木曽三川公園・鈴鹿青少年センター - kameyama

亀 山 東 小 学 校 HP
H.27年6月26日
文責:校 長(佐藤)
木曽三川公園・鈴鹿青少年センター
このところずっと梅雨らしい雨が降ったり止
んだりの天気が続いていましたが、亀山東小学校
は、これまでのところ、天気には恵まれてきまし
た。今回もズバリ的中でした。6月24日(水)は、朝から薄日が差
す天候となりました。
5年生児童全員そろって、8時30分に木曽三川公園へ向けて出発
をしました。今年度は、社会科の学習を兼ねて、木曽三川公園へやっ
てきました。展望タワーに登ると、360度の景色が一望できました。
このあたりは、昔から土地が低い輪中地域です。展望タワーから見ると、
大きな長良川と木曽川にはさまれた低い土地に、住居が並んでいます。
明治初期までは、川が氾濫すると、田畑や家屋、そして生命も犠牲にな
ることが多かったのです。明治初期に、大きな強い堤防を築くことで、
そのような危険から人の暮らしが守られるようになりました。
次に、輪中の農家を見学しました。農具小屋、母屋、水屋に分かれています。母屋には、特徴があり
ます。玄関先に、
「上げ舟」と言って、洪水になったときに、その舟を使って脱出できるように備えてあ
るのです。また、家屋の南北に障子が入っていて、風通しと採光のよ
さが考えられています。多くの人が集まることができる田の字型の間
取りとなっています。ちょっと変わっているなと思ったのは、「上げ
仏壇」です。1階にある仏壇が、水害の時に、てこを利用して、2階
につり上げられるように工夫されています。ご先祖様を大事にしてい
る心が感じとれます。
最後に、母屋の隣の水屋に行きました。石段が積まれていて、母屋
の二階以上の高さに匹敵します。水害から大事なものを守るために建
てられています。米俵をはじめ、暮らしに必要な物資と、仮住まいが
できる小部屋もあります。子どもたちは、見たこと、聞いたことを熱
心にメモに取っていました。
お昼の時間が来ました。広い公園でお弁当を食べました。あまり休
み時間はありませんでしたが、遊具で遊んだり、お話をしたりして過
ごしました。このころになると、晴れ間が広がり、ぐんぐん気温が上が
ってきました。
昼食後は、一路、鈴鹿青少年センターをめざしました。午後1時半ご
ろに到着しました。入所式で、実行委員さんが宿泊研修のめあてを話し
ました。各班で宿泊する部屋に荷物を運び入れて、夕食の準備に取りか
かりました。天気もいいので、これからの活動も予定通りできそうです。
私たちは、主に3階宿泊棟を利用します。(鈴鹿市立若松小学校6年
生も、利用していまして、主に2階宿泊棟を利用します。)
5年生児童を15班で編成し、それぞれの班には、実行委員さんを
はじめ、かまど係、食材・食器係、道具係、ご飯・お茶係がいます。
自分の仕事を責任持ってやることが、この野外炊飯のめあての一つで
もあります。どの班もご飯とカレーが上手にできました。ほとんどの
班が残さず食べきることができ
ました。作るとき以上に難しいのが、食器・道具洗いと片付けです。
ここのセンターは、その厳しさでは定評があります。少しの汚れやす
すも見逃してはくれません。
さて、全て片付けが終了しましたので、キャンプファイアーの時間
です。日が遠く西の空に沈みかけたとき、
『火の神』が出現しました。
「みなさんに火の偉大さを伝えよう。地球上で、人だけが、火を使
うことができた。火を使うことで、獰猛な獣から身を守り、寒さか
ら暖をとり、食物を加工することをなしえた。その後も、暮らしを
豊かにし、文化や文明を発展させた。そんな偉大な
火のうちで、今日は3つの火を授けよう。『友情の火』『正義の
火』
『希望の火』だ。
」
火の神から3つの火を授かった亀山東小学校のキャンプファイア
ーは、明るく火柱を立てて燃え盛りました。集団ゲームをしたり、
歌を歌ったり踊ったりして過ごしました。最後に、「マイムマイム」
でみんなが盛り上がりました。子どもたちがしっかり練習してある
のがよくわかりました。
キャンプファイアーのあと、部屋に戻って、8時ごろから順番に
風呂に入りました。男子も女子も、1クラスごとに入りました。反
省会をして、就寝時刻(10時)を迎えました。消灯ですので、も
う部屋からは出られませんし、部屋の中で騒ぐこともできません。
部屋の前の廊下をそーと通ると、小さな話声のする部屋もありました
が、次の見回りのときには、どの部屋も静かになっていました。
朝、5時ごろになると、ごそごそと部屋の中から物音が聞こえてき
ました。使ったベッド、部屋の片づけや身の回りの整頓をして、朝の
集いを行いました。その後、朝食を食べました。ここでの食事は、す
べてビュッフェスタイルとなって
います。
朝食後、部屋の大掃除、廊下、トイレ、流し場など、使ったとこ
ろはすべてきれいにしました。荷物をまとめて、部屋を移動し、創
作活動『焼き杉』体験をしました。できあがった作品は、後日届き
ます。
最後の活動は、レクレーション。大縄、ドッジボール、つなひきな
どをして楽しみました。退所式では、自分たちで反省をし、褒められ
た所はこれからも伸ばし、注意されたことは、自分たちが今日から努
力して直していくようにしたいです。昼食を取って、お世話になった
鈴鹿青少年センターを後にしました。
この二日間の思い出はきっと、忘れられないかけがえのない思い出
になることでしょう。そして、この二日間で学んだことを、今後の学
校生活で活かしてください。