h26第5回 きょういく げんき塾 だより

h26第5回
きょういく
<日
<会
時>
場>
げんき塾
だより
平成26(2014)年10月23日
於:西庁舎 3階 大会議室
<参加者(敬称略)>
佐々木直子(菩提寺小)、三浦久輝(菩提寺小)、西森汐里(菩提寺小)、
溝口佳成(菩提寺小)、中井佑輔(石部中)、坂本真典(石部中)、中村祐子(甲西中)
植西亮太(甲西北中)、松浦新右(日枝中)、谷口茂雄(教育長)、村地和代(研究所)
<差し入れありがとう>
谷口茂雄さん
<話 題>
1)アイスブレイキング(三浦さん)
【体の緊張をほぐす】
○緊張すると体がかちこちになります。それをほぐす方法を知ることで緊張もほぐ
れていきます。
○子どもたちにも効果的。(喧嘩している子、緊張する子)体をほぐしてやること
で、心もほぐれてきます。
【体感しよう!】
お腹、肩、ひじ、手、太もも、ひざ、ふくらはぎ、足首と順番に力をいれていき
ます。緊張した状態を意識的に作り、一気に力を抜く。力が抜けている状態を知
ります。
【二人組で】
○相手が力を入れている、抜いている状態を見る。
Aさんは椅子に座ります。Bさんは後ろに回り、肩に手を置きます。Aさんは肩に
ぐっと力を入れ、自分の耳につくぐらい肩を引き上げます。一気に力を抜きます。
互いに緊張している状態、リラックスしている状態を確かめます。
○今度は、後ろに回っているBさんは肩に力を入れているAさんにぐっと負荷をかけ
ます。互いが力を入れると緊張状態は更に高まることを実感します。
○それぞれの活動の中で、互いに相手の体の状態や感じたことを伝え合います。
今回、体験したことはほんの入り口部分だそうです。今回は、三浦先生がイチロ
ー選手の元トレーナーの講習会に参加され、学んでこられたものを紹介いただき
ました。
みなさんのリラッ
クス方法は何です
か?
2)10月のテーマ〈子どもと向き合う時間の確保〉(進行:西森さん)
Q:「小学校は担任として一日関わる時間が多いが、中学校は担任としてどのように子ども
たちと関わり、向き合う時間を確保しているのか」
【中学校の取組】
○中学校は休み時間は教室移動等あり、なかなか関われない。放課後に子どもに声を
かけ、話をしている。また、中学校は学年で学年の子どもを見るという意識が高い。
例:授業中のトラブル→担任でなくてもすぐに対応
○ライフノートを通じて
*6行いっぱい全員に毎日書かせる。→コメントを毎日記入。
(2時間くらいかかるが・・・。)
○学習ノートにコメントを書く。
*書かなかった時は、子どもから「書いてほしかった。」の声が。
Q:小学校の日記指導は?
・ノートを半分に切ったものを
活用。
・プリントにして毎日書かせた。
・一日の振り返りを書かせる。
自分たちの子どもの頃も・・・
「大人になった今も覚えている。担任の先生は技術
の先生だったので授業での関わりはなかったが、先
生の気持ちがうれしかった。」
「今もノートを大事にしています!」
「コメント見るの楽しみやったな。」
Q:ノートを見る時間は?
・放課後→どうしても放課後になってしまう傾向が。
・給食時
・朝→宿題はすべて朝にみて、休み時間は児童の指導の時間にあてる。
「ライフノートとか休み時間とか色々関われる時間はあるけど、一番長く子どもと関われ
る時間はやっぱり授業。授業の中で、子どもと向き合うことが大事なのでは?」
「できない子といかに向き合うかを大事にしている。(中学校)」
「学び合い、書くことから見ていく。(小学校)」
「教科に関すること以外にも褒めるポイントを見付け、意欲を高める。(中学校)」
次回テーマは ・ ・ ・
「子ど もの意欲を高める授業の工夫 」
3)教育長よりまとめ
○げんき塾のメンバーは真面目。~を減らしてほしい、そんな話にならなかった。
○教師の業務改善に対して取組を進めたい。校長会・教頭会でも資料を渡している。
業務改善=「子どもと向き合う時間」を確保するため、本来の仕事である授業に関する
時間を確保するため
①「子どもと向き合う」とはどうすることかを明確にすること
~げんき塾メンバーの回答より~
・ライフノート、表情を見る。
・一人ひとりの良いところ苦手なところをとらえ、伸ばす。
・その子の内面を理解し、授業を通して見取る。
・無条件で子どもをありのまま知って受け入れる時間
・子どもを知る。(背景、実態)
・相手を知る。
・状態の確認、ニーズの確認、教師の分析。
・見守り、先生はいつも見ているというメッセージ。
・子どもも本音でしゃべれること。
・一対一でゆっくりしゃべる時間
②上記の「子どもと向き合うこと」を大事にしてくために、工夫すること
担任時代、子どもと遊ぶ時間はなかったが、日記(「ひびき」と「美しい明日のために」
