大阪商工信用金庫の地域経済貢献 は 地域密着型金融への取組 当金庫は平成15年4月以降、二次にわたるアクションプログラムにより、地域密着型金融(リレーションシップ・バンキング)の取組 みを積極的に実施してきました。専門部署である法人部を強化し、経営上何らかの問題点を持っている企業や、現状特に問題はない が将来問題の発生が懸念される企業等の経営改善に注力しております。商工会議所や地方公共団体等との連携を強化し、地域支援 ネットワークと専門家プラットフォームによる会計士、弁護士、経営コンサルタントといった外部専門家を最大限に活用することで、今 後も協働して顧客が抱える問題点の洗い出しや解決へのアドバイスを引き続き実施してまいります。 平成23年度に創設された大阪府連携による 「金融機関提案型融資」の積極的推進により、中小零細企業の皆様に寄り添い共に将 来展望を考え共に歩んでいくことで、厳しい経済環境に直面している地域活性化のお役に立っていきたいと考えております。 当金庫の経営方針の基本は金融サービスの提供を通して豊かな地域社会の実現に貢献することです。そのために地域の情報ネッ トワークの要として地域の各方面と連携し、地域共生のために特に下記の事項の強化に努め、地域の皆様に親しまれ信頼される地域 金融機関としての使命を果たしたいと考えております。 1. 事業再生、創業・新事業支援、経営改善支援、事業承継等、企業のライフステージに応じた取引先企業の支援強化 2. 目利き機能の向上により事業価値を見極める融資手法をはじめ、中小企業に適した資金供給手法の徹底 3. 地域全体の活性化、持続的な成長を視野に入れた地域の情報集積を活用した、持続可能な地域経済への貢献及び多様なサービスの提供 地域密着型金融への取組体制 専門部署(法人部)による積極的な対応 経営上何らかの問題点を持っている先や現状特に問題はないが、将来問題の発生が懸念される先等の経営改善、更には成長性・ 業種の斬新性等に鑑み本部一体となって取引を前向きに推進したい先のコンサル機能拡充を図るため、平成16年2月に法人部を 設け個社別対応をとることとしました。翌年から本格活動に入り顧客実態のより正確な把握を図るとともに、問題点を顧客と共有し 経営改善や事業再生計画の作成指導などを行い、事後フォローも着実に行うことにより、予想以上の成果を挙げることができてお ります。また公的金融機関や会計士、税理士等の外部専門家との協調体制を積極的に促進してまいりました。これからも経営環境 が不透明な状況下法人部の機能の拡大および充実を図り、顧客の問題点に適切なアドバイスが出来るよう一層精進努力してまい りたいと考えております。 「商工経営者フォーラム」の推進 企業の将来は経営者の能力如何にかかっているといっても過言ではありません。そこで次代を担う若手経営者がこうした難局に 挑戦し相互啓発と異業種交流を通じ経営者として逞しく育って欲しいとの願いを込め、「商工経営者フォーラム」を開講しました。 当フォーラムも今年4月に12期目を迎えることになりましたが、1年間を1期とし毎年10名の若手経営者を生徒に迎えセミナー、 事例研究などの研修や相互の情報交換を行ったり、 ときには受講生同士が自発的に互いの工場見学や個別会合を持つなどの成果も ありました。今年2月には第11期生の終講式を行いましたが、受講生から「セミナーで得たものを今後の経営に活かしていきたい」、 「将来の経営者となる立場の方々と出会う良い機会であった」との評価も頂き、本講座を益々発展させていかなければとの思いを深く しております。これからは取引先先輩経営者の経験談や卒業生からのその後の活躍振り等の講演も予定し一層の充実を図っ てまいりたいと考えています。 若手経営者が各取引先の経営者として自立、成長し、さらには地域活性化の原動力になることを期待しつつ、本会が取引先に とって真に役に立つ意義あるものになるよう推進してまいります。 貸出運営について 地域金融機関として地元の中小企業や個人の方々の幅広いさまざまな資金ニーズに迅速・的確にお応えし、事業や生活の繁栄を お手伝いすることが使命であると考えております。ご融資にあたりましてはお客さまの事業計画の妥当性などを十分に検討させて いただき、また信用金庫業務の公共的使命を踏まえ、地域内のお客さまにできるだけ幅広くご利用いただくために、取引関係の 親密化を図るほか、新しいお取引先の増加に努め、真にお客さまに役立つ金庫をめざしています。 7 さらなる高度化をめざします。 個人情報保護宣言(プライバシーポリシー) 当金庫は、お客さまからの信頼を第一と考え、個人情報の適切な保護と利用を図るために、個人情報の保護に関する 法律(平成15年法律第57号)および金融分野における個人情報保護に関するガイドライン、その他の関係法令等を遵 守するとともに、その継続的な改善に努めます。