環境活動レポート 株式会社タズミ 2014年度版 期間2014年4月∼2015年3月 発行日2015年4月30日 タズミの基本理念 「ごみが活きカエル!」 タズミは、「不要になったものを、可能な限り有効活用する」という 精神で、社会貢献して参ります。 「あなたの気持ちをかんガエル!」 自身の要求を優先させることなく、顧客を初めとする相手の要求を 把握し、より良い合意形成を目指します。 認証・ 登録番号 0001555 認 証・ 登 録番 号 000 1555 目次 頁 1. 組織の概要 1−9 2. 対象範囲 10 3. 環境方針 11 タズミが推進する再生固形燃料(RPF)化について 12 4. 環境目標 4.1 中期環境活動目標 13 4.2 2014年度環境目標 14 5. 環境活動計画 15 6. 環境目標の実績 6.1 2014年度の環境目標の実績 16 6.2 処理実績(受託した廃棄物の処理量) 17 7. 取組み結果とその評価及び次年度の取組み内容 18 8. 環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに、違反・訴訟等の有無 8.1 環境関連法規等の遵守状況 19 8.2 違反、訴訟等の有無 19 9. 代表者による全体評価と見直しの結果 10. 資料 19 20-22 1. 組織の概要 1) 事業所名及び代表者名 ・株式会社タズミ ・代表取締役 田 墨 幸 一 郎 ・法人設立年月日 1984(昭和59)年 8月 1日 2) 所在地 ・本社・吉岡リサイクルセンター 神奈川県綾瀬市吉岡709番地 ・早川RPF工場 神奈川県綾瀬市早川2647-35 ・プラターン海老名工場 神奈川県海老名市上郷4-2-8 ・早川第2工場 神奈川県綾瀬市早川2647-32 ・早川リサイクルセンター 神奈川県綾瀬市早川2275-4 3) 環境管理責任者氏名及び担当者連絡先 ・責任者 常務取締役 田墨 啓治 ・担当者 管理課主任 掛橋 俊彦 ・連絡先 電話 0467-77-1847 FAX 0467-77-1936 4) 事業活動の内容 ・可燃性廃棄物を原料とする再生固形燃料の製造及び販売 ・産業廃棄物の収集及び運搬業務、処分業務(主に再資源化処理) ・一般廃棄物の収集及び運搬業務、処分業務(主に再生固形燃料化) ・資源リサイクル業(古紙・鉄くず・非鉄・アルミ・プラスチック・ガラス) 5) 事業の規模 ・資本金 2000万円 ・事業規模を表1に示す 表1 事業規模 活動規模 単位 売上高 百万円 従業員 2012年度 2013年度 2014年度 2012.4∼2013.3 2013.4∼2014.3 2014.4∼2015.3 備考 787 934 945 人 48 49 46 3/末時点 床面積 ㎡ 5,086 5,086 6,192 3/末時点 敷地面積 ㎡ 6,256 6,256 7,087 3/末時点 3/末予測値 Page1 1. 組織の概要 6) 沿革 昭和40年 4月 12月 昭和54年 11月 昭和58年 4月 昭和59年 8月 11月 昭和60年 6月 昭和61年 7月 11月 平成 元年 2月 平成 2年 11月 3月 平成 3年 4月 平成 4年 6月 平成 6年 8月 平成 7年 8月 平成11年 5月 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成21年 平成23年 平成24年 平成26年 Page2 1月 4月 8月 6月 8月 7月 11月 12月 3月 4月 8月 8月 5月 3月 4月 5月 7月 7月 9月 2月 6月 6月 6月 7月 11月 11月 11月 横浜市阿久和町にて再生資源回収事業を創業する。 神奈川県綾瀬市(高座郡綾瀬町)に移転する。 綾瀬市寺尾南に資材置き場を設置する。 神奈川県の産業廃棄物収集運搬業の許可を個人商店として取得する。 有限会社田墨商店を設立し法人化する。 神奈川県の産業廃棄物収集運搬業の許可を取得する。 綾瀬市リサイクル協同組合の設立、同時に加入する。 綾瀬市の一般廃棄物収集運搬業の許可を取得する。 有機性廃棄物の再生利用事業を開始する。 社団法人 神奈川県産業廃棄物協会の設立と同時加入する。 吉岡リサイクルセンターを開設する。 プラスチックリサイクル事業を開始する。 日本プラスチック有効利用組合に加入する。 神奈川県公害防止条例の指定工場となる。 代表取締役に現社長田墨幸一郎が就任、創業者田墨幸夫は取締役会長に就く。 有機性廃棄物再生利用部門が独立、法人化する。(現 有限会社サンシン) 神奈川県の産業廃棄物処分業及び綾瀬市の一般廃棄物処分業の許可を取得し、早川 RDF工場(現 早川RPF工場)で廃棄物の再生固形燃料製造事業を開始。 商号を株式会社タズミに改称、組織変更し、資本金を1000万円に増資する。 吉岡リサイクルセンターを産業廃棄物処理施設に追加する。 産業廃棄物処理施設設置許可を取得し、早川RDF工場の破砕能力を上げる。 再生固形燃料RDFをRPF(リサイクル・プレス・フューエル)に呼称変更する。 再生固形燃料RPFの累計販売量が10,000トンを越える。 東京都の産業廃棄物収集運搬業の許可を取得する。 再生固形燃料製造に関するISO9001認証取得(登録番号LIACA-143) 吉岡リサイクルセンターに切断施設追加設置する。 資本金を2000万円に増資する。 (社)神奈川県環境保全協議会に加盟(大和・綾瀬廃棄物対策協議会から移行加盟)する。 プラターン海老名工場の産廃・一廃の処理施設設置許可取得する(神奈川県)。 プラターン海老名工場の産廃・一廃の処分業の許可を取得する(神奈川県・海老名市)。 千葉県の産業廃棄物収集運搬行の許可を取得する。 単年度のRPF製造・出荷量が、初めて10,000トンを超える。 神奈川労務安全衛生協会に入会する。 環境MSエコアクション21認証を取得(登録番号0001555)する。 神奈川県個人情報取扱業務登録する。(登録番号07−L−00031) 高座地区河川をきれいにする会に入会する。 茨城県の産業廃棄物収集運搬業の許可を取得する。 神奈川県の産業廃棄物収集運搬業で優良認定を受ける。 静岡県の産業廃棄物収集運搬業の許可を取得する。 