学校法人啓明学園啓明学園幼稚園 KEIMEI GAKUEN KINDERGARTEN 一人一人が輝き，共に生きる力をはぐくみ元気で明るく礼儀正しい子を育てる 2015 年 10 月 1 日発行学校法人啓明学園啓明学園幼稚園園長操木豊〒196-0002 Kuriki Yutaka 東京都昭島市拝島町 3－8－13 TEL: 042-541-7818 FAX: 042-519-5550 http://www.keimei.ac.jp/kinder/ 子どもの体力づくりに，大人がしてあげられること秋は気候が涼しくなってきて運動やスポーツをするのに適した季節とされています。啓明学園幼稚園のように運動会も秋に行われることが多いですね。また 1964 年に東京オリンピックが行われたのも秋であり，その際に 10 月 10 日を「体育の日」と制定したことから，秋といえば運動やスポーツという印象が定着しています。ところで子どもたちは，個性も，体力や運動能力もそれぞれ違います。しかし，運動やスポーツをする習慣や興味・関心は子ども時代に形成されることが多く，子どもの生涯にわたる体力づくりという面から大人は無関心ではいられません。文部科学省は子どもの生活と体力の関係を重点的に調べるため，小５と中２を対象にした『全国体力・運動能力，運動習慣等調査』を実施し，「全国体力調査によって明らかになったこと」を発表しました。そこには，低下を続けていた子どもたちの体力はようやく底を打ち，上昇傾向に転じていること，しかし子どもたちの間で，運動をする子どもとしない子どもの二極化が見られることや，それによって体力レベルにも差が生じていること，その背景にある運動習慣や生活習慣と体力の関係などについて分析が示されています。また，子どもの体力を高めるためにはそれに特化したトレーニングだけを繰り返せばよいのではなく，その動きのコツを習得させることが大切であると強調しています。次に，生活習慣と体力の関係では，睡眠時間が①6 時間未満，②6～8 時間，③8 時間以上で体力合計点を比較すると，小学生では男女とも③8 時間以上の体力合計点が高く，睡眠時間が短くなるほど低いという結果が示されました。また，家の人と子どもとの運動やスポーツへの関わり合いでは，男女とも，家の人と運動やスポーツを「する」頻度が高いほど体力合計点が高く，1 週間の総運動時間が長くなっている。同様に家の人と一緒にスポーツを「観戦する（含むテレビ）」，運動やスポーツについて「話をする」頻度が高くなるほど体力合計点が高く，総運動時間が長くなっていることが示されています。大人が一緒にスポーツを「する」「見る」「話す」ことは，子どもの運動やスポーツをする時間の増大や，体力向上に好影響を与えていると思われるとのことです。子どもの体力づくりに大人の影響力が強いことがわかります。（参照文科省資料）啓明学園幼稚園１０月１０日（土）「ようい!ドン!」元気いっぱいに駆け出す子どもたちはもえます！見せます！そして，感動を伝えます！！皆様の大きな，大きなご声援をお願いいたします。今月も，かわいい，かわいい啓明学園幼稚園の子どもたちのために，皆様方のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。