レポート - 小林製薬

青 い鳥
株主様への
お知らせ
レポ ート
98
第 期(2016年3月期)中間期
2015年4月 1 日~
2015年9月30日
証券コード 4967
2016年中間期の業績は増収増益で着地
通期連結決算予想を上方修正
国内外ともに業績が好調に推移
海外の売上げや春の新製品等が寄与
当中間期の当社の業績は、売上・利益(営業利益・経常利益・当期純利益※)と
もに好調に推移し、前年実績・公表予想を大きく上回りました。好調だった主な要
因は以下の4点になります。
※当期純利益:親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益
①海外売上げの伸長
②春の新製品の寄与
③消費増税の反動減からの回復
④インバウンド需要※による底上げ
※インバウンド需要:訪日外国人の需要
〈好調だった主な海外製品〉
米国のカイロ
〔HOT HANDS〕
中国のカイロ
〔暖宝宝〕
シンガポールの熱さまシート
〔KOOL FEVER〕
香港のアンメルツ
〔安美露〕
〈好調だった主な春の新製品〉
代表取締役社長
Sawaday 香るStick
パルファム
〈連結財務ハイライト〉
売上高
中間
(前年同期比)
(億円)
1,500
1,200
8.6%
通期
1,215
1,272
582
582
1,283
1,365
(予想)
300
0
2013年
3月期
2014年
3月期
経常利益
中間
(億円)
200
585
2015年
3月期
635
2016年
3月期
9.2%
通期
(前年同期比)
186
187
188
189
(予想)
192
(予想)
181
179
82
86
79
93
2013年
3月期
2014年
3月期
2015年
3月期
2016年
3月期
169
50
0
親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益
中間
10.2%
通期
(前年同期比)
(億円)
150
121
123
124
133
(予想)
88
2013年
3月期
88
2014年
3月期
84
2015年
3月期
91
2016年
3月期
60
71
30
0
方修正いたしました。今後も、
「新製品の開発と育成による新市場創造」と「成長
事業への積極的な投資」を継続していくことで、通期目標を達成してまいります。
選択と集中を加速
株式会社メディコンの全株式を譲渡
当社は経営の選択と集中の観点から、2015年11月2日、米国C.R.Bard社との
合弁契約を友好的に解消し、当社が保有する株式会社メディコンの全株式を譲渡い
たしました。
今後、当社は医薬品・日用品等の事業に集中してまいります。
中間配当を増配、17期連続増配を見込む
当中間期の1株当たりの配当金を48
90
100
0
(前年同期比)
100
120
150
50
17.9%
通期
150
900
600
(億円)
200
円とし、前年同期より4円増配いたしま
59
54
60
した。 期末の配当金予想(46円)と
合わせると、通期では94円となりま
2013年
3月期
ナットウキナーゼEX
上記の主な要因で業績が好調だったことを踏まえ、今回、通期連結決算予想を上
営業利益
中間
Sawaday PINKPINK for CAR
2014年
3月期
2015年
3月期
2016年
3月期
す。これにより、17期連続増配を見込
んでおります。
29.5
90
46
28.8
(通期予想)
94(予想)
46
(予想)
44
48
2015年3月期
2016年3月期
配当性向
(%)
期末
(円)
中間
(円)
91億67百万円
営業利益
事業ごとの概況
7.9%増
2016年3月期
中間期
0
5
0
インバウンド需要の上期
の推計額は23億円
海外のインターネットサイトで当社製品が紹介さ
れたことがきっかけとなり、
「サカムケア」
「アンメ
ルツ」等の売上げが大きく伸張しました。訪日外国
売上高
人に人気のそれらの製品について、重点的に増産体
0.4
2015年3月期
中間期
2016年3月期
中間期
600
営業利益
売上高
20
200
-10
0
による売上げの推計額は23億円となり、業績に大
0.0%増 きく貢献しました。
91.6
80
60
2015年3月期
中間期
%増
80
売上高
<売上げの伸びが著しかった製品>
2015年3月期
中間期
40
1 75
海外家庭用品製造販売事業は引き続き好調を維持し
億 百万円減
ています。特に北米と中国のカイロ、東南アジアと中
営業利益
代表
製品
14億17百万円