社団法人 日本RPF工業会に入会する。 建設発生木材等再資源化指定事業者に登録される。 再生固形燃料RPFの累計販売量が100,000トンを超える。 神奈川県の産業廃棄物処分業で優良認定を受ける。 東京都の産業廃棄物収集運搬業で優良認定を受ける。 早川第2工場を新設し、リサイクル再生事業を拡充する。 1. 組織の概要 7) 受託廃棄物量 ・受託廃棄物量を表2に示す。 表2 廃棄物等取扱量 産業廃棄物処分量(t) 一般廃棄物処分量(t) 産業廃棄物収集運搬量(t) 一般廃棄物収集運搬量(t) 2012年度 12,141 2,271 8,773 2,039 2014年度 12,632 3,303 8,957 2,583 2013年度 12,443 2,792 9,186 2,449 8) 廃棄物処理料金 廃棄物の処理料金は、収集運搬や処分の方法により異なりますので、 お問合せ願います(見積もり無料)。 9) 廃棄物処理に関する許可内容一覧 ・産業廃棄物許可内容、一般廃棄物許可内容は表3に示す。 表3 許可内容 ■は優良産廃処理業者認定制度で優良認定取得をした自治体 2015年 4月 1日現在 廃棄物の種類 業 収集運搬業 神奈川県 01422023601 神奈川県 01402023601 茨 城 県 00801023601 千 葉 県 01200023601 東 京 都 13-00-023601 静 岡 県 02201023601 海 老 名 市 指令第資対39号 処 分 業 綾 瀬 市 指令リ第54号 平 塚 市 収運許可第2-29号 一 般 廃 棄 物 藤 沢 市 許可第1号 86 厚 木 市 指令第128号 大 和 市 許可番号第202号 収集運搬業 海 老 名 市 指令第資対52号 座 間 市 指令資第1-26号 綾 瀬 市 指令リ第12号 寒 川 町 指令環第52号 愛 川 町 許可自治体 央セ第200304175741号 (綾瀬市早川) 央セ第543615号 神 奈 川 県 (海老名市上郷) 吉岡 早川 ガ ラ ス く ず 木 く ず 繊 維 く ず ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ゴ ム く ず 金 属 く ず 鉱 さ い が ば れ い き じ 類 ん ○ ○ 許可年月日 燃 汚 え 泥 殻 廃 廃 油 酸 紙 く ず 木 く ず ク 類 繊 維 く ず 平成13年07月11日 ○ ○ 平成16年12月21日 ○ ○ ○ ○ 平成15年05月26日 ○ ○ ○ ○ 平成16年12月21日 ○ ○ ○ ○ 動 植 物 性 残 渣 ゴ ム く ず ○ ○ ガ 金 ラ 属 ス く く ず ず ご み ○ ○ ○ ○ 廃 プ ラ ス チ 処 分 す る た め に ○ 平成23年05月18日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 平成28年05月17日 ○ ○ ○ 平成20年07月07日 平成27年07月06日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 平成24年06月27日 平成29年06月26日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 平成27年03月25日 平成29年03月31日 平成25年07月04日 平成27年07月03日 平成26年05月01日 平成28年04月30日 平成26年03月01日 平成28年03月31日 平成26年03月19日 平成28年03月31日 平成26年03月14日 平成28年03月31日 平成26年03月25日 平成28年03月31日 平成26年04月01日 平成28年03月31日 平成25年07月04日 平成27年07月03日 平成26年07月01日 平成28年06月30日 平成26年05月01日 平成28年06月02日 廃 ア ル カ リ 処 分 す る も の ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 鉱 さ い が れ き 類 ば い じ ん 処 分 す る も の 処 分 す る た め に ○ ○ ○ * 東京都の産業廃棄物収集運搬業許可は更新申請手続き中(4/8提出済み) Page3 特 別 産 業 廃 棄 物 一 般 廃 棄 物 ゴ ミ ︶ 央セF01454号 神 奈 川 県 (海老名市上郷) 神 奈 川 県 一般廃棄物 央セF01166号 央セF01176号(綾瀬市早川) ○ ○ H28年5月06日 海老名 ○ 平成26年06月01日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 平成33年05月31日 平成23年09月22日 ○ ○ ○ ○ ○ 平成28年09月21日 H21年5月07日 動 植 物 性 残 さ 紙 く ず ク 類 ッ 神 奈 川 県 産業廃棄物 許可番号 廃 ア ル カ リ ︵ 処理施設設置許可 第26−2号 廃 廃 油 酸 一 般 廃 棄 物 ︶ 産 業 廃 棄 物 分 許可有効年月日 燃 汚 え 泥 殻 ッ 処 許可年月 許可番号 特 別 産 業 廃 棄 物 ︵ 許可 自治体 許可内容 廃 プ ラ ス チ 1. 組織の概要 10)施設の状況 10)-1 処理施設設置許可の状況を表4に示す。 