平成27年2月6日に開催致しました「住宅金融支援機構住宅技術基準(省エネルギー性) 改正に伴う講習会」にたくさんのご参加を頂き誠にありがとうございました。 フラット35Sの申請において主要な技術基準である「省エネルギー性」の改正とあって 多くの方にご興味をお持ち頂き、一定のご理解を頂けたかと存じます。 さて、当該講習会の内容について、後日頂いた質問とその回答について取りまとめ致しま したので、Q&Aとしてこれらを公表させて頂きます。 【Q1】 『今回の改正により、トレードオフ規定(断熱材の必要厚さを減じる特例規定。別添資料1参照)が 廃止されますが、トレードオフ規定を念頭に置いて仕入れた板状断熱材の在庫が相当数あります。在 庫の個々の断熱材を重ねて1つの断熱材としたいのですが可能でしょうか。 また、可能である場合、防湿フィルムは断熱材と断熱材の間にも設ける必要があるのでしょうか。 』 【A1】 断熱材同士が同じ種類のものであれば重ねて使用することができます(別添資料2参照) 。 防湿フィルムについては同じ種類の断熱材を重ねて使用した場合、断熱材と断熱材の間に防湿フィ ルムは不要です。1つの断熱材として、通常通り断熱材の室内側に設置して下さい。 【Q2】 『断熱等性能等級4では「外皮等面積」 (別添資料3参照)を算定する必要があるとのことですが、 土間がある箇所の外壁面積計算における高さ寸法の取扱い(別添資料4参照)について、別添資料4の 図に基礎断熱材が記載されています。基礎断熱材を設けない玄関・勝手口の土間床における高さ寸法 についても、別添資料4に記載の通り、基礎天端からの高さまたは床仕上げ面からの高さのいずれか でよろしいでしょうか。 【A2】 基礎断熱材を設けない玄関・勝手口の土間床における高さ寸法についても基礎天端からの高さまた は床仕上げ面からの高さのいずれかで構いません。なお玄関・勝手口の土間床には断熱材を省略する ことができます(別添資料5参照) 。 また別添資料4の図に GL から基礎天端までの高さが“400 以下”との記載がありますが、この資料 は品確法における省エネルギー性改正についての講習に用いられたものですのでフラット35の技術 基準と相違がございます。フラット35においては「地面から基礎上端まで又は地面から土台下端ま での高さは 400mm 以上とする」必要がありますのでご注意の程お願い致します。
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