「私たちの創る未来」 - 重症心身障害理学療法研究会

第7回 重症心身障害理学療法研究会セミナー
「私たちの創る未来」
セミナーへのご案内:
本研究会セミナーは、今回で第7回目を迎えます。この6年間多くの出会いがありました。私たちは、側弯
矯正装具プレーリーくん、LIFE、スパイダー、ベビーロコと出会い、多くの仲間・つながりを築いてきました。
私たちは、これまでのセミナーで行なわれたディスカッションが、重症心身障害のリハビリテーションの進歩と
発展に寄与してきたと確信しています。
重症心身障害がある彼らの身体機能に関わる私たちは、彼らの声(Voice)の代弁者としての責任と役割を
持っていると、私は考えます。その障害がある彼らと対話することは、重症心身障害の理学療法を研究する
上で欠くことのできない大切なことです。本セミナーの第一日目は、このことに焦点をあて、皆さんと考え、討
論することで、私たちが目指す目標: 障害がある彼らに対する『コミットメント』 を共有したいと思います。
基調講演では、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授である西川勝氏に臨床哲学の視
点から「対話」についてお話しいただきます。私は昨年西川氏と北海道で出会い、私たちが大切にしたい
「対話」と通じるものがあると感じました。西川氏は、その著書「ためらいの看護」(岩波書店)で、看護師として
の 20 数年の患者との対話と体験を、臨床哲学という切り口で語っています。“リアル”西川勝氏を皆様に紹
介したいと思います。
オープンディスカッションでは、重症心身障害においては誰もが重要と考える「姿勢ケア」に焦点をあてま
す。指定提言者3名から、「姿勢ケアの今」というテーマでお話をいただき、討論します。この討論から、当研
究会の「姿勢ケア」における考え方を『ステイトメント』として形づくり、臨床研究の方向性を示す目標: 障害
がある彼らに対する『コミットメント』 を再構築していきたいと考えます。
2日目のプログラムでは、今年 5 月 8 日に急逝された今川忠男氏(元旭川児童院副院長)の業績をふりか
える特別セッション「故今川忠男氏の業績を振り返る」を行います。今川氏は私たちの先輩であり、私たちの
世代に大きな影響を与えたと私は思います。この機会に、今川氏の業績をふりかえることは、私たちの未来
へのヒントになると考え、特別プログラムといたしました。
セミナー最後の分科会は、「側弯への対応」というテーマを加え、5分科会としました。話題を共有し、討論
し、深め、広げることで、積極参加型分科会にしたいと思います。いろいろな意見、経験を共有して、参加者
それぞれの臨床に、役立つ具体的な情報や考え方、方法を自ら発見して、持ちかえってもらうことが目的で
す。
この二日間が充実した時間となるために、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
第 7 回重症心身障害理学療法研究会セミナー開催責任者
花井 丈夫
主催: 重症心身障害理学療法研究会
共催: 社会福祉法人 十愛療育会
開催日時: 2015 年 11 月 21 日(土)
12:00-16:40
11月 22 日(日)
10: 00-13:00
開催会場: 横浜市社会福祉センター 4階ホール (横浜市中区桜木町1-1)
アクセス: JR根岸線 横浜市営地下鉄 桜木町駅 南改札から西口にでて、徒歩1分
(桜木町駅から会場まで案内がたちます)
プログラム:
1日目(21 日)
11:30-
開場・受付開始
12:00-12:10
開会のあいさつ
12:10-13:50
基調講演: 「対話」(仮題)
14:00-16:00
オープンディスカッション 「姿勢ケアの今 ~ステイトメント・コミットメントに向けて~」
16:10-16:40
継続報告 LIFE
18:30-20:30
交流会
(希望者のみ)
2 日目(22 日)
9:10-
開場
9:20-9:50
重症心身障害理学療法研究会 総会(会員のみ)
10:00-10:45
特別セッション: 故 今川忠男氏の業績をふりかえる
11:00-13:00
第一分科会
姿勢ケア
第二分科会
呼吸
第三分科会
動く
第四分科会
在宅支援
第五分科会
側弯への対応
参加定員 : 200名程度
申し込み多数の場合は選考
参加費 : 10,000 円
交流会 : 参加費 6000 円
※参加希望者多数の場合は先着優先になります
会場:東天紅 横浜桜木町ワシントンホテル店
横浜市中区桜木町 1-101 桜木町ワシントンホテル 24F(横浜市社会福祉センターより徒歩 3 分)
応募期間 :8月21日(金)-9月13日(日)
重症心身障害理学療法研究会ホームページhttp://www.jusin-pt.net 内の
「第7回セミナー申し込み」ページにある、申し込みフォームから、応募ください。
内容は以下の通りです。
1. 氏名(ふりがな)
2. 職種
3. 所属の都道府県
4. 所属
勤務先・郵便番号・勤務先住所・勤務先電話番号
5. メールアドレス(携帯不可)
6. 連絡のとれる電話番号(勤務先・携帯でも可)
7. 分科会希望(第一希望、第二希望まで記入ください)
8. 交流会の出欠
9.「あなたが大切に思う姿勢ケアとはどんなことですか」にお答えください。
(オープンディスカッションの参考にいたします)
10.このセミナーの情報はどこで知りましたか?