表4 処理施設設置許可の状況 早川RPF工場 廃掃法第15条第1項施設 産業廃棄物処理施設 産業廃棄物の種類 設置場所 処理能力 許可番号:央セF01166号 廃プラスチック類及び木くずの破砕施設 廃プラスチック類、木くずを含む産業廃棄物 神奈川県綾瀬市早川2647-35 32.0t/日(廃プラスチック類単独の場合) 38.4t/日(木くず単独の場合) (許可年月日:平成13年7月11日) プラターン海老名工場 廃掃法第15条第1項施設 許可の条件 産業廃棄物処理施設 産業廃棄物の種類 設置場所 なし 処理能力 72t/日(24時間・混合廃棄物) 許可番号:央セF01454号 廃プラスチック類及び木くずの破砕施設 廃プラスチック類、木くず、紙くず、繊維くず 神奈川県海老名市上郷四丁目2781番14 72t/日(24時間・廃プラスチック類のみ) 180t/日(24時間・木くずのみ) (許可年月日:平成16年12月21日) 許可の条件 なし 早川RPF工場 一般廃棄物処理施設 ごみ処理施設(ごみ燃料化施設) 廃掃法第8条第1項施設 一般廃棄物の種類 ごみ(紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ(乾燥物に 限る)、ゴムくず、金属くず、廃プラスチック類) 許可番号:央セ第2003041725741号 設置場所 神奈川県綾瀬市早川2647-35 (許可年月日:平成15年5月26日) 処理能力 32t/日(16時間) 許可の条件 なし プラターン海老名工場 一般廃棄物処理施設 ごみ処理施設(ごみ燃料化施設) 廃掃法第8条第1項施設 一般廃棄物の種類 許可番号:央セ第54361号 設置場所 神奈川県海老名市上郷四丁目2781番14 (許可年月日:平成16年12月21日) 処理能力 72t/日(24時間) 許可の条件 なし ごみ(廃プラスチック類、木くず、紙くず、繊維くず、金属 くず、ガラスくず(ガラスくず及び陶磁器くずに限る。)) 10)-2 産業廃棄物収集運搬業許可の状況 ・許可の事業の範囲を表5に、運搬車両の種類及び台数を表6に示す。 表5 事業の範囲 事業の区分 ㊟許可自治体・内容は、前ページの通り 収集運搬(積替え・保管を除く) 「積替え又は保管を行なう全ての所在地及び面積並びに当該場所ごとにそれぞれ積替え又は保管 を行う。産業廃棄物の種類、積替えの為の保管上限及び積上げることができる高さ」は「なし」 廃棄物の種類 許可の条件 燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植 物性残渣、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類(一 般廃棄物及び詳細は3頁 表3の通り) なし 表6 運搬車両 車両の種類 コンテナ脱着(ローダー)車 塵芥(パッカー)車 平ボディ車 ダンプ車 バン 平成27年3月末時点 大型車 2台 中型車 2台 4トン車 4台 6台 2台 2・3トン車 軽・小型車 合計 24台 4台 1台 1台 2台 ㊟車両の種類の「○トン車」は積載重量ではありません。 Page4 1. 組織の概要 10)-3 廃棄物収集運搬車両の環境性能の状況 ・導入車両の、排出ガスについては表7に、燃費については表8に示す。 表7 廃棄物収集運搬車に係る低排出ガス車の導入状況 台数(比率) 収集運搬車の排ガスレベル H27年3月末時点 全保有台数 24台 (100%) 【参考】台数(比率) H22年4月時点 19台 (100%) ① 平成12年基準低排出ガス車 良☆ 0台 (0%) 0台 (0%) ②平成12年基準低排出ガス車 優☆☆ 0台 (0%) 0台 (0%) ③平成12年基準低排出ガス車 超☆☆☆ 0台 (0%) 0台 (0%) ④平成12年基準超低PM排出ディーゼル車 ☆☆☆ 1台 (4%) 1台 (5%) ⑤平成12年基準超低PM排出ディーゼル車 ☆☆☆☆ 1台 (4%) 1台 (5%) ⑥平成17年規制適合車 4台 (17%) ⑦平成17年基準低排出ガス車 ☆☆☆ 0台 (0%) 0台 (0%) ⑧平成17年基準低排出ガス車 ☆☆☆☆ 0台 (0%) 0台 (0%) ⑨平成17年基準低排出ガス重量車 ☆ 2台 (8%) 2台 (11%) ⑩平成17年基準低排出ガス重量車 ★ 1台 (4%) 1台 (5%) ⑪平成22年(ポスト新長期)排出ガス車 5台 (21%) 0台 (0%) 10台 (42%) 低排出ガス車以外の車両 4台 (21%) 10台 (53%) 表8 廃棄物収集運搬車に係る低燃費車の導入状況 収集運搬車の燃費低減レベル 全保有台数 平成17年度燃費基準達成車 平成22年度燃費基準達成車 平成27年度燃費基準達成車 台数(比率) H27年3月末時点 24台 (100%) 【参考】台数(比率) H22年4月時点 19台 (100%) 0台 (0%) ① ― 0台 (0%) ②10%低減レベル 0台 (0%) 0台 (0%) ③ ― 1台 (4%) 1台 (5%) ④5%低減レベル 0台 (0%) 0台 (0%) ⑤10%低減レベル 0台 (0%) 0台 (0%) ⑥15%低減レベル 0台 (0%) 0台 (0%) ⑦25%低減レベル 0台 (0%) 0台 (0%) ⑧ ― 8台 (33%) 低燃費基準達成車以外の車両 15台 (63%) 2台 (11%) 16台 (84%) Page5 1. 組織の概要 10)施設の状況 10)-4 処分業許可の状況を表9に示す。 表9 処分業許可の状況 事業の区分 中間処理(破砕、機械選別、切断、減容固化) 廃棄物の種類 内容(別表許可参照) 中間処理施設 早川RPF工場 神奈川県綾瀬市早川2647-35 ①破砕施設 処理能力 30.72t/日(16h):15.36t/日(16h)×2基) ②減容固化施設 処理能力 32t/日(16h):16t/日(16h×2基) 合計保管面積/保管容量 153.0㎡/530.9㎥ 保管施設 中間処理施設 吉岡リサイクルセンター 神奈川県綾瀬市吉岡709 ③破砕施設 処理能力 3.9t/日(8h)、木くずの場合4.9t/日(8h) ④機械選別施設 処理能力 50t/日(10h) ⑤切断施設 処理能力 30t/日(10h)、10t/日(10h)×3基 合計保管面積/保管容量 497.7㎡/622.2㎥ 保管施設 中間処理施設 プラターン海老名工場 神奈川県海老名市上郷4-2781-14 ⑥選別施設 処理能力 72t/日(16h) ⑦破砕施設 処理能力 72t/日(24h) ⑧減容固化施設 処理能力 72t/日(24h):36t/日(24h)×2基 合計保管面積/保管容量 438㎡/1,517㎥ 保管施設 10)-5 処分施設の変更内容 ① 処理設備の追加 場所 追加設備 設備能力及び数 変更月日 吉岡リサイクルセンター ディスク切断機 10t/日×1基 8月5日 ※2014年4月21日 県政総合センター環境調整課職員現地確認 ② 処理設備の更新 場所 更新設備 更新理由 更新月日 吉岡リサイクルセンター テントハウス 雪による倒壊のため 8月3日 吉岡リサイクルセンター 選別施設 老朽化のため 1月15日 ※2014年12月11日県政総合センター環境調整課職員現地確認 更新した、吉岡RCテントハウス及び選別施設 Page6 1. 