12.2%増 営業利益
2億75百万円
営業利益
担当
メンバー
全国発売
1 Saiki(販売名:さいきa)(第2類医薬品)
000億円
000億円
売上高
0
△6.9
0.4
2015年3月期
中間期
2016年3月期
中間期
40
0
-10
億
60
44
15
10
5
0.4
2015年3月期
中間期
2016年3月期
中間期
<米国のカイロ生産工場>
40
20
0
△6.9
45
促進してまいります。
0
-5
売上高
1.0
営業利益
-10
2015年3月期
中間期
000億円
000億円
△0.6
その他事業
<中国の熱さまシート生産工場>
売上高
0.0%増
15
10
5
5
0
1.0
△0.6
-5
2016年3月期
中間期
2億75百万円
79.3%増
12.2%増 営業利益
2億75百万円
79.3%増
百万円減
%増
0.0%増
0
0.0%増
-5
2016年3月期
中間期
14億17百万円
10
<通信販売製品一例>
20
39
15
営業利益
億
(億円)
たに導入することで、顧客の定
着化を
60
25
20
20
%減
もに、全製品に「定 期お届け便 」を新
営業利益
(億円)
25
%増
年を上回る広告投 資を行うことによっ
売上高
39
2015年3月期
中間期
百万円増
%増
(前期比)
(億円)
25
45
20
%増
-5
を拡 大しています。下期も継続して前
%増
135.7%)、営業利益は4千万円の黒字となりました。
売上高
5
百万円減
て位置付けており、上 期より広告投資
に売上げを伸ばし、海外売上高は60億円(前年同期比
79.3%増
億
%増
通信販売事業は注
力事業の1つとし
国の熱さまシート、東南アジアのアンメルツ等が順調
売上高
15
10
(前期比)
000億円
20
0
39 95
△66百万円
2016年3月期
中間期
40
0
(60億61百万円)
営業利益
60
0
売上高は前年同期比135%
売上高
11.5 %減
営業利益も黒字化
億
百万円
20
44
営業利益
60
て、新規顧客の獲 得を図っていくとと
20
0
60
60
営業利益
売上高
%減%増
(億円)
25
20
9.5%000億円
営業利益
40
5
海外家庭用品製造販売事業
%増
7億32 百万円増
10
40 (39億95百万円)
0
20
-5
△0.6
0
2016年3月期
中間期
2015年3月期
2016年3月期
中間期 中間期
売上高
35.7%増
15
営業利益
営業利益
200
100
1.0
20
売上高
営業利益
83.6
520
6.3%
60
0
-5
10039
通信販売事業
80
91.6
営業利益
図ってまいりました。その結果、インバウンド需要
400
60 億 61百万円
40百万円
40
83.6
売上高
482
(億円)
120
営業利益
場作りを提案する等、ビジネスチャンスの最大化を
△6.9
0
400
520億95百万円 7.9
営業利益 91億 67百万円
9.6
海外家庭用品製造販売 事業
売上高
制を整えて供給の安定化に努める一方で、訪日外国
百万円減人が多く訪れる店舗では、外国人の母国語での売り
0.0%増
20
(520億95百万円)
売上高
営業利益
000億円
000億円
10
45
482
売上高
000億円
000億円
営業利益
2015年3月期
中間期
15
売上高
売上高
0
40
20
80
営業利益
20
営業利益
1億75
<イメージを一新した「Sawaday」
ブランド>
売上高
82.0
40
44
520
(億円)
25
(億円)
120
売上高
60
0.0%増
%
60
60
600
営業利益
11.5
ターゲットを若年女性に広げ、香りと見た目にとこと
%減
億
百万円
んこだわることで、今後さらにブランドを強化してま
80
(前期比)
60
営業利益
百万円増
%増
2.2%(14億17百万円)
売上高
営業利益
売上高
(億円)
25
営業利益
91.6
営業利益
83.6
販売事業
営業利益
売上高
今年で「Sawaday」ブランドは40周年を迎えます。
いります。
400
100
売上高
営業利益
CAR」等が好調に推移しました。
39 95
△66百万円
482
0.0%増
国内家庭用品製造
80
売上高
7 32
でも芳香・消臭剤の「Sawaday」ブランドの「Sawaday
億
百万円増
香るstick パルファム」、
「Sawaday PINKPINK for
売上高
520
000億円
000億円
(前期比)
(億円)
120
売上高
