第15号(11/30)

自主
石巻中学校だより
青き風
自律
品位
第 15号
H22.11.30
2学期のまとめの月です
明日から師走に入ります。年末の忙しい時期に入りましたが、「忙」という字は「 (心)」を「亡くす」
と書きます。忙しいときこそ大切なものを見失わないようにしたいですね。2学期は文化的な行事や体育的
な行事がたくさんありましたが、お子さんの心の成長が見られましたでしょうか。子どもたちは現在、2学
期を振り返って、自分やクラスの成長した点と改善すべき点を確かめながら、秋の実りの収穫をしていると
ころです。
さて、いよいよ動植物にとっては厳しい冬がやってきます。子どもたちにとっても、この冬をどう乗り切
るかで、それぞれの春は違ってくるようです。たっぷり栄養を蓄えた冬になるよう子どもたちをサポートし
ていきたいと思いますので、ご家庭におかれましても、お励ましください。
母校への想いを感じて
境 直彦
私が卒業した中学校は、昭和44年4月に統合し、私たちが最後の
卒業生となりました。今は隣接していた小学校が二つ分の敷地を広
々と使い、校庭にある松の木だけがその当時の名残として今を生き
ています。同級会も二十歳の時から回を重ね、今では3年ごとに開
催し、会の最後にはいつも元気に校歌を歌っています。校歌といえ
ば、平成元年から勤務した女川四中(今年女川一中と統合)の校長
先生であった新田昭夫先生(駅前北通り:在住)が、ライフワーク
として石巻管内のあらゆる学校の校歌を調査し、譜面を復元されま
した。後世に残すものとして大変素晴らしいことであります。
石中27期同期会(守谷 晃会長)より学校に寄付をいただきま
した。
(11月21日付「石巻かほく」に掲載されました。
)守谷会長か
ら「今の校舎が完成したとき、3年生でした。母校のために何かの
お手伝いをしたい。
」とのお話をいただきました。本当にありがとう
ございます。子どもたちのために整備に役立てていきたいと思いま
す。
11月24日には、宮城県畳床協同組合から寄贈されました柔道
用畳50畳の求評会を行いました。組合の皆さんが体育の授業で使
う柔道場の畳を開発したもので、石巻中学校に寄贈され、その使い
心地を柔道部員から評価をいただく会でした。生徒の声には、
「従来
の畳より柔らかい。
」
「投げられても前より痛くない。
」
「受け身をと
った時の音の響きがよい。
」などがあり、開発した組合の方々もよい
評価に安心していました。様々な方のご縁で石巻中学校に寄贈され
たと聞いております。改めて御礼申し上げます。
学校を取り巻く環境が変化してきていることは、みなさんも周知
の通りです。
まなびや
学舎を懐かしく感じ、その過ごした年月を思う気持ちは大切して
いかねばなりません。現在の石中生もいつかその年を重ねるでしょ
う。だからこそ、石中生の皆さん、今をもっと大切にし、励むこと
(校訓①努力精進)を忘れないで、きみたちの母校となる石中を創
りあげていきましょう。
自分の進む路
三年生は、いよいよ進路希望の決定時期に入
りました。今までは決められたレールの上を歩
いていた自分が、はじめて自分の進む道を選択
することになるのですから、迷うのも悩むのも
当然だと思います。そんな悩める3年生に、私
は次のような話をすることがあります。
「『鶏口となるも牛後となるなかれ』(鶏の口
にはなっても、牛のしっぽにはなるな)という
故事成語がある。これは、小さい集団のトップ
になることの方が、大きい集団のビリでいるこ
とよりも人間的に成長するということ。つまり、
ビリであることの劣等感をもって過ごすことに
よって、自信のない卑屈な人生を送るのだった
ら、トップになれる集団の中にいて、自信をも
って伸び伸びと生活したほうがよいということ
だ。一方、『朱に交われば赤くなる』ということ
わざがある。これは悪い意味に使われることが
多いけど、よい意味で考えると、能力の高い集
団の中で生活しているうちに、自分の能力も自
然に高められるということ。この2つの言葉を
進路選択に当てはめてみよう。A高校にするか、
B高校にするか。A高校だと『牛後』だが、B
高校だと『鶏口』になる。けれども、A高校の
『朱』に交わったほうが自分を高められる気も
する。これは、どちらがよい、悪いの問題では
ない。自分がどんな考えをもって、どんな人生
を送りたいのか、という自分の人生観や価値観
によって決めることなんだ。」
教師として、保護者として、材料や助言を提
示してあげながら、子どもたちの「自分で決め
る力」を育てていきたいですね。
12月の行事予定
日
月
火
11日(土)の授業参観は13時30分開始予定です。
水
木
金
土
1
2
3
4
全学年三者面 談
中央委員会
生徒会の日
歴史検定
3年推薦・専願等希望締切
10
詳しい内容はお知らせプリントをご覧ください。
5
6
7
8
9
集会6h
生徒総会
清掃強化日
部活動大掃除
部活なしの日
清掃強化日
河南クロスカントリー大会
11
授業参観、P総会、
学年P、学級懇談
清掃強化日
12
弁当の日
13
14
15
16
17
3年推薦願書締切
振替休業日
校内推薦通知
職員会議
(12/11分)
部活なしの日
3年私立高校願書締切
22
23
19
20
21
終業式
冬季休業開始
通信票配付
18
24
25
天皇誕生日
クリスマス
冬季休業中の部活動計画については、後日配付するプリントをご覧ください。
3年第2回予備調査締切
26
27
28
29
3 0
閉庁日
閉庁日
31
1/1
大晦日
元旦
12月29日(水)~1月3日(月)は閉庁日で教職員不在です。3学期始業式は1月11日(火)です。
閉庁日
閉庁日
石中生の活躍
○平成22年度石巻地区中学校英作文コンクール
○第58回全国小中高児童生徒川開き書道展
1年課題作文の部
優良賞
大山みかさん(1年)
3年課題作文の部
優良賞
久道高雅くん(3年)
準大賞
○宮城県造形教育作品展
○実用英語技能検定
準2級
3級
阿部晃也くん(1年)
入選
松本理沙さん(3年)
須田賢太朗くん(3年) 井上修志くん(3年)
○石巻造形教育作品展出品
畠山英久くん(3年) 髙城加奈子さん(3年)
今野まきさん(3年)
高橋桃香さん(3年)
山田明日香さん(3年)
そう
箏の授業があります
佐瀬千枝さん(3年)
佐藤奈々絵さん(3年)
細川ひなさん(2年)
森岡千春さん(2年)
橋浦百花さん(1年)
反射板シールのご協力をお願いします
10月に、生徒の登校カバンへの反射板・反射テープ取り付け
のお願いプリントを配付してご協力をお願いしておりましたが、
2年生の音楽の授業で、外部から8名の講
師の先生をお招きして、洗心の間(和室)で
さらに重ねてご協力をお願いします。
12月の部活動終了時刻は17時10分(完全下校時刻17時
箏(琴)の授業を実施します。日本の伝統的
20分)となっていますが、その時刻はもう日没後で暗くなって
な楽器に触れる貴重な機会です。
います。そのため、自動車からは下校中の生徒の姿がややもする
12月1日(水)に1組、2日(木)に2
組と3組が行う予定です。
ご家庭の話題にでもしていただければ幸い
です。
と見えにくい状況です。そこで、生徒には登校カバンに反射板や
反射テープをつけるよう指導してきました。
今後も、生徒の下校時の安全確保のために、取り付けを徹底し
ていきたいと考えておりますので、ご協力をお願いいたします。