組織の概要 10)-5 処分業許可の状況 a)再生フロー処理ルートを図1に示す。 図1 再生フロー処理ルート(社内処理フロー図) Page7 1. 組織の概要 10)-5 処分業許可の状況 b)種類別処理フローを図2に示す。 排出事業者から処理を受託した様々な廃棄物は、お客様の要望を踏まえ、それぞれの 方法で適正処理をし、再生資源化・原料化するのは勿論のこと、処理後物も、極力リ サイクルされる方法で処理を行なっている各専門業者に処理を委託し、「不要になっ たものを可能な限り有効活用する」ことを実践しています。 図2 再生フロー処理ルート図 図2 種類別処理フロー 再生固形燃料事業 早川RPF工場 プラターン海老名工場 ・機械選別 ※2 ・破砕 ・減容固化 産 業 廃 棄 物/一 般 廃 棄 物 廃プラスチック類、 紙くず、木くず、繊維くず、 動植物性残渣 ※1 ゴムくず ※1 金属くず、 ガラスくず ※2 ※1:早川のみ ※2:海老名のみ 製紙・石油精製メーカー プラターン(RPF)化 ・廃プラ類 ・紙くず ・木くず ・繊維くず ・事業系一廃など 発電・蒸気ボイラー用 燃料として販売 石灰メーカー 焼結用燃料として販売 再資源化/リサイクル問屋 ・鉄くず ・非鉄(銅・アルミ・ステンなど) ・古紙(段ボール・新聞など) ・プラスチック(単一素材) ・ガラス(性状による) 製鉄、アルミ原料 その他金属原料 再生紙・製紙原料 再生プラスチック原料 再生ガラス原料 再生油 など 中間処理事業 吉岡リサイクルセンター ・機械選別 ・破砕 廃プラスチック類 紙くず 木くず 繊維くず 動植物性残渣 ゴムくず 金属くず ガラスくず がれき類 ・ガラスくず ・陶磁器くず ・コンクリート/アスファルト ・廃石膏ボード ・廃蛍光灯/廃電池 ・プラスチック類 ・食品系残さ(同一性状) ・廃プラ類 ・可燃性有臭/腐敗ゴミ ・可燃性衛生ゴミ ・雑草/下草 など 再資源化処理施設 再生ガラス原料 土木建築材料 (コンクリート原料/骨材) (溶融スラグ・路盤材) (再生砕石/砕砂) 石膏ボード原料 再生プラスチック原料 堆肥 など サーマル焼却施設 電気・蒸気 資源・廃棄物運搬事業 収集運搬 ・個別回収 ・巡回回収 ・資源物買い取り 溶融スラグ 再生砕石/砕砂 路盤材/骨材 金属原料 など 管理型埋立処分 安定型埋立処分 資源再生・リサイクル化事業 早川第2工場 早川リサイクルセンター ・再生/リサイクル Page8 固化/中和/乾燥等 1. 組織の概要 11)組織図 組織図を図3に示す。 図3 環境管理実施体制 2014年11月1日現在 <組織図> 代表者 (社長) 環境管理責任者 (常務) EMS事務局 管理課 総務課 営業課 収運業務課 吉岡リサイク ルセンター 早川第2工場 早川リサイクルセンター 早川RPF工場 プラターン 海老名工場 環境経営システムに関する責任・権限は表10に示す。 表10 環境経営システムに関する責任・権限 代表者 (社長) 環境管理責任者 (常務) EMS事務局 各部門長 一般従業員 環境経営システムに関する責任・権限 1. 環境管理責任者の任命 2. 環境方針の策定 3. 環境経営システム実施及び管理に必要な資源の準備 4. 環境経営システムの定期的な見直しの実施 5. 社内情報の外部公開可否決定 1. 2. 3. 4. 1. 2. 3. 4. 5. 環境経営システムの確立、実施及び維持するための処置 社長に対し、環境経営システムの実績報告 環境経営システムの教育・訓練の計画・実施の責任者 外部からの環境に関する苦情や要望の受付窓口 環境管理責任者の補佐、EMS推進事務局 環境負荷の自己チェック及び環境への取組の自己チェックの実施 環境目標、環境活動計画書原案の作成 環境活動の実績集計、環境関連法規等取りまとめ表の作成 環境活動レポートの作成 1. 2. 環境活動の計画・実施の部門責任者 改善活動の推進 1. 環境活動計画に基づいた環境活動及び業務改善活動の推進 Page9 2. 対象範囲 1)認証・登録範囲 ・本社・吉岡リサイクルセンター ・早川RPF工場 ・プラターン海老名工場 ・早川第2工場 ・早川リサイクルセンター (所在地は、2頁「1.組織概要 2)」に記載) 2)認証・登録対象活動 ・産業廃棄物処分業 ・産業廃棄物収集運搬業 ・一般廃棄物処分業 ・一般廃棄物収集運搬業 ・再生固形燃料(RPF)の製造・販売 ・資源リサイクル業 Page10 3. 環境方針 環境理念 弊社は企業活動の全域で環境に優しい社会の実現に貢献します。 行動指針 弊社は、環境との調和を経営の最高課題の一つとして、一人ひとりが環境へのやさしさを優先して 行動します。 1. 廃棄物の収集運搬・中間処理はじめとする各種サービスの提供等の企業活動を通して、廃棄 物の削減・再利用・再資源化、省エネルギー活動及び節水等を推進します。 2. 二酸化炭素の排出抑制効果の高い廃棄物の燃料化事業を推進します。又、この事業の意義や 効果について 「プラターンの森」の面積等に表し、従業員、企業、市民への周知啓蒙活動 に努めます。 3. 環境に関連する法令・規制を遵守し、継続的に汚染の予防につとめます。 4. 社内で使用する副資材・オフィス用品等のグリーン購入の推進につとめます。 5. 環境管理活動の目的、目標及び施策を活動計画の中で明らかにし、全従業員がそれぞれの役 割に応じて、創意をもって環境管理活動を推進します。 6. 代表者による取組状況の評価と全体的な見直しの実施により、活動状況を確認し、改善及び 是正を行い、施策を推進するとともに、環境マネジメントシステムの維持、並びに継続的改 善につとめます。 7. 従業員に対する環境教育を計画的に実施し、環境保全に対する意識の向上につとめると共 に、従業員一人ひとりが良き企業市民として行動します。 8. 環境方針は、すべての従業員に周知するとともに、社外の求めに応じて開示します。 