労働安全衛生ニュース №2

労働安全衛生ニュース №2（2015 年 2 月 9 日号）
発行：フード連合 (労働局 )
厚生労働省より、フード連合に対し
「STOP！転倒災害プロジェクト 2015」についての協力要請あり！
●「STOP！転倒災害プロジェクト 2015」ってなに？
厚生労働省が主唱する、職場における転倒リスクの総点検と必要な対策を講ずることによって、
職場の安全意識を高め、安心して働ける職場環境を実現することを目的として実施するプロジェクトのこ
とです。厚生労働省の打ち出す主な取り組みとして、
（1）業界団体などに対する職場の総点検の要請、
（2）
都道府県労働局、労働基準監督署による指導、
（3）
「STOP！転倒災害」特設サイトの開設（※1）
、
（4）労働
災害防止団体などによる支援などを行います。
食品業界で働く仲間を代表するフード
連合に対しても協力要請が来ました！
●なぜ「STOP！転倒災害プロジェクト 2015」を実施するの？
昨年の労働災害は、上半期時点で大幅な増加となったことから、厚生労働省は昨年 8 月に各業界団体な
どに対し「労働災害のない職場づくりに向けた緊急要請」を行う等、各種対策を講じました。
しかし、昨年 12 月末時点の速報値において、労災件数は前年同期よりも増加しています（死亡災害は
1.5％、休業 4 日以上の死傷災害は 0.9％の増加）
。
また、今年は平成 25 年にスタートした「第 12 次労働災害防止計画（※2）
」の中間年ですが、残り 3 年
間での目標数字達成が危ぶまれる状況にあり、より一層の労働災害の削減に向けた対策を積極的に展開す
る必要があります。
そこで、昨年 12 月末速報値において死傷災害発生件数の 2 割以上（23,729 人）を占め、近年増加傾向
にある「転倒災害」に着目し、労働災害防止協会とともに本プロジェクトを主唱、各事業場における転倒
災害防止対策の展開を後押しすることとしました。今後、労働力人口の高齢化が一層進行すると見込まれ
ることから、事業場における転倒災害防止対策の徹底により、安心して働ける職場環境を実現することを
掲げています。
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●誰が実施するの？
主唱者は厚生労働省、中央労働災害防止協会、建設業労働災害防止協会等各労働災害防止団体ですが、
実施については各事業場で行います。労働安全衛生活動について、各加盟単組では日頃の活動の中で既に
取り組み済みの部分になりますが、安全意識を浸透させるため、このプロジェクトを機会にぜひ再度点検
をお願いします（実施事項については 5 ページ目の参考資料に記載）
。
●期間は？
平成 27 年 1 月 20 日から 12 月 31 日までとし、とりわけ転倒災害が多発する 2 月と、全国安全週間の準
備期間である 6 月を重点取り組み期間とします。
昨年 2 月は 2 回の大雪により交通
労働災害や転倒災害が大幅に増
加しましたよね。
●用語、その他
（※1）
「STOP！転倒災害」特設サイト URL：http://anzeninfo.mhlw.go.jp/information/tentou1501.html
（※2）第12次労働災害防止計画…「労働災害防止計画」とは、労働災害を減少させるために国が重点的
に取り組む事項を定めた中期計画のことで、５年ごとに厚生労働大臣が策定します。第12次計画の期間は
平成25年度～29年度となっています。計画では、平成29年までに、労働災害による死亡者の数を15％以上
減少、労働災害による死傷者の数を 15％以上減少する等の具体的目標を定めています。
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【参考資料】
転倒災害の発生状況
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【参考資料】
出典：厚生労働省 HP
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【参考資料】
出典：厚生労働省 HP（実施者の実施事項のみ抜粋）
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