2015年春に14品の新製品を発売いたしました。中
営業利益
売上高
600
200
今年で40周年を迎える
「Sawaday」ブランドが好調
売上高
35.7%増
60 億 61百万円
40百万円
営業利益
その他事業
000億円
営業利益
%増
億
事業セグメント別
売上構成比
営業利益
9.6%増
売上高
売上高
営業利益
520億95百万円
91億67百万円
60 億 61百万円 35.7
営業利益
40百万円 7 32
通信販売事業
売上高 520億95 百万円
7.9
営業利益
9.6
売上高 39
91億億95
67百万円
百万円 11.5
営業利益
△66百万円 1 75
売上高 60 億 61百万円
35.7
苦戦続くも、注力事業として
引き続き投資を拡大
営業利益
70.0
32
売上高 000
40
百万円
億円
0.0
営業利益 000 億円
0.0
0.0
売上高 39 億 95 百万円
11.5
営業利益
△66百万円 1 75
売上高 14億17百万円 12.2
売上高
国内家庭用品製造販売事業
売上高
9.6%増
主に事業を円滑に行うためのサポート業務を行っています。
0.0%増
2015年
秋の新製品
営業利益
79.3
12.2
14億17百万円
%増
2億75百万円
%増
・乾 燥 を 繰り返 す 肌 を、 内 側 からしっかりと 潤う乾 き のな い 肌 に 導く、
担当
全国発売
メン バー
2 Sawaday
PINKPINK for TOILET
ローションタイプの乾燥肌治療薬です。
・ヘパリン類似物質 等の有 効成分が 肌内部の乱れた保 水構造(ラメラ構
・香水ビンのようなキュートなデザインと女子が大好きな甘くて華やか
造)を正常にし、肌の保水力を回復します。
な香りで、心地よいトイレ空間を作ります。
・濃厚なオイル系消臭香料で、トイレのイヤなニオイをすっきり消臭し
Pick
up!
薬粧品事業部
マーケティング部
外用剤グループ
亀井 枝里子
ます。
Pick
up!
担当者から一言
Saiki(さいき)は、
「顔等の乾燥肌をスキンケアではなく医薬品で治す」という新しい
発想の乾燥肌治療ローションです。
特にこだわったのは、医薬品としての効果と化粧品のような使い心地を両立す
ることです。
試行錯誤を繰り返し、起案から5年かけて発売に至りました。Saiki( さいき)
には日本初の処方を採用しており、現在特許出願中です。
今までのスキンケアでは対処しきれなくなってきたと感じる方に、ぜひお試しい
ただきたい製品です。
エタニティ
ガー ル
エンジェル
シャボン
30 g
ウェディン
グ
フラワー
日用品事業部
マーケティング部
芳香・消臭剤グループ
木村 隆晴
担当者から一言
「Sawaday PINKPINK for TOILET」は、香り
もデザインもとにかく「キュートさ」にこだわって
開発しています。
若年女子に絶大な支持を頂いている「Sawaday
PINKPINK」シリーズ(部屋用・車用)は、初年度売
上げが20億円※を超えるヒットブランドとなりました。
今後もどんどんラインナップを広げ、女子のお
姫様願望を叶えていきます!
※当社出荷データ(2014年4月~2015年3月)
※‌イメージ
100g
そ
の
他
の
全
国
発
売
3 アイボン
うるおいケア
4 ギャクリア
(第2類医薬品)
5 オイルデル
(第2類医薬品)
6 ナイシトールZ
(第2類医薬品)
7 プリトロール
(第3類医薬品)
8 命の母 発酵大豆
イソフラボン
エクオール
9 肝臓エキス
オルニチン
10 生葉極幅
ブラシ
コンパクト
11 ハナノア
シャワータイプ
12 のどぬ~るマスク
はだごこち
ローションマスク
小さめサイズ 普通サイズ
※‌消費者庁に届出中
(受理待ち)
製品はイメージです
13 アロケア
しぼり汁 しぼり汁
化粧水
乳液
しぼり汁
クリーム
14 オードムーゲ
めくれるふきとり
コットン
通
信
販
売
ブルーベリー&
メグスリノ木EX
ヒフミド
クリアエッセンス
シリポッカ
桐
灰
化
学
レンジ灸
地
域
限
定
発
売
シモアキュア
(第2類医薬品)
※九州地区限定
ウィルテクト
ノロクイック
スプレー
※近畿地区限定
アルピタン
(第2類医薬品)
※広島県限定
株主還元
配当について
〈配当金と配当性向の推移〉
(円)
120
当社は、株主様への利益還元を重
100
要な経営政策の1つと位置付けており
全な経営体質の維持に配慮しながら、
安定的な増配による株主還元を行って
まいります。
期末(円)
24.9
中間(円)
20.5
80
40
