延岡市地域少子化対策強化計画 (地域少子化対策強化交付金にかかる事業計画) 延岡市 平成26年10月 1 本県の現状 区 少子化が急速に進む中、国はもとより、本県においても、次代の社会を担う子どもを安心して生み、健やかに育て られる環境づくりを社会全体で進めることは、喫緊の課題となっている。 本県においては、子ども・子育て支援対策を総合長期計画における重点戦略の一つに掲げ、平成22年3月には 「次世代育成支援宮崎県行動計画」を策定し、「子どもと子育てをみんなで支え、安心と喜びが広がるみやざきづく り」を基本理念として、少子化の流れに歯止めをかけ、次代を担う子どもたちを健やかに育むよう、総合的な施策の 推進を図っている。 (1)本県の出生数と合計特殊出生率の推移 本県の出生数の推移をみると、平成17年に初めて1万人を割り込んでいる。 その後 1万人台に回復していたが、再び平成24年には1万人を割り込み9,858人となっている。 また、平成24年の合計特殊出生率は1.67(全国1.41)となっており、全国3位の高水準を維持しているものの、 人口維持に必要とされる水準(2.07)には達していない状況にある。 ① 本県の出生数と合計特殊出生率の推移 県出生数 (人) 宮崎県の合計特殊出生率 全国の合計特殊出生率 (人) 20,000 2.50 18,438 18,123 16,991 16,986 2.30 15,000 2.14 2.13 15,262 2.11 2.15 1.93 1.91 出 生 10,000 数 12,107 2.00 11,693 11,037 1.90 9,738 1.68 1.75 10,094 10,337 10,292 10,170 10,217 10,152 9,858 1.76 1.70 1.68 1.62 1.55 1.54 1.59 1.68 1.67 1.60 1.61 1.37 1.37 1.39 1.39 1.41 20 21 22 23 24 1.50 合 計 特 殊 出 生 率 1.48 5,000 1.42 1.36 1.32 1.34 18 19 1.26 0 1.00 昭40 45 50 55 60 平2 7 12 17 資料:厚生労働省「人口動態統計」 1 (2)年齢構成別人口の推移 本県の年齢構成別に人口の推移をみると、14歳以下人口の減少と65歳以上人口の増加が同時に進む少子高齢化 の進行が顕著である。 ② 本県の年齢構成別人口の推移 (千人) 1,400 0~ 15~ 65 合 65歳~ 15~64歳 1,200 77 1,000 141 121 89 103 0~14歳 167 204 242 271 293 327 349 800 669 600 684 716 757 765 761 761 740 713 683 633 588 400 200 335 278 266 274 270 240 0~ 15~ 65 355 349 555 45 50 55 60 平成2 334 0~ 15~ 65 528 501 465 211 187 169 159 148 136 124 114 107 102 7 12 17 22 27 32 37 42 47 52 0 昭40 339 ※ 平成27年以降は推計値 資料:国立社会保障・人口問題研究所 「日本の地域別将来推計人口」(平成25年3月推計) (3)世帯数及び1世帯あたり人員の推移 本県の総世帯数は増加しているが、そのうち児童のいる世帯は減少している。 また、1世帯あたり人員は平成22年には2.4人と、これまでで最少となった。 ③ 世帯数及び1世帯あたり人員の推移 児童のいる世帯 (人) 児童のいない世帯数 1世帯あたり人員 (人) 500,000 450,000 3.5 3.07 2.93 3 2.74 400,000 2.61 2.5 2.4 350,000 300,000 250,000 210,442 238,804 311,653 282,411 334,467 350,994 2 1.5 200,000 150,000 100,000 2.5 1 164,776 151,926 50,000 137,849 125,840 114,802 108,183 7 12 17 22 0 0.5 0 昭60 平2 資料:総務省「国勢調査」 2 昭60 平2 7 12 17 22 (4)未婚率の推移 本県の男性の未婚率を年齢別に見てみると、30~39歳の年齢層の増加率が大きい。 また、女性の未婚率はすべての年齢層で増加傾向にあるが、とりわけ25~34歳の層は昭和60年に比べ20%以上高く なっている。 