しがだい42_p.4-5 特集

特集 同窓会が関わる学生支援
教育学部同窓会 は母校の発展を支援します!
りょう
すい
かい
陵 水 会 による在学生へのサポート
「陵水会」は旧制彦根高商以来の滋賀大学経済学部卒業
■就職活動支援
生・大学院修了生等全員の同窓会です。母校の教育・研究へ
●陵水懇話会
の支援において、非常に強い結束力を持つ同窓会として社
陵水懇話会は、
会からも高く評価されています。
昭和51年11月に
「在学生と陵水会
学生の皆さんには目に見えにくいと思いますが、教育学部
す。具体的には、研究会助成では、
これまで長年に亘って継
今回は、陵水会の在学生への支援活動を中心に紹介します。
同窓会は、①会員相互の絆を深めると共に教育上の裨益を
続されている化学研究室主催の「フラスコ研究会」や教育研
■陵水奨学金の給付
図ること、②母校の発展のために支援すると共に後輩の養成
究室主催の「ペスタロッチ研究会」の活動を支援しています。
平成22年度、当時の経済状況の悪化や教育費負担の増
して、当 時、卒 業
に尽力することを目的として活動しています。
また、国際交流協定大学の学生との交流活動を支援したこと
加に鑑み、
「陵水奨学育英制度」を設置しました。
この制度
後25年目を迎えた大学第1回卒業生有志が世話人となり
事業として、
まず県内を7地区に分け、琵琶湖を巡回するよ
もあります。物品購入としては、大学祭やその他イベントに活
では1人あたり月額20,000円の給付型の奨学金を支給し
発足しました。以後、毎年卒業後25年目を迎える卒業生
うに毎年一回の総会(議事、記念講演、懇親会)を開催してい
用できるテント数張り、学習指導要領改訂に対応する全教科
ています。平成26年度までに延べ56人の学生が奨学金を
が順に当番を務めています。
ます。また、同窓会意識の高揚を図るために、会報及び会報
の指導書、
「栗東教育実習」で駅から実習校への通学に使用
受給し、17名が学窓を巣立っていきました。
発足36年目を迎えた平成26年は、大学36回卒の陵水
誌の発行、県内外支部活動・同年会の補助、同窓会員の研究
する自転車数台、
さらには校舎美化に向けた床洗浄機ポリッ
活動の助成等を実施しています。
シャー及 び 掃 除 用 具ロッ
経 済 学 部 に は、陵
象に、就職活動の仕方のほか企業・業界の情報提供な
在学の皆さんに直接関わる事業としては、研究会助成、滋
カーを、ここ数年間に購入
水会が平成17年度か
どについてアドバイスをしました。
賀大学大津サテライトプラザ維持運営補助、同窓会入会(卒
致しました。教育活動の充
ら実施している「リー
業)歓迎費の補助、物品購入などの後援活動を行っていま
実に向けてこれらを有効に
ダーシップ論」という
税理士、公認会計士を目指す学生のために、毎年、卒
活用していただきたく存じ
授業があります。企業
業生で組織する陵水会計人会の会員により、
この業界の
ます。他にも、教員採用試
等の第一線で活躍さ
業務等の基本的事項の説明や資格取得についての個
れた陵水会員が講師
人相談の機会を持っています。
ひ えき
員との交流会」
と
■陵水協力講義
験合格に向けて実施され
第36回陵水懇話会
会員がこれから社会に羽ばたこうとする現役3回生を対
リーダーシップ論
●陵水会計人会学生説明会
●女子キャリアガイダンス
ている「教職実践論Ⅰ・Ⅱ」
となり、それぞれの体験を踏まえ、
リーダーとしての心構え
の講師を同窓会員が担当
等について講義をします。
最近の女子学生の増
し、教職を志す後輩の養成
また、平成25年の学部創立90周年記念事業の一つとし
加に伴い、その就職活動
校舎美化の切り札 床洗浄機
て
「陵水教育振興人材バンク」制度を設立しました。
この制
の在り方や就職後の心構
大学を卒業すれば誰もが同窓会の一員になるわけです
度は、実践的で高度な教育を推進するため、各界で活躍さ
え・問題点などについて、
が、現役の頃から少し同窓会の活動に眼を向けていただき、
れた(活躍されている)有能な陵水会員諸氏を人材バンク
平成24年度から先輩女子
皆さんとの絆を深めていければ幸甚です。
に登録し、陵水会と経済学部とが連携して現役学生の指導
会員の体験談を聞く機会
に尽力しています。
こう じん
に当たる体制を確立し、設立初年の平成26年度は、8名の
し が さい
「紫雅祭」で活用されているテント
陵水会員が講義を担当しました。
■専門演習(ゼミ)支援制度
女子キャリアガイダンスでの懇親会
を設けています。
●若手卒業生による就活相談会
就職活動中の母校の学生に対し、就職して間もない
専門演習いわゆるゼミに対しても陵水会の支援があり
若手卒業生が自主的に就活の在り方や就職後の心構え
ます。一つは「企業研究訪問」に対する助成です。
これは、
について相談に乗る機会があります。
こうした活動にも
ゼミの一環として企業を訪問し、実際の企業活動に触れ企
数年前から陵水会がその経費の支援をしています。
業研究を行う場合に、その交通費を援助します。
「栗東実習」で使用している通学用自転車
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後輩学生を指導する溪逸埜講師
もう一つは、
「ゼミ特別講師招聘」に対する援助です。ゼ
陵水会は、今後も将来
ミに陵水会員等の特別講師を招聘する場合に、講師の旅
に夢を持つ有為な人材を
費を支給しています。
育てるため、さまざまな
毎年、いずれの制度にもゼミ担当教員から多数の応募
修学支援に取り組んでい
があります。
きます。
陵水奨学金受給学生と理事長等の懇談会
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