消費税転嫁対策室コラム ご挨拶に代えて(426KB)

消費税転嫁対策室コラム
ご挨拶に代えて
消費税転嫁対策室
TEL:082-205-5337
9 月 10 日付で消費税転嫁対策室長を拝命しました神田と申します。よろしくお願い申し上げます。
従来このコラムでは、消費税転嫁に係る情報提供をさせていただいていますが、今回は着任に際し感
じたことなど、ご挨拶を兼ねまさにコラム的に述べさせていただきます。
いきなりですが、
「474」
。何の数字かおわかりでしょうか。答えは後ほどとし、まず
着任にあたり、思い浮かんだことなどを幾つか。
前職では地域資源や創業を担当しており、「消費税」を深く考える機会が
ありませんでした。毎朝乗る電車、通勤途中で寄るコンビニの珈琲・・・あらためて
考えるまでもなく、消費税は「消費一般に対し広く公平に負担を求める税」として
日々の生活に密着しています。
そこで思い浮かんだのが、私は何を多く消費しているのかということでした。
私自身の分析結果はさておき、一般的にはどうかと「家計消費支出統計の支出構成比(H25 年度・世
帯)
」を見てみると、最も多いのは「食料品」で23%、次いで「交通・通信」が14%、
「教養・娯楽」
が10%、
「光熱水料」が8%の順でした。ちなみに「こづかい」は3.8%となっています。皆様、
ご自身と比較していかがでしょうか。
もうひとつ気になったのが「転嫁」という漢字
です。そもそもなぜ「嫁」なのかなど、漢和辞典
など引っ張りだしたりしましたが、漢字の由来は
諸説あるようです。法律用語としても珍しいと思
ったのですが、「エネルギー供給構造高度化法」
「容器包装リサイクル法」でも同じような意味合
いで使用されていました。
消費税転嫁対策室
旬レポ中国地域
2014 年 11 月号
当室の業務はまさにこの「転嫁」が柱です。
中小企業・小規模事業者を始めとする多くの
経営者の味方となるべく、消費税の価格への
転嫁についての相談を受けたり、あるいは事
業者に指導に出向いたりという活動を、通称
「転嫁Gメン」と呼ばれる25名の消費税転
嫁対策専門官を配置して実施しています。
ミーティングの様子
さて、消費税率引き上げから7ヶ月が経過しました。消費税への意識は消費者、事業者それぞれの立
場で異なると思いますが、毎月実施している中小企業庁のアンケート結果によれば、事業者間取引では
82%が、消費者向け取引では73%の事業者が「消費税は全て転嫁できている」
(9 月調査)と回答し
ています。
経済産業省では、全国474名の転嫁 G メンが、引き続き消費税の「転嫁」が円滑に進み、より多く
の事業者の方に「全て転嫁できている」と回答していただけるよう、更なる監視・取締り及び相談対応
等に積極的に取り組んでまいります。
私も今後各現場に出かけ、事業者様のお話を伺いたいと考えていますが、中小企業・小規模事業者な
ど事業者の皆様におかれましても、当室には昨年 10 月より様々な事例に対処してきた転嫁Gメンが揃
っていますので、消費税の転嫁に関してご相談或いはセミナー等での説明のご要望などがあれば、気軽
に当室までご相談ください。
最後に、従来のこのページは当室の転嫁Gメンが担当し、絵図も多用して読みやすく消費税に関して
の情報提供をしています。本年1月号から掲載していますので、これまでの号を是非一度読んでいただ
くとともに、来月以降もご覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
「474」が何の数字かお分かりになりましたか?
中小企業庁と各地の経済産業局に所属している転嫁 G メンの人数
でした。
中国経済産業局消費税転嫁対策室は、新室長のもと、さらに事業
者の皆様に寄り添えるようまい進していきます。
旬レポバックナンバー
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