の2種類のB5用紙)に毎日、目を通し、コメントを入れ、それらを毎日の学級通信で紹介
していくことを「子どもと向き合うこと」「学級作り」に生かしていた。その当時の子ども
たちは大人になっても「先生に向き合ってもらっていた。」という気持ちでいてくれる。ま
た、大人になってもその日記を大事に持っていてくれている。
学力保障、読書活動、これらは、市全体として大事にすることとして示している。
それらを踏まえ、「子どもと向き合う時間」を確保するために、学校全体として減らすも
のは何か考える。各校がどのような方策を打ち出すのか今年度中に示してもらうようにし
ている。
<参加者の感想(順不同・敬称略)>
○教師の多忙が言われる中、先生方の様々な工夫で生徒との関わりを持たれていることが分
かった。ライフノートに必ずコメントを書く。休み時間に子どもと遊ぶ。それぞれの先生
方のこだわりに触れることができた。自分もこの場で話をしてみると、改めて「自分って
色々と考えてやっていたのだな。」と感じることがある。自分を再発見し、新たな刺激を
いただいています。ありがとうございます。
(甲西北中学校 植西 亮太)
○子どもと向き合い方も先生方で色々と工夫されていると感じました。まずは、自分自身の
授業で子どもと向き合うことをしなければならないとも考えています。わかりやすい授業
であったり、子どもの変化も含め見逃さないようにします。また、先生方の向き合い方の
価値も様々であることが興味深く学びになりました。
(石部中学校 坂本 真典)
○今日のげんき塾で子どもと向き合う時間の確保の仕方が先生一人ひとり違うことを知りま
したが、だからこそそれが重なり合って子どもに良い影響を与えていくのだろうと思いま
した。向き合う時間を作るために何かを減らさなければいけないということですが、自分
なりに今のままでどうしていけば向き合う時間が確保できるかしっかり考えていきたいで
す。
(石部中学校 中井 佑輔)
○“子どもと向き合う”とは? と問われた皆の答えが多岐にわたった。それぞれが大切に
思うことをやっていくためには、どんな工夫がいるのか・・・。今日のテーマは私自身、
考えにくい、探求しにくいなあと思いました。あまりしゃべれずすみませんでした。
(菩提寺小学校 佐々木 直子)
○子どものことを理解するために、小学校も中学校も色々工夫されていると感じた。中学校
で、ライフノートやノートのコメントを丁寧に書かれているのを聞いて、自分も頑張ろう
と元気をもらえた。
(菩提寺小学校 三浦 久輝)
○本日もありがとうございました。「子どもと向き合う時間の確保」でライフノートの話か
ら一気に盛り上がったような気がします。振り返りに対するコメントや授業の中での向き
合い、人それぞれ方法は違うけど、「これは自分でもできそうだな」と思うものはいくつ
もありました。谷口先生から「子どもと向き合うとはどういうことか」という質問があり
ました。色々な回答がありましたが、自分は「相手のことをよく知りたいから」と考えま
した。時間の確保はとても難しいけれど、有意義な話を聞けてよかったです。
(菩提寺小学校 溝口 佳成)
○子どもと向き合う時間作りの話をうかがっていると、限られた時間の中で、ライフノート
や休み時間、授業を通して向き合う工夫をされていて参考になりました。また、皆さんが
いかに子どもと向き合うことを大切にされているかが分かり、自分ももっとできるのでは
ないかと力がわいてきました。
(甲西中学校 中村 祐子)
○直接かかわることが難しい分、コメントで子どもに寄り添うという先生が多かったように
思います。一言「すごい!」「やったね!」などでもいいので、コメントを添えると子ど
もも自分のことを見てくれていると感じてくれるかなと思いました。休み時間、思い切っ
て子どもの中に入って遊ぶということも必要だと感じました。
(菩提寺小学校 西森 汐里)
○日々、自分がやりたいことや、やればもっと良くなると思っていることよりも、やらなけ
ればいけないことに時間を費やし、歯がゆい思いをしています。先生方それぞれにとって
の子どもとの向き合い方の違いを聞かせていただいて、自分にももっと工夫と努力が必要
だなと感じました。
(日枝中学校 松浦 新右)
次回きょういくげんき塾
11月14日(金)19:20~
テーマ【学習意欲を高める授業の工夫】
司会:日枝中学校 松浦先生
*会場の関係で、11日から14日に変更しております。
お間違えのないようよろしくお願いします。
12月 きょういくげんき塾
12月16日(火)19:20~
第2回 きょういくげんき塾 懇親会
12月26日(金)18:30~
甲西「酒菜 秀 」 *予算5000円程度