2014 KEYAK! 12月号

KEYAK!
12月号
先日、インフルエンザの予防接種に行って参りました。ただでさえ病院嫌いなのに、元気
なのに病院へ行くのは勇気がいりますね。風邪やインフルエンザは急に蔓延しますので、体
調管理と予防を心がけて下さい。子どもたちは特に、寝不足等の生活リズムの狂いが体調を
崩す原因です。と言いながら私自身これから寝不足を含む生活リズムを狂わせにかからねば
なりません。なぜならば・・
さっそく年長さんの「こどもかい」の回覧用 DVD を作成しました。回覧用は固定カメラ
の映像なので、園長の立場的には全てが見渡せるので、DVD を作る苦労と引き換えに参考
になることも多いです。保護者の方々の表情に加えて、今までのクラスごとの過程と、子ど
もたちのガンバリや今までの担任の苦悩までひっくるめて観ている次第です。
まだ年長さんしか当日を迎えていませんが、ご覧になった方は子どもたちのどの部分を見
ているのでしょうか。もちろん自分のお子様メインが一番だとは思いますが、もう少し深く、
そのお子様のどの部分をご覧になっていたのでしょうか。発言の部分でしょうか、表現の仕
方でしょうか、協調性の持ち方でしょうか。人によって見るところ、つまり視点が変われば
意見も見方も少なからず変わってくるものです。自分の子が、つい調子に乗ってふざけてし
まった部分に焦点をあててしまえば、おのずとよい評価はできなくなってしまうでしょう。
しかし、周りの他の人から見れば、場を盛り上げようとしてそうなったと解釈する人もいる
でしょう。見えているものの見方、捉え方によって考え方も変化します。これからこどもか
いを迎える年中さん年少さんたちも、どの部分を見るかによって、
「いいところ」は必ず見え
てきます。いろいろな視点で楽しんでいただければと思っております。
ちなみに、私の視点(Enchou’s eye)は何ぞ、と言われれば、子どもたちはこの取り
組みを通して「何を学んだのか」ということです。この答えはひとつではありません。それ
ぞれの子どもたちが何を学びとったのか。それは先生に教えられたことなどではなく、その
子が無意識のうちに胸の中にインプットしたことや芽生えたものなのです。「あそびから学
ぶ」という意味と全く同じです。これらは非認知力と呼ばれるもので、テストで計れない力
のことを指します。やりたい・やってみようという好奇心や探究心、持続力、協同する心、
集中力、適応力、課題解決に必要な思考力、判断力、表現力、学ぶ意欲や態度。のちの学習
意欲につながるものということができます。将来の仕事や社会生活におけるモチベーション
といったところにまで広げることもできると思っています。入園説明会等でもお話ししたこ
とですが、それだけ幼児期に身に付く感覚は大切なものと胸に秘め、この子はこういうこと
に気が付くんだなぁ、あの子はあんなに周りが見られるようになったのか、このクラスの子
たちはこういうところが育ってきてるな~などと感心したりしています。それをうれしく感
じるとともに、もちろん課題だって発見します。子どもたちのも先生のも!? あ、もちろん
私自身の反省材料もその倍以上ありますが・・(ToT)/
ともあれ年長の保護者の皆様、こどもかいありがとうございました。年中少の保護者の皆
様、こどもかいへのご協力よろしくお願いいたします。
今月はつれづれなるままに書いてしまったので「今月のねらい」は割愛させていただきま
す。ご了承ください。