20~ 25~ 30~ 35~ ④-1 未婚率の推移(男性) 20~24歳 (%) 100 88.8 90.7 25~29歳 30~34歳 35~39歳 89.2 88.9 89.5 88.5 59.9 61.2 62.8 61.1 39.8 39.4 90 80 70 60 53.4 56.8 50 36.8 40 30 31.7 28.0 27.1 22.3 29.9 22.7 20.1 14.9 20 10.0 10 0 昭60 平2 7 12 17 22 資料:総務省「国勢調査」 ④-2 未婚率の推移(女性) (%) 20~24歳 90.0 84.0 25~29歳 30~34歳 83.7 82.9 35~39歳 84.6 84.5 79.0 20~ 25~ 30~ 35~ 80.0 70.0 60.0 49.9 46.4 50.0 53.4 52.4 29.1 30.5 38.7 40.0 29.5 25.2 30.0 18.7 20.0 9.9 12.7 18.2 10.0 0.0 20.8 13.1 6.5 7.1 8.9 昭60 平2 7 12 17 22 資料:総務省「国勢調査」 3 (5)初婚年齢の推移 本県の平均初婚年齢については、H22年には男性29.5歳、女性28.4歳と男女とも全国平均を下回っているものの 上昇傾向を示しており、晩婚化が進行している。 ⑤ 初婚年齢の推移 宮崎県 (男性) 宮崎県 (女性) 全国 (男性) 全国 (女性) 年 31 30.5 29.8 30 29.5 29 28.2 28.4 28.4 28 28.8 28.8 27.9 28.0 28.8 28.5 28.4 28.1 27.7 27.0 27 27.3 26.1 26 25.6 26.3 26.4 26.2 25.9 25 25.5 昭60 平2 7 12 17 22 資料:厚生労働省「人口動態統計」 宮崎県においても、未婚化・晩婚化の進行や、核家族化による子育て家庭の孤立化、さらには子育てに対する経済的 負担感等から、全国と同様に少子化の状況が続いている。 4 1 1 1 2 2 2 2 延岡市の取り組む事業 1 結婚・妊娠・出産・育児の切れ目ない支援を行うための仕組みの構築 子どもを社会全体で育てていくという気運の醸成を図るため、児童福祉施設や地区社会福祉協議会、NPO法人等の 関係者及び子育て中の保護者等に参加を呼びかけ、次の事業に取り組む。 ①少子化対策フォーラムのべおか開催事業 2 結婚に向けた情報提供等 結婚を希望する者のために社会全体で応援する気運づくりや独身者の出会いのきっかけづくりを図るため、民間団体 による出会いの機会づくりの場の創出する環境づくりを行う次の事業を県と連携して取り組む。 ○ 結婚支援ポータルサイト等情報発信事業(県事業) 3 妊娠・出産に関する情報提供 妊娠・出産に関する正しい知識を広く市民に情報提供するとともに、学生や企業の従業員に啓発する事業に取り組 む。 ②未来の親を育む応援事業 4 結婚・妊娠・出産・育児をしやすい地域づくりに向けた環境整備 本市の優れた子育て環境や人財を活かしながら、誰もが安心して子供を産み、子育てが楽しいと実感できる環境づく りに努め、 子育て施策を総合的に推進する事業に取り組む。 ③子育て支援情報発信強化事業 ④父親育児講座開催事業 ○事業効果 少子化対策フォーラムのべおかなどにより地域の連携を密にするとともに、妊娠・出産・子育てに対して正しい知識を啓 発することにより世代を超えて望まれた妊娠・出産をするための環境を整える気運を高める。またわかりやすく取り組みや すい情報提供を行うことにより子育てを楽しいと実感でき、子育てに対する不安や負担感を軽減することで地域の少子化 ○県との連携 本市においては、延岡市児童環境づくり推進懇談会を平成11年に設置するとともに、「未来みやざき子育て県民運動 推進協議会」に加入ししている。ライフステージに応じた子育てを地域で支える環境づくりや社会全体で子育てを応援する 気運の醸成などを県と連携して取り組み、子どもと子育て家庭に関する施策を総合的に推進しているところである。 事業実施にともない県が行う事業との整合性を図るととも事業内容や講師の人選など指導や助言をいただく形で連携 を図っていく。 5 1.結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない支援を行うための仕組みの構築 1 事業名 ①少子化対策フォーラムのべおか開催事業 2 趣旨・目的 保育所や子育て支援センターなど子育て支援に係る関係者や、婚活支援団体、母子保健推進員をはじめ 地区社会福祉協議会や民生委員・児童委員協議会、区長連絡協議会及び子育て中の保護者等に呼びかけ、 結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない安心した子育てができるよう各関係団体のネットワークを図るこ とを目的に少子化対策フォーラムを開催し、地域社会全体で子どもを育てるという気運の醸成を図る。 3 先駆性 子育て支援に関わる関係者だけでなく、婚活支援団体、母子保健推進員や市内に22か所ある地 区社会福祉協議会や地区民生委員児童委員協議会、区長連絡会等に「少子化対策フォーラムのべ おか」への参加を呼びかける。