チェンマイに日本人を弔ういくつかの慰霊碑があるのはご存知でしょうか。先の大戦で祖国への帰還の想いも叶わぬ まま、傷を負い、病に伏せ、飢餓に苦しみ、儚くも散った日本の先人たちがこの地に眠っています。日本と縁ある二 つの慰霊・追悼の碑前にて、毎年 8 月 15 日に戦没者慰霊祭を行っています。戦後 70 年、焼け野原からの復興を遂げ た今日の日本は、先人の尊い命の礎の上にあります。現代を生きる私たちと先人とを繋ぐこの日、感謝の想いをお伝 えすると共に平和と未来を考える機会として、ご参加を呼びかけさせて頂きます。 1944 年(昭和 19 年)、日本軍はビルマ国境を越え、当時イギリス領だったインド北東部の都市・インパールへ向け て進軍。しかし、食糧や弾薬の補給が続かず作戦は開始後三ヶ月で中止。その撤退路は敵から追われる以上に、険し い山道、風土病、飢餓が行く手を阻み、生き延びられた将兵の一部はビルマと国境を接するメーホンソーンを通って チェンマイで終戦を迎えました。インパール作戦による死傷者は約7万人、またはそれ以上とも言われています。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2015 年8月15日(土) 受付け開始(9:00) 式典(9:30~) ※ 下記の二会場にて同時刻に挙行致します。どちらかの会場へご列席を頂けましたら幸いです。 バーンガート会 場 バーンガート・ウィタヤーコム中高校敷地内 (サンパトーン西約10km) メーワン郡のバーンガートウィタヤー コム校には、当時あった井戸で多くの 遺骨が発見された経緯から、その井 戸の上に一万八千柱の遺骨を納め た戦病没者追悼の碑を平成5年に建 立。敷地内の鐘楼には、昭和天皇の 御製が刻まれた大梵鐘が安置。 <会場への有料送迎車運行> オーキッドホテル前を8時出発。 ご希望の方は事務局へご予約を お申し出下さい。 ※バーンガートの慰霊祭終了後、ラーンプーンの藤田邸・慰霊碑へ向かいます。追悼ご同行希望の方は事務局までお申し出下さい。 ムーンサーン会 場 ムーンサーン寺院 (チェンマイ門南約800m) 市内ウアライ通りにあるムーンサ ーン寺院は野戦病院のひとつとし て多くの負傷・傷病した重症患者 を収容。戦後、戦友とご遺族によ り 「戦友よ安らかに眠れ」 と刻ま れた慰霊碑を昭和45年に建立。 資料館(慰霊碑後ろ)には当時の 歴史資料、写真、遺品を展示。有 志で展示整備と年3回の定期清 掃を実施中。 戦後七十年追悼講演 2015年 8月14日(金) 「インパール作戦など南方作戦の日本軍後方基地としてのタイ」 バンコク大学講師 日本近現代史を識る会主宰 横山正明氏 時間:18:00 受付 講演 18:30~20:00 会場:YMCA1階ホール(ちゃお誌地図E-2) ※会場費用へのご協力を当日お願いさせて頂きます。 【 主 催 】 チェンマイ戦没者慰霊祭実行委員会 【 協 力 】 バーンガート・ウィタヤーコム中高校 ムーンサーン寺院 【 W E B 】 http://chiangmai-memorial.jimdo.com/ 【お問合せ】 バーンガート会場・追悼講演: 乗鞍 087-0214652 [email protected] ムーンサーン会場: 友岡 086-0814093 [email protected]
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