2014年 4月 1日 株式会社 タズミ 署名 代表取締役 Page11 タズミが推進する再生固形燃料(RPF)化について ※「プラターン」は、タズミ製固形燃料の登録商標です 2014年度の《プラターンの森》は ★プラターンの出荷実績:10,719トン(重油換算7,493kℓ) ★排出抑制されたCO2二酸化炭素は、21,343トン-CO2 ★プラターンの森の広さは、22.5k㎡、杉の本数では225万本でした Page12 4.環境活目標 4.1 中期環境活動目標 2014年度∼2016年度の中期環境目標を表11に示す。 表11 中期環境目標 中期環境目標 2014年度目標 2015年度目標 2016年度目標 2013年度比 4%拡大 2 22.22km 2013年度比 8%拡大 2 23.08km 2013年度比 12%拡大 2 23.93km 2013年度比 1ポイント削減 14% 2013年度比 3ポイント削減 12% 2013年度比 5ポイント削減 10% 2013年度比 1%削減 (139.5) 2013年度比 2%削減 (138.1) 2013年度比 3%削減 (136.7) 2013年度比 1%削減を維持 3 (214m /kt) 2013年度比 1%削減を維持 3 (214m /kt) 2013年度比 1%削減を維持 3 (214m /kt) (実績値) 2014年度実績 1%削減を維持注7) 2014年度実績 注7) 1%削減を維持 1 プラターンの森の面積注1)を 2016年度までに2013年度 比12%拡げる 2 21.37km 2 →23.93km 2 受託廃棄物中のサーマル焼却 注2) 委託 比率を2016年度ま でに5ポイント削減する 15%→10% 3 二酸化炭素排出量を2016年 度までにRPF生産量注7)1ト ン当たり排出量比を3%削減 する 注3) 注4) 140.9 →136.7 (単位㎏-CO2/t) 4 上水使用量を2016年度まで にRPF生産量注7)1kトン当た り使用量比を1%削減を維持 する 3 3 217m /kt→214m /kt 5 自社廃棄物排出量を 2016年度まで 2014年度比 1%削減を維持する 注5) 177㎏→175㎏ 注7) 6 事務用品購入費のグリーン購 入費を2016年度までに 50%にする 注7) 32%→35% 33% 注7) 7 化学物質排出量を2014年度 購入実績(73㎏)の1%減 を維持する注6)注7) 実績把握 34% 注7) 2014年度実績 注7) 1%削減を維持 35% 注7) 2014年度実績 注7) 1%削減を維持 注1) プラターン生産量×477.13(換算係数)。12頁で示すプラターン出荷量での換算値で表す面積とは異なる。 注2) 内訳は、受託廃棄物15,235tに対し、サーマル焼却2,336t 注3) 内訳は、電力由来:48.47kg-CO2/t、燃料由来:26.94kg-CO2/t 注4) 新中期計画より、電力の排出係数は0.525kg-CO2/kwhを用いる。 注5) 新中期計画より、自社廃棄物の排出量の削減を目標として加える 注6) 新中期計画より、設備メンテナンス等に使用する塗料の溶剤による化学物質排出量を把握し削減目標を設定する。 注7) マネジメントレビューを受け改訂 Page13 4. 環境目標 4.2 2014年度環境目標 2014年度(取組期間:2014年4月∼2015年3月)の環境目標を表12に示す。 表12 2014年度取組目標 項 基準値 目標値 2013年度 2014年度 % 基準 4%拡大 プラターンの森 km2 21.37 22.22 プラターン生産量 トン 10,195 10,603 % 15% 14% 140.90 1%削減 (139.5) 217.00 1%削減 (2014年度 実績) (実績値) 32% 33% (2014年度 実績) (実績値) 目 単位 (1) 拡大率 プラターン(可燃ごみの再生固 形燃料化)の森の拡大率 (2) 焼却率 処理受託廃棄物処理残渣の焼却 委託比率。 処理受託量 t サーマル焼却量 t 生産量当たりの (3) CO2排出量(電気 ㎏-CO2/t 由来)削減率 事業に伴うRPF生産量1トン当 たりの二酸化炭素排出量 RPF生産量 総CO2排出量 (4) 事業に伴うRPF生産量量1kト ン当たりの水の使用量 自社焼却廃棄物排出量の削減 1%減を維持する (5) 2014年度実績を基準値に 変更注3) グリーン購入 水使用量 m3 焼却向け廃棄物排 出削減率 kg 焼却物排出量 kg 総排出量 kg (7) 塗料の購入量 (購入実績) 注1) 電力排出係数= 0.525(㎏-CO2/kWh)を使用する。 注2) 化学物質はメンテナンスに使用する塗料以外、使用していない。 注3) マネジメントレビューを受け修正した Page14 3 m /kt kt 事務用品グリーン購入率 有機系溶剤を含む塗料の購入量 を把握する kg-CO2 RPF生産量 (6) グリーン購入率 事務用品のグリーン購入額の 事務用品購入総額に対する率注3) 化学物質排出量 生産量当たりの水 の使用量削減率 t % % ㎏ ㎏ 5. 環境活動計画 2014年度(2014年4月から2015年3月)の環境活動計画を表13に示す。 (活動目標値は、4.2 中期環境活動計画 表10参照) 表13 環境活動計画 活動項目 管理及び実施項目 プラターンの森の拡大 事業系一般廃棄物の燃料化を推進する (RPF年間生産量 畳の燃料化を推進する 10,600トン) 海老名市の剪定枝の燃料化を推進する サーマル焼却量の削減を行う 受託廃棄物の 有効利用の推進 マテリアルリサイクルを推進する 効率の良い解体・資源化を行う 推進部門 営業・海老名・早川工場 営業・吉岡RC 海老名工場 吉岡RC・早川・海老名工場 早川第2・吉岡RC・業務課 重機・運搬車両の始業点検を確実に行う タイヤ空気圧チェック、常態監視を行う 急停止・急発進を禁止する 二酸化炭素排出量削減 車両毎の燃費を監視する (化石燃料使用量) 効率の良い配車を心掛ける 業務課・吉岡RC・早川第2・ 早川工場・海老名工場 業務課・吉岡RC・営業 アイドリングストップを励行する 全部門 高環境性能車両へ切り替える 全部門 設備・機械の、日常・定期点検を確実に行う