朝食の効果 - dnet|共立メンテナンスのドーミー

効果には諸説あります
朝食の効果
朝食を食べると、脳の唯一のエネルギー源であるグルコース(グリコーゲンともいいます。)
が体内でつくられ、学習能力や集中力、作業能力に関する活動に活かされます。
・学習能力が UP
朝食を摂取する場合としない場合で、図形の空間配置の記憶を呼び戻す時間に差が
生じるかどうかの実験を実施。結果、単語発想、空間記憶において反応を要する時間が、
摂取しない場合は、摂取したときと比較して 1.4 倍の時間を要することがわかりました。ま
た、朝食摂取率の上位にある都道府県の学校において学力が高いう結果がでています。
出典:『科学が証明する新朝食のすすめ』香川靖雄著(女子栄養大学出版部)
・集中力が Up
運転シミュレーターを使って110km の走行実験をしたところ、朝食を摂った人よりも
摂らなかった人のほうが5倍の確率で交通事故が起きました。集中力維持に不可欠な
グルコース不足により脳が栄養を摂る指示を出すようになり、注意力が散漫するようです。
出典:『科学が証明する新朝食のすすめ』香川靖雄著(女子栄養大学出版部)
・不登校防止(保健室登校の防止)
朝食摂取率が 25%の高校の生徒に朝食を摂らせる取組みを始めたところ、保健室登
校※の生徒を約 40%に激減させることに成功しました。
朝食を摂ることにより身体を陰で支えている神経や内分泌器官を安心させることにつな
がっているようです。
※保健室登校・・・児童・生徒が学校には登校するものの、教室でなく代わりに保健室で過ごすこと
出典:『科学が証明する新朝食のすすめ』香川靖雄著(女子栄養大学出版部)
・イライラせず、キレない性格
アメリカの学校の調査で部分的に朝食給食を摂っていた学童は、欠食の学童と比較し
て問題行動が少なかったという結果がでました。遅刻、欠席も朝食摂食によって減る等、
朝食の有用性を認めたアメリカは「米国は国際競争に打ち勝つために教育が必要であり、
学校給食は学童の教育の最良の方法である」との見解をだし、国策として給食を導入しま
した。
出典:『科学が証明する新朝食のすすめ』香川靖雄著(女子栄養大学出版部)
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朝型の生活習慣の効果
効果には諸説あります
・授業中の居眠り防止
学生会館入館学生とアパート・マンション居住学生に授業中、居眠りをした経験をそれ
ぞれアンケート※で聞いたところ、「学生会館」はい 30%・いいえ 70%、一方「アパート・
マンション」はい 80%・いいえ 20%という結果が出ました。また、学生会館入館学生はほ
ぼ毎日朝食を摂っており、アパート・マンション居住学生は殆ど朝食を摂っていませんでした。
朝食を摂るために早起きすることにより、知的活動も体温も昼ごろに最高になり、日中の眠
気が起きにくいといわれています。
※株式会社共立メンテナンス調べ
出典:『科学が証明する新朝食のすすめ』香川靖雄著(女子栄養大学出版部)
・ストレスに耐えられる性格
ストレスに耐えられるホルモン(コルチコステロイド)は朝に多く分泌されます。「夜更か
し朝寝坊タイプ」よりも「早寝早起きタイプ」の人のほうが朝の分泌量が高いというデータがあ
ります。特に朝 4 時から分泌され、朝 9 時頃にピークを迎えます。そのため、朝は苦手分野
にも前向きに捉えることができるので、勉強に一番向いている時間帯は朝の時間帯が適して
います。
出典:『夜更かしの脳科学』神山 潤著(中公新書ラクレ)
・目先の利益よりも将来利益を優先する思考
神経伝達物質のセロトニンの量が少ないと長期的な報酬(将来利益)よりも短期
的な報酬(目先)を選びがちとなります。セロトニンは、早起きして朝日を浴びることでセ
ロトニンの量が増え、夕方に働きが弱まるそうです。このことからも夜間に将来のことを考える
よりも朝早い時間帯に考えるほうが良いでしょう。
出典:『夜更かしの脳科学』神山 潤著(中公新書ラクレ)
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