また、 個人情報の機密性・正確性の確保に努めます。 ◎本プライバシーポリシーにおける「個人情報」とは、 「住所・氏名・電話番号・生年月日」等、特定の個人を識別することができる情報をいいます。 視覚・聴覚障がい者向けサービスの強化について 当金庫では、視覚・聴覚に障がいをお持ちのお客さまをはじめ、 すべてのお客さまに安心して営業店、 ATM等をご利用いただけるよう、下記の 取組みを実施いたしております。今後とも、 当金庫では地域金融機関の公共的な役割を果たすべく取組みを進めてまいります。 ●視覚障がい者向け「音声ガイダンス機能付ATM」を全店に設置 ●聴覚障がい者向けには「ボイスメッセ (簡易補聴器)」を全店の窓口に配備 ●道路から店舗入口までのスロープ、 店内点字ブロックの設置など、 ユニバーサルデザインを意識した店舗づくり ●視覚障がいをお持ちのお客さまに対し、入出金明細等の点字書類の作成 ●視覚障がいをお持ちのお客さまへ窓口受付の振込手数料引下げ、当金庫職員による代筆および代読の取扱い 信金中央金庫 信金中央金庫は、全国の信用金庫を会員とする協同組織形態の金融機関で、信用金庫の中央金融機関として、昭和25年に設立されました。 信金中央金庫は、 「信用金庫の中央金融機関としての役割」と「個別金融機関としての役割」を併せ持つ金融機関として、会員信用金庫と 一 体となって業務を行っています。 また、平成12年には優先出資を東京証券取引所に上場しています。 資 金 量 28兆円 1,205人 (株) しんきん信託銀行 預 金 量 131兆円 信託・証券業務 役職員数 信用金庫 海外 5拠点 信金中金 拠 点 数 国内14店舗 金 庫 数 267金庫 店 舗 数 7,395店舗 役職員数 11万1千人 ・ファンドトラスト・特定金銭信託・有価証券管理、債権流動化等の 信託業務【資本金100億円/議決権比率100%】 しんきん証券(株) ・債券等の引受業務・売捌業務・ディーラー業務・ブローカー業務等 【資本金200億円/議決権比率100%】 信金インターナショナル(株) 会 員 数 267金庫 ・ユーロ市場における債券の引受業務・売捌業務・ブローカー業務等 【資本金30百万£ロンドンの現地法人/議決権比率100%】 会 員 数 927万人 信用金庫の中央金融機関としての役割 ◎各種金融商品の提供 ◎信用金庫のネットワークを活用した業務 しんきんアセットマネジメント投信(株) 金融関連業務 ■ 信用金庫の業務機能の補完 信金中金グループ ※上記計数は平成27年3月末現在(速報ベース)のものです。 ◎信用金庫の地域金融・中小企業金融等のサポート ・ベンチャーキャピタル業務・M&A業務・企業経営に関するコンサルティング業務 【資本金490百万円/議決権比率100%】 ■ 信用金庫業界の信用力の維持・向上 その他の業務 ◎信用金庫業界内のセーフティネット (経営力強化制度等) の適時・適切な 運営 個別金融機関としての役割 ◎金融機関の本来業務 (預貸金業務、 為替業務、 金融債発行業務) ◎金融機関の付随業務(公共債の引受け、私募債の取扱い等) (平成27年 3月末現在) ■ わが国有数の機関投資家 経営分析制度 経営相談制度 資本増強制度 信金中央金庫 ◎商店街・温泉街等の活性化にかかるコンサルティング活動等 信金中金ビジネス (株) 信用金庫経営力強化制度 全国の 信用金庫 ◎中小企業のライフステージに応じた各種支援 ・電算機処理の受託業務・ソフトウェア等のコンピュータシステムの開発業務 【資本金45億円/議決権比率50.7%】 (注) 「議決権比率」は本中金によるものであり、 ()内は、子会社による間接所有の割合(内書き)であります。 投資運用、 ベンチャーキャピタル、 M&A仲介) ◎地方公共団体、地元企業およびPFI事業等への直接貸出 (株) しんきん情報システムセンター ・信金中金の事務処理の受託業務 【資本金70百万円/議決権比率100%】 ◎子会社を通じた個人ローン保証等の業務および周辺業務(信託、証券、 ■ 地域社会に貢献する金融機関 信金ギャランティ (株) ・無担保個人ローンにかかる保証業務・信用調査業務等 【資本金10億円/議決権比率100%(0.8%)】 信金キャピタル(株) ◎信用金庫の決済業務のサポート ■ 総合的な金融サービスを提供する金融機関 ・投資運用業務 【資本金2億円/議決権比率100%】 ◎ 約33兆円にのぼる運用資産 8
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