20
0
7.5
12.5
8.8
15
8.2
8.0
17.5 18.5
50
9.1
21
28.9
21.2
13.4
60
27.4
26.3 26.9
33
38
21
54
27
27
58
29
29
62
33
29
66
33
33
27.2 27.6
78
43
82
43
28.6
28.8 (%)
29.5(通期予想)
30
86
43
90
46
94
(予想)
46
(予想)
25
20
15
35
39
43
44
48
配当性向
成長を実現するための事業投資と健
配当金
ます。
配当性向(%)
10
5
1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
0
※2008年3月期より中間配当を実施しております。
株主優待
社会貢献活動
当社が取り組んでいる社会貢献活動
当社は、株主様に対する感謝の気持ちを示すとともに、当社製品へ
のご理解を深めていただく機会として、株主優待を行っております。
❶ 小学校へ洋式トイレ寄贈
❷ 世界遺産へバイオトイレ寄贈
❸ アイメイト協会へ盲導犬の育成費を寄付
今期より、当社の一定株数を長期保有していただいている株主様を
対象に、特別の感謝の気持ちを込めて、通常の株主優待に加えて、
「東日本大震災 復興支援 選べるギフト」を進呈しております。
通常の株主優待
(年2回)
❶ 小学校へ洋式トイレ寄贈
①‌当社グループ製品詰め合わせコース、
または社会貢献団体への寄付コース
②期間限定で通信販売製品10%割引
❷ 世界遺産へ
バイオトイレ寄贈
進呈条件:‌当社株式を300株以上かつ
3年以上保有されている株主様※
現 在までに、 〈小笠原母島の
日本の6箇所の バイオトイレ〉
世界遺産に登録
されている場所
にバイオトイレ
を寄贈し、維持
管理も支援して
います。
※権利確定日である期末(3月31日)に株主名簿に記載されている株主様。
毎年期末(3月31日)時点で、当社株式を300株以上かつ3年
以上保有されている株主様には、特別な感謝の気持ちといたしま
ご注意
して、
「東日本大震災 復興支援 選べるギフト」を追加で進呈。
毎年期末の株主優待(4月)に進呈(年1回)。
中間期末の株主優待では進呈しておりません。
会社概要
名
小林製薬株式会社
本 社 所 在 地
大阪市中央区道修町四丁目4番10号
創
立
1919年
(大正8年)
8月22日
金
34億5千万円
資
本
代表取締役社長
小林 章浩
主な事業内容
医薬品、
トイレタリー製品等の製造販売
従
1,191名
(グループ合計2,697名)
業
員
数
ホームページ
http://www.kobayashi.co.jp
主要な事業所
本社/大阪市中央区
大阪工場/大阪市淀川区
中央研究所/大阪府茨木市
東京製品営業所/東京都江東区
大阪製品営業所/大阪府茨木市
❸ アイメイト協会へ
盲導犬の育成費を寄付
公 益 財 団 法 人アイメイト協 会に、
毎年盲導犬1頭育成費(約200万円)
を寄付してい
〈寄付の様子〉
ます。
(現在までに
株 主 優 待に
よる寄 付 を
含め8頭分
を寄付)
株主メモ
(2015年9月30日現在)
60
校
小学校のトイレは古い和式タイプが多く、
「暗い」
「臭い」
「汚い」
等の悩みを抱えています。
小林製薬グループでは、そのようなトイレの改修等を行う事で、少しで
も快適な空間に変え、子ども達に 〈改修前〉 〈改修後〉〈足型シール貼付〉
とって用便のしやすい環境にする活
動を行っています。
当社100周年までに100校へ寄
贈を目指してまいります。
東日本大震災 復興支援 選べるギフト
社
これまでの
実施校
事
定
業
時
年
株
主
総
度
4月1日から翌年3月31日
会
毎年6月
定 時 株 主 総 会 の 基 準 日 3月31日
配 当 金 受 領 株 主 確 定 日 期末:3月31日 中間:9月30日
株 主 名 簿 管 理 人
特別口座の口座管理機関
三菱UFJ信託銀行株式会社
同
三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部
〒541-8502 大阪市中央区伏見町三丁目6番3号
TEL 0120-094-777
(通話料無料)
連
絡
先
上 場 証 券 取 引 所
証
券
コ
ー
公
告
掲
載U R L
東京証券取引所市場第一部
ド 4967
http://www.kobayashi.co.jp(ただし、事故その他やむを
得ない事由によって電子公告による公告をできない場合は、
日
本経済新聞に掲載いたします。)