デマンド監視と効率の良い作業をする 設備・機械停止時の電源を遮断する 二酸化炭素排出量削減 エアコンの適切な温度設定を行う (電力使用量) 不要な照明を消灯する 吉岡RC・早川第2 早川工場・海老名工場 管理・総務 無駄な残業をしない 全部門 省電力設備への更新 吉岡RC・早川/海老名工場 省電力什器類への更新 本社/吉岡RC、早川/海老名工場 適切な水量で粉じん対策の散水を行う 上水使用量削減 水使用量の監視をする バルブ等の水漏れチェックをする 業務課・吉岡RC・早川第2・ 早川工場・海老名工場 効率の良い洗車を心掛ける 自社排出の 焼却ゴミの削減 グリーン購入の推進 数量監視と分別を徹底する 全部門 裏紙活用、印刷ミスの削減をする 管理・総務 紙マニから電子マニ切り替えを推進をする 購買ルールの徹底を行う 化学物質使用量の把握 塗料使用重量を把握する 管理・総務・営業 事務局・工場部門 環境負荷データの分かりやすい提示をする EMSの推進 年間計画の遂行と監視をする 管理責任者・事務局 環境教育の推進をする Page15 6. 環境目標の実績 6.1 2014年度の環境目標の実績 環境目標の実績を表14に示す。 ○:取り組み、目標達成 △:取り組んだが目標未達成 表14 運用結果と評価(取組期間:2014年4月∼2015年3月) 項 目 単位 プラターン生産量 廃 棄 物 の 有 効 利 用 C O 2 排 出 量 削 減 プラターンの森の面積を 2016年度までに2013年 プラターンの森面積 度比で12%拡げる 21.37㎢→23.93㎢ 拡大比率 中間処理全受託量 受託した廃棄物のサーマル 焼却比率を2016年度まで に2013年度比で5ポイン サーマル焼却委託量 ト削減する 15%→10% t kg-CO2 水総使用量 水使用量を2016年度まで にRPF生産量1kトン当たり 生産量当たり使用量 使用量比を1%削減する 217㎥/kt→214㎥/kt 分 別 廃 棄 自社の焼却廃棄物排出量を 焼却量 2016年度までに2014年 度比で1%削減し維持する (2014年度実績の1%減) 削減率 削減比率 ー 塗料の溶剤購入量の把握 t 二酸化炭素総排出量 上 水 量 削 減 物化 質学 % % 排出比率 事務用品購入費のグリーン 購入比率を2016年度まで に35%にする 32%→35% km2 焼却比率 二酸化炭素排出量を2016 化石燃料由来 年度までにRPF生産量1ト ン当たり排出量比を3%削 減する 電力由来 140.9→136.7 (単位:kg-CO2/ t) 生産量当たり排出量 グ 購リ 入 ン t kg-CO2 kg-CO2 kg-CO2/t % m3 3 m /kt % ㎏ % 基準値 2013年度 主な施策 2014年度 目標値 10,195 — 23.33 4%以上 15,235 2,336注) 実績 評価 11,131 焼却ゴミから 21.37 の燃料化、畳 の燃料化 ○ 9.2% 15,935 破袋選別施設 の改善、供給 者原料管理の 再検証 15% 1,841 14%以下 1,436,013 ○ 11.6% 1,511,199 設備改善、設 備保全による 処理能力の維 1,025,604 持・向上と、 デマンド監視 による生産効 140.9 率の追求 410,409 — 417,466 1,093,734 2,211 使用量の監 視、マイナス 216.9 要因の調査検 証と改善の実 施 — 2014年度実績 焼却排出量の 実態記録の実 施 — 購入費比率 % 32% グリーン対象 品購入での購 入継続、実績 確認とフォ ロー 購入量 kg 2014年度実績 購入実績の記 録の実施 ○ 135.8 -1%以下 注)サーマル焼却以外の焼却が含まれていた(2,362t)ため修正 Page16 ×:取り組めなかった -3.6% 2,466 221.5 1%以上 △ -2.2% 177.2 — — 33%以上 (把握) (177.2) 37% ○ (73.0) — 6.2 処理・リサイクル実績(受託廃棄物の処理量と資源リサイクル量) 受託廃棄物の処理量と資源リサイクル量を表15に示す。 表15 受託廃棄物の処理量 及び資源リサイクル量 廃棄物の種類 処分方法 (単位:t) 2012年度 2013年度 2014年度 産業廃棄物収集運搬量 8,773 9,186 8,957 収集運搬量 一般廃棄物収集運搬量 2,039 2,449 2,583 10,812 11,635 11,540 12,141 12,443 12,632 2,271 2,792 3,303 14,413 15,235 15,935 9,415 9,846 10,719 16 17 8 収集運搬合計 中間処理 処分量 産業廃棄物処分量 機械選別・破砕 ・減容固化 一般廃棄物処分量 固形燃料化・選別 処分量合計 再生固形燃料出荷量 固形燃料化 古紙出荷量 機械選別/再資源化 再 鉄・非鉄原料出荷量 機械選別/再資源化 資 源 化 木チップ原料出荷量 機械選別/再資源化 424 540 586 115 124 125 プラスチック出荷量 機械選別/再資源化 141 228 161 10,110 10,756 11,599 古紙類(処理後再生分含む) 3,343 2,403 2,379 鉄原料(処理後再生分含む) 882 1,099 985 1,333 765 805 51 45 46 634 624 405 再資源化合計 資源リサ イクル量 非鉄原料(処理後再生分含む) ガラス原料(処理後再生分含む) 再生プラスチック原料(処理後再生分含む) コメント 有価物の実績は年度によるスポット案件の有無や相場変動の影響は大きいものの、廃 棄物扱い量(収集運搬量・処分量)と再生固形燃料出荷量は着実に維持・伸長するこ とが出来た。 Page17 7. 環境活動計画の取組結果とその評価、次年度の取り組み内容 7.1 環境活動計画の取組結果とその評価 取組結果とその評価を表16に示す。 ○:取り組み、目標達成 △:取り組んだが目標未達成 表16 環境活動計画の取組結果とその評価 項目 結果 ×:取り組めなかった 評価 ○ 「プラターンの森」面積は増え、目標を達成することが出来ました。