ご挨拶 2007年(平成19 年)4月に住宅金融公庫から住宅金融支援機構に組織が生まれ変わり、住 宅金融支援機構として発行を行ってきたMBS(資産担保証券) は、2015 年(平成 27年)8月に 第100回債を迎えました。 これまでの長きにわたり機構MBSを継続的にご購入いただいている投資家の皆さま、並びに機 構MBSの起債運営に多大なご尽力をいただきました証券会社、事務受託会社及び格付会社等 の皆さま、心より感謝申し上げます。 機構MBSは、全期間固定金利の住宅ローンをご希望されるお客さまのニーズにお応えすべく、 民間金融機関と提携して提供する全期間固定金利の住宅ローン「フラット35」の資金調達のた めに証券化手法を活用して発行する債券でございます。 第 100 回債の発行を終えて発行総額は15 兆 2,052 億円、住宅金融公庫時代のMBSを含める と20 兆 6,052 億円に達し、日本の証券化市場においてベンチマークとしての評価をいただくま でに至りました。 今後の証券化市場を取り巻く環境は日々変化するものと思われますが、フラット35の資金 調達を安定的に行うとともに、ベンチマーク性を高めることを通じて日本の証券化市場の発展 に貢献できるよう、起債運営に精一杯努めてまいります。 今回「住宅金融支援機構MBS第100回債までの歩み」という特集を企画し、投資家さま、起 債運営のご関係者さまからご寄稿いただきました。また、第100回債までを振り返りつつ、公庫・ 機構起債担当部室長が当時の出来事を紹介し、その際にお世話になった方々に感謝の気持ちを 伝えております。 第100回債までの起債運営を踏まえ、次の第200回債に向けて投資家さまをはじめ、市場関 係者の皆さまのご期待に応えられるように、役職員一丸となり、より一層の努力を重ねて参ります。 独立行政法人 住宅金融支援機構 副理事長 安齋 俊彦 9
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