第2回 開発環境のインストール Processing で Android アプリを開発するためには,Processing と Android-SDK や各種ラ イブラリーをインストールする必要があります。 以下では,一般的な手順について説明しますが,ダウンロードするデータサイズが大き いので,授業では 2.2.で説明する手順に従ってインストールします。 1. 必要なソフトのダウンロード 1.1. Android-SDK サイト http://developer.android.com/sdk/ へアクセスして,下のようなページを表示 します。※クラスウェブのリンク集にリンクがあります。 1 下 に ス ク ロ ー ル し て ,「 SDK Tools Only 」 の 中 の 赤 枠 内 の リ ン ク [android-sdk_r24.3.4-macosx.zip]をクリックします。 次に表示される文章を読み、下の「I have read and agree with the above terms and conditions」にチェックをし,表示されているボタン[DOWNLOAD ANDROID-SDK ...]をクリ ックし,ファイルをダウンロードします。 2 ① ダ ウ ン ロ ー ド が 終 了 し た ら ,「 ダ ウ ン ロ ー ド 」 内 に あ る 解 凍 さ れ た フ ォ ル ダ 「android-sdk-macosx」を「アプリケーション」フォルダに移動します。 1.2. Processing サイト「http://processing.org/」 へアクセスして,次の図のようなページを表示し ます。 3 リンク「Download Processing」をクリックして,ダウンロードサイトに移動します。す ると,下のようなページが表示されます。 表示されたページでは,「No Donation」にチェックをして,リンク「Download」をクリ ックします。すると,次のようなページが表示されます。 4 赤枠で示した [MAC OSX]をクリックしダウンロードします。 ダウンロードした Zip 形式ファイルは自動的に解凍されます(解凍されない場合は,ダ ウンロードされたアイコンをダブルクリックしてください)。「ダウンロード」フォルダか らアプリケーションファイル「Processing.app」を選択し,android-SDK と同様に「アプリ ケーション」フォルダに移動させます。 2. インストールと設定 ダウンロードしたファイルを以下の手順でインストールします。 2.1. Android-SDK 「アプリケーション」→「android-sdk-macosx」→「tools」→「android」をダブルク リックし, 「Android SDK Manager」を起動します。 このとき,次のようなメッセージボックスが表示されるので,ボタン[開く]をクリック します。 5 OS のバージョンによっては,次のようなメッセージが出ることがあります。そのときに は,ボタン[OK]をクリックし, 「システム環境設定」を開いて,「セキュリティとプライバ シー」をクリックします。 6 下のようなウィンドウが表示されるので,赤枠で示したボタン[このまま開く]をクリッ クすると実行できます。 初期のインストールのままでは,Android アプリを作成することは出来ません。ここで, 開発に必要なパッケージをインストールします。そのためには,「Android SDK Manager」 が外部サイトにアクセスする必要があるので,Proxy を設定します。 メニューバーの「Android SDK Manager」をクリックし, 「Preference...」を選択します。 7 表示されたダイアログボックス「Android SDK Manager - Settings」で下の図のように 「Proxy Settings」を設定し,ボタン[Close]をクリックします。 8 追加でインストールするパッケージは下の図で「Installed」になっているものです。最 低限これらを選択してください。続けて,ボタン[Install ## packages]をクリックします。 9 下の図のようなダイアログボックスが表示されるので,左側の項目「Android SDK License」 を選択した後,項目「Accept License」を選択し,ボタン[Install]をクリックします。 インストールにしばらく時間がかかります。「Android SDK Manager」の一番下のバーグ ラフがフルになったら,終了です。 「Android SDK Manager」を終了させます。 2.2. 授業での準備の手順 授業では,ダウンロードやインストールに時間がかかるので,あらかじめ必要なファイ ル「ProcessingTools.zip」をコピーします。コピーしたアーカイブファイルを解凍し,そ の中にあるアーカイブファイルを再び解凍します。 10 すると,次のようなファイルやフォルダが現れます。 まず,ファイル「Processing.app」とフォルダ「android-sdk-macosx」をフォルダ「ア プリケーション」に移動またはコピーします。 ※「Processing.app」は,Dock にコピーしておくと,毎回の起動が楽になります。 2.3. Processing Processing を一度起動します。このとき,以下のようなメッセージが表示されたら,ボ タン[開く]をクリックして,起動します。 11 その後,次のようなメッセージが表示されるので,ボタン[Get Started]をクリックしま す。すると,Processing が起動します。 12 ここで,一端終了させます。すると,フォルダ「書類」の中に,フォルダ「Processing」 が作られています。このフォルダを開くと,以下のようなフォルダが作られています。 先ほど解凍したフォルダのうち,フォルダ「Ketai」と「minim」はフォルダ「libraries」 にコピーまたは移動します。フォルダ「AndroidMode」はフォルダ「modes」にコピーまた は移動します。 次に Processing を起動します。すると,右上にある「Java」と表示されたモード切り替 えボタンから Android モードを選択できるようになります。Android アプリを開発するに は,Android モードに切り替える必要があります。 このとき,下のようなメッセージボックスが表示されるので,ボタン[Locate SDK path manually]をクリックし,Android SDK の場所を指定します。 13 次に,android-SDK をインストールした場所を尋ねるダイアログボックスが表示されるの で,次の図を参考にして,アプリケーションフォルダ内のフォルダ「android-sdk-macosx」 を選択します。 14 次に Processing の編集エリアで,下の図のようなテキストを入力し,Shift キーを押し ながら実行ボタンをクリックします。 15 自動的に Android のエミュレーターが起動しますが,場合によっては次のようなメッセ ージが表示されて,エミュレーターが起動しない場合があります。 この場合は,ボタン[OK]をクリックし,メッセージウィンドウを消します。このエラー は,エミュレーターの設定がうまくされていないときに表示されます。 ここで,メニューバーの Android→Android AVD Manager を選択して,Android AVD Manager を起動させます。 16 表示されたウィンドウから,ボタン[Create…]をクリックして,エミュレーターの設定 をします。 下の図を参考に設定値をセットして,ボタン[OK]をクリックします。次に設定の一覧を 示すウィンドウも表示されるので,同様にボタン[OK]をクリックします。 最後に Android AVD Manager も終了し,一端 Processing を終了し,再び Processing を 起動し,先ほどのプログラムを入力し,エミュレーターで実行します。 エミュレーターの起動途中で,以下のようなエラーメッセージが表示されます。これは, エミュレーターの起動が完了するのに時間がかかるので,時間切れのエラーが表示された のです。 17 エミュレーターは,しばらくすると正しく起動するので,先にエミュレーターの設定を しておきます。 下の図のように完全にエミュレーターが起動したら,画面右下のボタン[OK]をクリック します。 18 次に,画面下中央にあるアプリケーション表示アイコンをクリックします。 19 表示されたアイコン群の画面を左にドラッグしてから「Settings」をクリックします。 20 次に表示されたリストから「Language & Input」をクリックします。 21 次に表示されたリストから「Japanese IME」にチェックを入れた後, 「Language」を選択 します。 22 次に表示されたリストから「日本語」を選択します。これでエミュレーターが日本語に 対応しました。 23 Processing で,もう一度 Shift キーを押しながら実行ボタンをクリックします。 今度は,下の図のような四角形がエミュレーターに表示されます。これで,開発環境の 整備が完了しました。 24
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