来年度は木製 粗大ゴミだけでなく、どのようにすれば燃料化が実現するか部署間の連携も強化 し、拡大比率の維持・向上に努めます。 ○ 焼却ゴミの削減は目標を達成することが出来ました。今後は選別施設を活用し部署 間で連携しながら、より多くの燃料化への転換に取り組みます。 CO2排出量削減 ○ 二酸化炭素排出量は増えましたが、目標の原単位は低減され達成することが出来ま した。来年度も日々の管理を確実に行い、原単位でのCO2低減に取り組みます。 上水量削減 △ 異常値発生時の原因特定に時間を要したため、達成できませんでした。来年度は原 因の絞り込み方を工夫して、目標を達成できるように取り組みを強化します。 グリーン購入 分別廃棄 化学物質 ○ 総務部署において確実に実施し、目標を達成しました。 — 数量管理含め確実に進めらました。今期のデータを指標として、削減の取り組みを 継続します。 プラターンの 廃棄物の 森の拡大 有効利用 焼却ごみの削 減 7.2 次年度の取り組み内容 次年度 2015年度(2015年4月から2016年3月)の取り組み内容を表17に示す。 表17 環境活動計画 活動項目 プラターンの 森の拡大 受託廃棄物の 有効利用の推進 管理及び実施項目 事業系一般廃棄物の燃料化を推進する 畳の燃料化を推進する 海老名市の剪定枝の燃料化を推進する サーマル焼却量の削減を行う マテリアルリサイクルを推進する 推進部門 営業・海老名・早川工場 営業・吉岡RC 海老名工場 吉岡RC・早川・海老名工場早川第 2・業務課 車両の日常・定期点検の実施 二酸化炭素排出量削減 (化石燃料使用量) エコドライブの推進と実績の監視 効率的な使用の励行 業務課・吉岡RC・早川第2・早川 工場・海老名工場 高環境性能車両への更新 設備・機械の日常・定期点検の実施 二酸化炭素排出量削減 (電力使用量) デマンド監視と効率の良い作業をする 省電力活動の推進 吉岡RC・早川第2 早川工場・海老名工場 省電力設備・什器への更新 上水使用量削減 自社排出焼却ゴミの削減 グリーン購入の推進 化学物質使用量の削減 設備の日常・定期点検の実施 効率の良い仕様と監視 数量監視と分別の徹底 紙マニから電子マニの推進する 購買ルールの徹底運用の実践 低VOC塗料への切り替え 業務課・吉岡RC・早川第2・早川 工場・海老名工場 全部門 管理・総務・営業 事務局・工場部門 環境負荷データの分かりやすい提示をする EMSの推進 年間計画の遂行と監視をする 環境教育の推進をする Page18 管理責任者・事務局 8. 環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、訴訟等の有無 8.1 環境関連法規等の遵守状況 当社に適用される主な環境関連法規等 ・ 廃棄物の処理と清掃に関する法律 ・ 消防法 ・ グリーン購入法 ・ 騒音規制法 ・ 家電リサイクル法 ・ 振動規制法 ・ 自動車リサイクル法 ・ 悪臭防止法 ・ 自動車NOX・PM法 ・ 神奈川県生活環境保全条例 ・ オフロード法 ・ 綾瀬市環境等関連条例 ・ フロン排出抑制法 ・ 海老名市環境等関連条例 ・ 下水道法 上記法規等の改定状況並びに遵守状況を確認し問題ありませんでした。 8.2 違反、訴訟等の有無 2014年度における当社の法令違反、訴訟等は、自主確認においてありませんでした。 9. 代表者による全体評価と見直しの結果 1)全体評価 ①前回の指示への取組結果 a) 活動内容等の情報の内部提供の強化 活動結果を直接検証できる実績値等数値での提供は確実に実施できました。一方、活動 の参考や盛り上げに有効な内外の情報提供は、もう少し工夫できると思います b) 電気の係数変更を行い中期目標計画を策定する 係数を変更し、中期目標計画を策定しましたが、廃棄物処理受託量を分母とする原単位 では、正しい全体評価が出来ません。指標とする原単位の見直しが必要です。 c) PDCAのサイクルを回した継続的な活動の定着を図る。 各部署において、ほぼ定例的に部門会議が開催されました。会議の内容も、前回からの 課題の確認、今後の取り組みは、検証してから実行するようになってきています。 d) 各会議をそれぞれの活動の、検証・改善の機会とする c)の通り、会議を、評価・検証(C)と改善・計画(A)の機会とすることが定着して きています。 ②今回の評価結果及び指示内容等 a) 実績値等の数値情報の提供は継続して実施してください。加えて、内外からの情報をも とに、活動の盛り上げや参考となる啓蒙的な情報も、工夫して社内提供してください。 特に法令順守に係わる情報は洩れなく、必要なら社内研修などを通じ提供してくださ い。 b) 指標とする原単位を見直し、部門毎及び全体の活動を適切に評価できる原単位に変更、 中期目標値も修正し、2014年度の活動の再評価をしてください。 c) それぞれの会議は、小ミーティングも含め、PDCAを回す機会と捉え、今後も継続し て実施し、さらに定着を図って下さい。 d) 関連法令の順守状況は定期的に確認しながら、抜け落ちを防ぐ運用をして下さい。 2)見直し結果 ①環境方針の変更の必要性 ・・・なし ②環境目標の変更の必要性 ・・・あり (一部指標とする原単位の見直し) ③環境活動計画及び環境経営システム等の変更の必要性 ・・・なし Page19 10. 資料 主な教育・訓練、緊急事態を想定した訓練実施の記録 項目 実施状況 エコアクション21活動に関するミニ研修の実施 8月11∼30日 参加:計14名 入門編としてPDCAサイクル等の基本、全体/部門の計画と各自の役割についてミニ研修を実施した。 AED導入設置に伴う機器操作及び心肺蘇生訓練 本社部門では、綾瀬市 消防署の協力を得て実 施、工場部門は購入 メーカーから借用した 器材を使い全従業員に 機器操作と心肺蘇生の 訓練を実施した。 タズミ燃料化事業の社内研修 7月19日 本社全部署/早川RC 27名 11月5∼6日 早川/海老名工場 15名 7月5・12・19日 参加:工場部門以外全員 工場部門以外の部署の従業員全員を3 回に分け、タズミの燃料化事業につい ての研修を海老名工場で行った。 燃料化する意義、どのような処理工 程を経て燃料が作られるのか、品質や 生産性をどのようにして維持している のかの現状を学んだ。 