また、少子化対策を推進していく上で結婚・妊娠・出産・育児の 切れ目のない支援を行っていくためのネットワークの構成の重要性を認識していただくととも に、ネットワークの構築に向けた実行委員会によるフォーラム宣言を行う。 4 事業内容 子どもを社会全体で育てていくという気運の醸成を図るため、保育所や児童館、子育て支援センターや幼 稚園などの子育て支援に関わる関係者をはじめ、婚活支援団体、母子保健推進員、地区社会福祉協議会、民 生委員、児童委員協議会、区長連絡会及び子育て中の保護者等に参加を呼びかけ、結婚・妊娠・出産・育児 の切れ目のない安心した子育てができるよう各関係団体のネットワークを構成を図る。 【会場】 延岡総合文化センター 【主催】 少子化対策フォーラムのべおか実行委員会 【テーマ】 地域の子どもを安心して産み育てることができる環境づくり 【内容】 ・基調講演 子育てに詳しい著名人を招いて「子育ての大切さ」についての基調講演を行う。 ・事例発表 それぞれの団体で行っている少子化対策に向けた取組等の事例発表会を開催する。 ・少子化対策フォーラム 基調講演や事例発表をもとに、九州保健福祉大学の教授や意見発表者等をパネリストにフォーラム を開催し、少子化対策についてそれぞれの立場から意見交換を行い、結婚・妊娠・出産・育児の切れ 目のない支援を行っていくためのネットワーク構築に向けた実行委員会によるフォーラム宣言を行う。 5 実施時期 平成27年2月 6 事業効果 市内全体で結婚、妊娠・出産及び子育ての関係団体のネットワーク化を図ることを目的に、関係者を 集めた少子化対策フォーラムを開催することにより、地域の宝である子どもを地域社会全体で育てていく という気運の醸成を図る。 6 2.結婚に向けた情報提供等 1 事業名 結婚支援ポータルサイト等情報発信事業 2 趣旨・目的 独身者が受け身ではなく、主体的に結婚へ向けての意識を高めてもらうための環境づくりを推進する ため、結婚を希望する者の感覚や感情を理解し、サポートの期待できる独身者を、結婚を希望する者の サポーター「Bizcom」(以下「Bizcom」という。)として募り、Bizcom間の情報交換等を行うことによ り、独身者の目線に立った結婚希望者への情報提供や相談体制の整備を行う。 3 先駆性 結婚支援団体の活動を支援する環境づくりを行うため、スマートフォン対応の結婚支援ポータルサイ トの新設等を行う。 4 事業内容 Bizcomが行う次のような内容をホームページ及びSNS(facebook等)を活用して発信する。 ・Bizcomについての情報及びBizcom参加者の募集 ・結婚に関するセミナーやスキルアップセミナーの開催案内 ・結婚希望者をサポートするための情報交換や意見交換 ・結婚希望者の悩みや相談の対応 5 実施時期 平成26年度の早い段階 6 事業効果 独身者が自ら結婚支援のサポーターBizcomとして活動することにより、独身者が結婚について主体的 に考え、意識を高めることができる。 また、サポーターとしても、企業に勤務する独身者が参加するため、安心感があり、独身者の目線に 立った相談に応じることができる。 サポーターが勤務する企業側も、安心して参加させることができる。 また、サポーターの情報交換等を通じて交流を深め、サポーター同士の結婚につながる可能性も期待 できる。 ※Bizcomとは Business Company(仲間)の略。 宮崎の若者が業種(business)を超えて、コミュニケーション(communication)を図り、仲間(company) をつくり、新たな共同体(community)のようなつながりを生み出すことを目的とするもの。 7 3.妊娠・出産に関する情報提供 1 事業名 ②未来の親を育む応援事業 2 趣旨・目的 人工妊娠中絶の全国的な全体件数は減少傾向にあり、10代の人工妊娠中絶についても同じく減少している。し かし、全体件数に占める10代の割合は大きく増加している。 延岡市においても望まない妊娠による10代の人工妊娠中絶や、10代未婚の母が数多く見受けられるなど大きな社 会問題となっている。そのようなことからこれから大人の階段を上っていく市内の男子生徒を含めた中学三年生全員 を対象として、人間の体、性行為や避妊、中絶など妊娠に影響を及ぼす年齢やライフスタイルなどについて、正しい 知識を持たせるための講演会を実施する。 3 先駆性 心身が未熟な10代で望まない妊娠をすると精神的ダメージを負うことが多く、抑うつなどの傾向が表れる可能性 が高いとされており、本人だけでなく周囲にも大きな影響を与える。現在も小学校や中学校等で年齢に応じた性教 育は行われているが、男子生徒を含めた中学3年生全員を対象として実施するのは初めての取り組みである。大人 として社会に出ていく前に妊娠・出産に関して正しい知識を得てもらい、どの妊娠・出産も望まれたものになることを 目指すことにより少子化対策につなげていく。 4 事業内容 延岡市内の中学3年生を対象に、性の大切さ、家族の大切さを説き伝える講演会を実施する。 