参加の決定:
申し込み多数の場合は選考となります。参加の可否、入金先口座等、必要事項を明記したメールを
返信いたします。10月1日までに返信メールがない場合は恐れ入りますが事務局までお問い合わせ
ください。
入金:
返信メールに振込先の口座番号を記載いたしますので、
参加費10,000円、 (交流会にご参加の方は16,000円)を 、
10月14日(水)までにお振込み下さい。振込手数料はご負担下さい。
注)本人以外の名義でお振込みの場合は、事務局まで事前にご一報ください。
具体的な事例:出張で参加するので、職場からの振込みになる、口座名が旧姓である。
キャンセルポリシー:
注1)参加決定後、キャンセルを希望される場合は入金前に事務局へご一報ください。
注2)入金後にキャンセルされる場合は、参加費、交流会費の返金はいたしません。
あらかじめご了承ください。
個人情報の取り扱いについて:
申し込みいただいた際にご記入いただいた個人情報は事務局で厳正に管理し、その利用・提供
においては、以下の目的の範囲内でのみ利用します。
・本セミナー参加に関する連絡、問い合わせへの対応
・本セミナー参加者名簿作成
・本セミナー報告書の発送
・本セミナー以降のセミナー開催の情報発信
その他:
・ 駐車場はありません。車での来場はご遠慮ください。
・ 会場(4階ホール内およびロビー)での飲食は不可です。
・ 宿泊先の斡旋はしておりません。会場最寄り駅「桜木町」、前後の駅、「関内」、「横浜」に多数宿泊施設が
ございますので、そちらを利用されると便利です。会期が3連休でイベント等と重なり、近隣の宿泊予約が
取りにくい状況にありますのでお早めの確保をお勧めいたします。
お問い合わせ先:
第7回重症心身障害理学療法研究会セミナー事務局(社会福祉法人十愛療育会 横浜療育医療センター内)
〒241-0014 神奈川県横浜市旭区市沢町557-2
℡:045‐352‐6893(リハ直通)
担当:川村 里美
第7回 重症心身障害理学療法研究会セミナー
「私たちの創る未来」
第1日目 2015/11/21(土)開場・受付開始 11:30~
会場:横浜市社会福祉センター
4階
12:00-12:10 開会のあいさつ
開催責任者:花井 丈夫
12:10-13:50 基調講演:「対話」(仮題)
講師:西川 勝 (大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授)
司会:花井 丈夫(横浜療育医療センター)
14:00-16:00 オープンディスカッション 「姿勢ケアの今 ~ステイトメント・コミットメントに向けて~」
指定提言者:
宮本 久志 (みさかえの園総合発達医療福祉センターむつみの家)
辻
清張 (福井県こども療育センター)
花井 丈夫 (横浜療育医療センター)
コーディネーター:奥田 憲一 (医療福祉センター聖ヨゼフ園)
金子 断行 (心身障害児総合医療療育センター)
16:10-16:40 継続報告
」
講師:西川 「勝LIFE
(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授)
榎勢 道彦 (四天王寺和らぎ苑)
司会:花井 丈夫(横浜療育医療センター)
中 徹 (群馬パース大学)
18:30-20:30
交流会
(希望者のみ)
受付 18:00~
会場:東天紅 横浜桜木町ワシントンホテル店 (横浜市社会福祉センターより、徒歩 3 分)
第 2 日目 2015/11/22(日) 開場:9:10~
9:20-9:50
重症心身障害理学療法研究会 総会
10:00-10:45
特別セッション:故 今川忠男氏 の業績をふりかえる
平井 孝明 (平井こどもリハビリテーションサービス)
奥田 憲一 (医療福祉センター 聖ヨゼフ園)
中
徹
(群馬パース大学)
司会:花井 丈夫 (横浜療育医療センター)
11:00-13:00
分科会
横浜市社会福祉センター4階ホール 及び 8階会議室各室
第一分科会
姿勢ケア
運営進行
宮本 久志 (みさかえの園総合発達医療福祉センターむつみの家)
話題提供
杉浦 真紀 (都立府中療育センター)
「看護師さんといかに協働するか」
福原 一郎 (横浜療育医療センター)
「耳介部褥瘡に対する枕の検討」
第二分科会
呼吸
運営進行
中林美代子 (新潟県はまぐみ小児療育センター)
話題提供
金子 断行 (心身障害児総合医療療育センター)
「重症児の理学療法の実際」
川野 琢也 (和歌山つくし医療・福祉センター)
「脳腫瘍のターミナル期における呼吸ケアについて」
今川 祐子 (済生会横浜市東部病院)
「呼吸障害に関する機械の導入について」
第三分科会 動く
運営進行
高塩 純一 (びわこ学園医療福祉センター草津)
話題提供
奥田 憲一 (福祉医療センター聖ヨゼフ園)
「体重を免荷するということ」
榎勢 道彦 (四天王寺和らぎ苑)
「抱っこから拡がるこどもの経験」
柏山 淳
(和歌山圏域通所事業所 あいらんど)
「環境設定によって見られる動き~spider を用いて~」
第四分科会 在宅支援
運営進行
齋藤 大地 (株式会社 はこぶね)
話題提供
中野 弘陽 (訪問看護ステーション そら)
「寝たきり重症児にしないために(理学療法業務の検討)」
高島 朋貴(北海道立こども総合医療療育センター)
「中核的施設からの退院、在宅生活に向けた取り組みについて」
第五分科会 側弯への対応
運営進行
平井 孝明 (平井こどもリハビリテーションサービス)
話題提供
高橋 彰子 (横浜療育医療センター)
「理学療法士からみたDSB(プレイリーくん)の可能性」
花井 丈夫 (横浜療育医療センター)
「側彎の肋骨捻転を伴う短縮側伸長の一方法の提案」