パスポートの盗難に関する注意喚起 〈 在トロント日本国総領事館

パスポートの盗難に関する注意喚起
〈 在トロント日本国総領事館 〉
総領事館に報告された強盗事件、ホテル、レストラン、バー等における置き引きやス
リによる旅券の盗難は、例年夏の時期に多くの事件が報告されています。また、犯罪の
手口は、巧妙なものとなってきています。
最近の事例では、Keele と Eglinton West 地域で真夜中に徒歩にて家に帰る途中、ナ
イフを持った2人組に強盗に遭い、荷物とともにパスポートが盗まれるという事件が発
生しています。
深夜の一人歩きは極力避け、タクシー等の交通機関を利用しましょう。また、人通り
の多いメインストリートを歩き、人通りが少ない横路に入らないほうがよいでしょう。
トロント市警察は、トロント市で発生した犯罪の状況を示す「犯罪マップ」を作成し
、ウェブサイト上で公開していますので、防犯にお役立てください。
http://www.torontopolice.on.ca/statistics/stats.php
旅行等パスポートを持ち歩く際には、次の点に注意するよう心がけてください。
(1)ズボンの後ろポケットやバッグの外側のポケット、人目に付くところに財布や貴
重品は入れない。
(2)空港での手続きやホテルでのチェックイン・チェックアウトの際、荷物を床に
置いたままにしない。
(3)ビュッフェ式の食事やバーでは、テーブルや椅子にハンドバック、カバンを置
いたまま食事や飲み物を取りに行かない。
(4)旅先で馴れ馴れしく近づいて来たり、わざと気を引くような行動をする人には
気をゆるさない。
(5)窃盗団による観光客を狙った手口は様々であり、通常数人のグル­プで、そのう
ちの一人が近づいて来て、ケチャップやアイスクリームを洋服につけたり、小銭を落と
したりして注意をそらし、その隙に別の何人かが荷物を持ち去るというケースが多い。
(6)貴重品及びパスポートは、市内見物や買い物の際には、なるべく持ち歩かず
ホテルのセイフティー・ボックスに預けるようにする。 (パスポートのコピーは、紛
失・盗難に遭った際に役に立つので、常に携帯することをおすすめします)
また、混み合ったナイトクラブ等での盗難も数件報告されています。当地で飲酒できる
のは19歳以上で、日本人は若く見られるためバーやクラブへ入る際は19歳以上である
ことを証明するIDの提示を求められることがあります。
身分証明書を持ち歩く必要がある方は、可能な限りパスポート以外の身分証(運転免
許証等)を携行することをおすすめします。 なお、オンタリオ州では運転免許証を取
得する際、日本の有効な運転免許証を所持し、総領事館で発行される自動車運転免許抜
粋証明を提示することにより、実技試験(路上試験)及び筆記試験が免除され、視力検
査のみで取得することができます。
オンタリオ州運転免許証を所持していない16歳以上の方は「Ontario Photo Card」を
申請することができます。このカードは写真付き身分証明として使用することができま
す。
詳細につきましては、Service Ontario のウェブサイトでご確認ください。
http://www.ontario.ca/government/ontario-photo-card