【会場】 延岡総合文化センター 大ホール 【講師】 内田 美智子 氏 (内田産婦人科医院助産師、思春期保健相談士) 5 実施時期 平成27年3月12日(木) 14時開演 6 事業効果 妊娠・出産に関する正しい知識を、様々な機会を用いて、幅広く啓発することにより、思いがけない 妊娠・出産を防ぎ、望まれた妊娠・出産に繋げることが出来る。 8 4.結婚・妊娠・出産・育児をしやすい地域づくりに向けた環境整備 1 事業名 ③子育て支援情報発信強化事業 2 趣旨・目的 核家族化や地域のつながりの希薄化などにより、子育てが孤立化し、育児不安を持つ家庭が増 加する中、市民に妊娠・出産から子育てに関して正しい理解と認識ができるよう啓発するととも に、平成27年度から実施される子ども・子育て新制度について周知を行うことで、安心して子ど もを産み育てることができるように、少子化対策に地域全体で取り組む気運の醸成を図る。 3 先駆性 核家族化や地域のつながりの希薄化などにより、家族や地域の中での子育ての知恵や経験を共有するこ とが難しくなってきており、子育てに周囲の手助けを求めにくくなっている。また、父親の家事や育児へ の関わりが十分でない中、子育てが孤立化し、結果、育児不安を持つ家庭や児童虐待などの相談件数が増 加してきている。そのため、家庭内の不安や悩みを相談できずに一人で子育てを抱え込むことがないよ う、すべての子育て家庭を支える取組が必要となっている。 また、延岡市の合計特殊出生率は平成5~9年の1.81から平成19~24年の1.69へと減少 し、少子化の歯止めがかかっていない状況である。この大きな要因として、第1子の母子手帳交付の平均年 齢が平成14年の26.6歳から平成24年では28.8歳へと上昇しているなど、近年出産の高齢化が 加速していることがあげられるため、延岡市としてはこの新たな課題も重視しながら、高齢出産のリスク についてや妊娠・出産や不妊等についての正しい情報をハンドブックに盛り込み、併せて子育てに関する 正しい理解と認識ができるよう子ども・子育て新支援制度の内容も含めた新たな情報提供を行う。 4 事業内容 市民に妊娠・出産から子育てに関して正しい理解と認識ができるよう啓発するとともに、子ど も・子育て新支援制度の内容も含めた新たな情報誌を作成し、健診やイベント開催時に配布する ほか子育て支援センターや児童館、相談窓口に設置する。 5 実施時期 平成26年12月から平成27年3月にかけて 6 事業効果 妊娠・出産から子育てに至る幅広い情報を広報啓発することにより、妊娠から子育てに関する 正しい知識を取得でき、子育ての不安や負担感が軽減されるとともに、安心して子どもを産み育 てる環境づくりが図られ、地域における少子化対策を強化することができる。 9 4.結婚・妊娠・出産・育児をしやすい地域づくりに向けた環境整備 1 事業名 ④父親育児講座開催事業 2 趣旨・目的 工業会や青年会議所に呼びかけ、企業と連携して父親育児講座等を実施し、子育ては母親が行うもので はなく両親が力を合わせて行うものであることを認識してもらう。そのことにより、父親の育児参加を促 進し、母親の負担の軽減することで、安心して子育てをできるまちづくりを進める。 3 先駆性 これまでも、子育て中の父親への育児講座に取り組んできた経緯はあるが、今回、これから父親になる 方を対象としたイクメン養成講座を新たに実施する。男性が育児をしやすい職場環境をつくり、男性の育 児休業の取得をはじめとして、男性の積極的な育児参加を支援していくため、育児参加の障害の原因のひ とつとなっている企業の認識を変える手段として、工業会や青年会議所に呼び掛け企業と連携し、講座へ の派遣を依頼する。また、子育て中の父親と子どもが参加する交流イベントを開催する。 4 事業内容 (1)実施期間 (2)対象者 (3)実施主体 (4)実施場所 (5)内容 平成26年11月から平成27年3月にかけて ・子育て中の父親とこども ・これから父親になる方 NPO法人 延岡市子育て支援協議会 子育て支援センター おやこの森等 ①イクメン養成講座(定員20名) 4回 これから父親になる方を対象とした以下の項目などの育児講座及び ワークショップを実施する。 ・父親の役割について ・子どものほめ方、叱り方 ・子どもが病気になったとき ・母親の気持ちと父親の気持ち ②パパと一緒にパンをつくろう(定員60名) 1回 父親と子どもによるパン作り教室等を開催し、子育てについて意見 交換会を行う。 父親同士のネットワークづくりを促進するとともに、自宅に帰って 母親にパンを作ってあげることで母親がゆっくりと過ごせる「ママ 5 事業効果 父親の子育て力、親子のふれあい力を高めるとともに、父親同士のネットワークづくりを促進するなど、 子育てしやすい環境づくりを推進する。 10
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