平成 27 年 1 月 21 日 *平成 27 年 3 月 15 日 ファーマダイワ各店 薬剤師各位 連絡先 小幡調剤薬局 佐伯 096-344-9571 [email protected] 第 18 回糖尿病領域勉強会 開催のお知らせ 下記のとおり、第 18 回勉強会を開催いたします。 ご不明な点がありましたら、連絡先までお問い合わせください。 EBM study の演習問題(これまでの復習)は、別紙(次ページ)を参照ください。* 記 日時:平成 27 年 3 月 18 日(水曜日) 19:30~ 場所:ファーマダイワ本部 3F 会議室 熊本市南区流通団地1丁目 56 番地 内容: ① Case report: あんず薬局 緒方 雪乃 先生 ② 文献紹介: はままち薬局 手島 由道 先生 ③ EBM study : これまでの復習:演習問題を中心に 予め別紙に演習問題の一部をお知らせいたします 小幡調剤薬局 佐伯 第 19 回予告: Case report 未定 文献紹介 第 17 回提示の症例に関連した文献について EBM study 小幡調剤薬局 佐伯英康 EBM study 演習問題(これまでの復習) これまでの EBM study シリーズ全 5 回で取り上げた内容の復習として以下の演習を試し てみてください。次回勉強会で回答例を示します。 <読み方、評価の仕方編-第 7, 8, 13, 17 回勉強会> 【1】<ある製品概要資料より>A, B 各群の比較により本剤はイベント発生率を 29%抑制 し、有効性が示されました。 (第 7 回勉強会より) (1)上記の有効性を評価する場合の注意点(落とし穴)はどのようなものがあるか?(有 用性評価に関連する用語について-第 7 回勉強会より) (2)上記の試験に関して、糖尿病人口全体(母集団とする)の平均値(スコア)を推定す ることを考え今回の試験(標本集団)と同様の追試の試験(標本集団)を複数回行った。正 しい文章は?(代表値について-第 8 回勉強会より) a. 理論的には、各試験の平均の平均は糖尿病人口全体の平均と一致すると考える b. 糖尿病人口全体の平均のばらつきを推定する際、糖尿病人口全体の分散は、各試験の分 散の平均よりもやや大きい c. 糖尿病人口全体の平均のばらつきを推定する際、糖尿病人口全体の分散は、各試験の分 散の平均よりもやや小さい d. 糖尿病人口全体の平均のばらつきを推定する際、糖尿病人口全体の分散は、各試験の分 散の平均と一致する e. 糖尿病人口全体の平均のばらつきは、(データ-平均)^2÷n-1 で示される 【2】健診等スクリーニングで発見率が高く、予後が良好と見受けられる場合が多いことに 起因するバイアスは?(バイアスについて-第 8 勉強会より) 【3】勉強会で行った文章を抜粋した出題です(代表値について-第 8 回勉強会) (1)健康成人を対象としたヘモグロビンの値とカリウムの値の特徴を示すのに適したグラ フはどのようなものか?(データの真ん中とバラツキを示したい場合) (2)糖尿病患者を対象とした薬剤 A の有効性評価に関して、試験開始時治療満足度スコア が平均値 10.0±SD1.20 だった場合、99%に含まれるデータ(平均値)を推測すると?どの ように考えられるか? 【4】メタ解析の試験で、統合した RCT について出版バイアスの評価を行う方法の例は? (メタ解析の評価について-第 17 回勉強会より) <調べ方編-第 10 回勉強会> 【5】業務の現場で生じた疑問が以下の通りだった場合、問題を定式化して文献を調べるこ ととした。 ・患者 I 氏に対して、バルサルタンは有効か?(バルサルタンを投与したほうがよいか迷っ ている) ・I 氏は、MS である。 ・I 氏の心配は、心臓病になること。 ・I 氏の主治医は、I 氏が心臓病で死亡することが心配。 ・バルサルタンの効果は、より高用量で試験された欧米の試験でしか評価されていない。 ・バルサルタンをテモカプリルと併用してみようかな? (1)問題の定式化は? (2)文献データベースの種類と主な特徴は? (3)以下のような文献内容の検索結果であった場合、試験デザインを考え、一般的な評価 としてエビデンスレベルの高い順に並べると? a. 複数の高血圧患者を任意に 2 つの群に分け,一方には降圧剤を一定期間投与して,もう 一方には降圧剤を投与せずに一定期間経過を追った結果,降圧剤を投与した群の方が,脳卒 中の発生率が低かったというもの。 b. 複数の高血圧患者を集めて降圧剤を一定期間投与したところ,その結果,誰も脳卒中に ならなかったというもの。 c. バルサルタンを一定期間服用して脳卒中にならなかった何人かの高血圧患者がいたとい うもの。 c. 2 型 DM で、高血圧と診断された 12 名の患者の処方箋を集め、SU 薬単独治療と SU 薬 +他の血糖効果薬併用治療の頻度について調べ(各群 6 名ずつであった)、単独治療のほう が低血糖の頻度が高いかを確認した際、SU 薬単独治療の患者 6 名は、すべて治療開始後心 臓病を併発していたことに興味を抱いた。そこで、SU 薬単独治療の患者 6 名について抽出 し、SU 薬開始時期と心臓病に罹患した時期を整理して、因果関係があるのではないかと学 会発表されたというもの。 (4)以下の PubMed 活用法に関する文章について正しいものは? a. 指定した検索語以外に関連する検索語も含めて検索されている場合がありその詳細が確 認できる。 b. 日本語文献だけを抽出する検索方法がある。また、検索語及び検索結果が日本語で示さ れるサイトがある。 c. ある検索語の組み合わせ結果 A と違う検索語の組み合わせによる結果 B や C が得られ たとき、さらに A と C など結果の組み合わせによる絞り込み検索も可能。 d. 検索結果から論文の全文が入手できる雑誌もある。 e. 検索結果を動物実験、臨床試験、対象の年齢、論文が発表された時期などを指定して絞 り込みすることができる。 (例えば、18 歳までの RCT で日本語の文献で過去 10 年以内の 臨床試験) f. 予めキーワード(検索語)を指定し、指定のメールアドレスに情報の更新(新しい論文出 版の内容)を送信させるという機能がある。 <EBM 概論-第 7 回勉強会> 【6】次の文の穴埋めを考えてみてください。 (1)医学は、客観性や普遍性を重視しつつ、 ( )と( )を加味する。妥当性評 価においては、これらを尊重する。 (2)経験則に頼る医療のデメリットは、 ( ため、 ( )に乏しい、あるいは、 ( )がない )が不可能 (3)一般的に、批判的吟味において重要とされるのは、論文の要約、妥当性の評価と(臨 床的)重要性の評価、患者への適用などがあるが、妥当性の評価は、 ( について評価される。 )と( )
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