平成21年度 公的資金補償金免除繰上償還に係る 仙台市高速鉄道事業経営健全化計画の執行状況について 1 概要等 地方自治体が借り入れている高金利の公的資金(財政融資資金,旧簡易生命保険資金, 公営企業金融公庫資金のうち金利 5%以上のものの一部)について,平成 19 年度からの 3 年間,5 兆円規模の補償金なしの繰上償還が認められました。 繰上償還を行うにあたっては,徹底した総人件費の削減等を内容とする財政健全化計 画又は公営企業経営健全化計画の策定が必要とされており,本市においても普通会計, 下水道事業会計,高速鉄道事業会計,水道事業会計,病院事業会計において策定し,補 償金なしの繰上償還を行いました。 策定した財政健全化計画又は公営企業経営健全化計画については,毎年その執行状況 を公表することとしています。 2 平成 21 年度の繰上償還額及び公債費負担(利子)軽減効果 本市全体における平成 21 年度の繰上償還額は,総額で約 94 億円でした。また,それ に伴う公債費負担(利子)の軽減効果は,総額で約 20 億円でした。 このうち,高速鉄道事業会計における平成 21 年度の繰上償還額は約 32 億円であり,そ れに伴う利子の軽減効果は約 7 億円でした。 繰上償還額 普通会計 下水道事業会計 高速鉄道事業会計 水道事業会計 病院事業会計 合 計 3,297 0 3,241 2,877 0 9,415 (単位:百万円) 公債費負担(利子) 軽減効果 653 0 735 650 0 2,038 ※下水道事業会計及び病院事業会計については,平成 21 年度に実施した繰上償還はありません。 1 3 仙台市高速鉄道事業経営健全化計画の執行状況について (1)改革推進効果 維持管理費の削減等により計画を上回る改革推進効果が得られました。 (単位:人,百万円) 項 目 平成 21 年度計画第 3 年度 《目標》 《決算》 職員数 421 426 増減数 △4 1 3,052 2,923 519 562 3,216 3,065 123 187 132 70 774 819 職員給与費 (退職手当を含む) 職員給与費の適正化等に 係る改善額 経 費 維持管理費の削減による 改善額 その他改善額 改善額合計 (2)経営状況 (単位:百万円) 平成21年度 計画第3年度 区 分 《 計 画 》 《 決 算 》 運 輸 収 益 11,166 10,257 収 1,207 993 収 運 輸 雑 収 益 益 入 そ の 他 3,079 2,795 的 収 収 入 計 15,452 14,045 益 職 員 給 与 費 3,052 2,923 的 収 経 費 3,216 3,065 収 益 減 価 償 却 費 3,748 3,643 支 的 支 払 利 息 2,993 2,500 支 そ の 他 0 15 出 支 出 計 13,009 12,146 当年度純利益(又は純損失) 2,443 1,899 繰越利益剰余金又は累積欠損金 △ 106,056 △ 106,685 企 業 債 18,523 19,963 資 収 本 そ の 他 15,352 22,235 資 的入 収 入 計 33,875 42,198 本 的 建 設 改 良 費 22,262 31,790 収 資支 企 業 債 償 還 金 17,805 15,753 支 本出 そ の 他 0 0 的 支 出 計 40,067 47,543 資 本 的 収 支 差 引 △ 6,192 △ 5,345 補 て ん 財 源 474 2,824 資 金 剰 余 金 △ 5,718 △ 2,521 ※収益的収支は消費税及び地方消費税抜き。 資本的収支は消費税及び地方消費税込み。 2
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