エコアクション21 の取組を適切に実 行するため、必要 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の運用に関する教育 6月20日 総務課 6名 な教育・訓練を実 マニフェストの実務担当者に、再確認も含め法律等で定められている運用ルール等を教育した。 施する 当社処理許可品目と危険物等に関するミニ研修の実施 8月27-28日 工場部門(小KYとして) 収集運搬、処分の許可品目の再確認 と、危険物の2次電池での爆発映像等を 視聴し、その危険性を再確認した。 フォークリフト運転業務安全講習 9月13日 吉岡RC 7名 9月20日 収運 6名 9月23日 収運・早川RC 10名 2月21日 収運・吉岡RC 10名 メーカーの協力により、フォークリフトの特 性から来る潜在的な危険性、安全作業のため に必要な要素について講習を受けた。 塵芥車(パッカー車)の安全作業講習 処分場における塵芥車(パッカー車)での 搬入の際の安全作業について講習を受 けた。パッカー車の特性、テールゲー トの動きや死角を知り、ドライバーと の連携や安全バーの重要性等、実際の 車両を用いて必要な知識を学んだ 8月23日 収運・吉岡/早川RC 21名 9月 1日 PT海老名工場 5名 緊急対応訓練(防火・防災訓練)の実施 環境上の緊急事 態を想定し、そ の対応策を定 め、定期的な訓 練を実施する。 Page20 5月28日 PT海老名工場 8名 緊急事態(火災や地震)を想定した訓練を、各部門で実 10月18日 本社部門 24名 施した。 海老名工場での3回目の訓練では、従業員へ訓練の予告 10月21日 PT海老名工場 8名 をせずに抜き打ちで地震を想定した訓練を行った。 10月30日 早川RPF工場 4名 3月11日 PT海老名工場 9名 10. 資料 設備点検・保全と環境測定の実施結果の記録 項目 設備点検・ 保全の実施 実施状況 設備・車両等の不具合を起因とする火災、設備停止や能力・性能の低下などによる事業リスク・周 辺環境への影響を低減するため、計画的な設備・車両等の定期点検、保守保全を実施した。 毎年、周辺環境への影響が無いことを確認するため、全ての処理施設の環境測定を実施していま す。 早川RPF工場 プラターン海老名工場 吉岡リサイクルセンター 環境測定の実施 設備の追加・更新時に、周辺環境影響の確認(騒音・振動測定)を実施、影響のないことを確認し ました。 → 8月5日に変更(追加)した ディスク切断機の騒音振動測定。 県条例規制値以内であることを 確認しました(測定は2014年2 月1日実施)。 ← 1月15日に変更(更新)した選別施設 の騒音振動測定。 県条例規制値以内であることを確認し ました(測定は12月5日実施)。 Page21 10. 資料 主な廃棄物適正処理の確認と外部コミュニケーション活動取組み結果の記録 項目 実施状況 当社中間処理後残渣の処理委託先施設の現地確認 当社の中間処理後の残 渣処理委託先の現地確認 を実施しました。 今年度は、10社11施 設を確認し、いずれも適 正に処理されていること を確認しました。 当社再生固形燃料利用先施設の現地確認の実施 11月14日 22企業/団体 33名参加 上 部 に て → ラ日 本 製 紙 ㈱ ボ イ ー 当社プラターン海老名工場で燃料の製造工程を見学後、 利用先(販売先)である日本製紙(株)富士工場のボイラ 施設・発電施設を見学していただき、当社製再生固形燃料 が利用されている実態を確認していただきました。 → 廃棄物の適正処 理の確認 P T 海 老 名 工 場 行政による現地確認履歴 6月3日 県土整備局建設リサイクル課:建設発生木材等再資源化指定業者登録(更新)に伴う現地確認・・・問題なし 4月21日 産業廃棄物処分業の変更届に伴う、県政総合センター環境調整課担当職員の現地確認・・・問題なし 12月11日 産業廃棄物処分業の変更届に伴う、県政総合センター環境調整課担当職員の現地確認・・・問題なし 吉岡工業会/自治会合同防犯パトロールへの参加 2月14日 当社より1名参加 当社役員が安全衛生部の役を務める吉岡工業会と、吉岡自 治会が合同で実施する防犯パトロールに参加しました。 県央地域廃棄物対策推進協議会事業への参加 県央地域不法投棄撲滅キャンペーン(写真) 9月14日 当社より1名参加 「県央相模川サミット」と同日開催でしたが、荒天によ り1週間延期されての開催でした。都合により参加者は 少なくなりましたが、全体では1666名の参加、約2.1t のゴミを回収しました。 合同パトロール 11月13・14・18日 今年度は、厚木市・海老名市・座間市で県央地域自治体との合同パトロールが行われ、当社からは1 名が18日の海老名市との合同パトロールに参加しました。 小学校への出前環境講座の実施 外部コミュニ ケーション活動 の取り組み 7月16日 寺尾小学校6年生 今年度も、リサイクルに関しての講座を実施しました その他、(公社)神奈川県環境保全協議会、(公社)神奈川労務安全衛生協会、(公社)神奈川県産業廃棄物協会、 県央地域廃棄物処理業協議会、高座地区河川をきれいにする会ほか、各団体主催の事業に参加、協力しまし た。 各環境関連基金への寄付の実施 タズミでは事業所のある自治体に、毎年売上の定率額を、使途を環境保全・緑化保全に限定して寄付をし ています。 今年度も、神奈川トラストみどり基金、海老名市及び綾瀬市に寄付をし、黒岩知事、内野市長、笠間市 長より感謝状を拝受しました。 黒岩神奈川県知事と 内野海老名市長と 笠間綾瀬市長と 行政、市民、企業、各種団体の、当社施設見学の積極的な受け入れ 3施設で延べ72企業・行政・市民団体など、197名の皆様に当社施設を視察・見学して頂きました。大 変ありがとうございます。 このレポートに関するお問い合わせはこちら 電話:0467-77-1847 FAX:0467-77-1936 HP http://www.tazumi.jp/ E-Mail:[email protected]
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