のホームレス支援活動から始まり、主に生活困窮された方への相談支援に携わる。
また、生活保護や社会保障削減などの問題について、現場からの声を発信したり、政
策提言している。
鈴木和樹さん(NPO法人 POPOLO(ポポロ)事務局長-静岡県富士市)
NPO 法人 POPOLO(ポポロ)事務局長。主な活動内容は、生活・労働の相談、一時
的な宿泊の提供(ポポロハウス)など。他に、POPOLO が中心となって、「フードバンク」
という食糧支援も行っている。新制度の開始によって、任意事業である「一時生活支援
事業」を静岡県内の 7 市(富士・三島・沼津・富士宮・藤枝・島田・掛川)と共同で行う。
大西さんからは、「生活困窮者自立支援制度」の概要を知る事、東京の自治体調査から解った自治
体毎の支援状況から支援が外れたり、不充分な課題をホームレス支援や生活保護関連など「もやい」
の豊富な実践経験の立場から分析します。
鈴木さんからは、NPO 法人 POPOLO の活動から全国で唯一の静岡7市町村の広域連携による一時生
活支援事業の実施を担う実践報告を頂きながら、生活困窮者自立支援法の可能性と課題を改めて整
理し、私たち社会に求められることは何か、具体的に何が出来るのか報告頂きます。
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【主催】
反貧困ネットワーク*子どもの貧困連続講座PT
【参加費】
【問い合わせ】
無料
パルシステム生活協同組合連合会
〒169-8527 東京都新宿区大久保 2-2-6 ラクアス東新宿
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