第2回大任町総合教育会議 議事録 1 日時 平成27年6月15日(月曜日)16:30~17:45 2 場所 大任町役場 3 出席者 3階 委員会室2 構 大 任 町 員 長 永原 譲二 大任町教育委員会委員長 松 田 大任町教育委員会委員 (委員長職務代理者) 加藤 教行 大任町教育委員会委員 﨑山 恵子 大任町教育委員会教育長 小田 玲子 教 育 課 第 一 課 長 杉原 博文 教 育 課 第 二 課 長 矢吹 伸二 教育課学校教育係長 岩下 啓一 教育課学校教育主事 高木 侑斗 事 4 成 務 幸 局 議事概要(詳細は別紙のとおり) 1)教育に関する「大綱」について 2)町の重点課題について 「大任町教育施策大綱」(資料2)をもって承認とする。 3)その他 「いじめ問題対策欄落協議会」等、教育についての重大事案についての会 議は、他に委員会等を作らずに大任町総合教育会議をもって対応する。 5 傍聴人数 0人 別紙(議事詳細) 第2回大任町総合教育会議 1 開会 16:45 2 町長あいさつ (永原町長) 皆様、こんにちは。本日は第2回大任町総合教育会議にお集まりいただきま して、ありがとうございます。 今日の会議は、前回から引き続きの協議となっています大任町教育施策大綱 について議論を進めていきたいと思っております。 どうか、今日の会議が将来を担う子供たちにとって、そして今後の教育施策 が充実することにつながるよう心から期待して、私の挨拶とさせて頂きます。 よろしくお願いします。 3議題 1)教育に関する大綱について 2)町の重点課題事項について 事務局(杉原課長)より、前回の会議から継続協議となっており、それぞ れで内容を検討して頂いた「教育に関する大綱(案)」及び「町の重点課題事 項(案)」について、意見等ないか、説明があった。 (加藤委員) 大綱の中には18の施策がありますので、それぞれ大切だとは思うのです が、その中でも議題にあります「町の重点課題(案)」が大切になってくると 思いました。 (永原町長) 施策の中でも優先順位をつけてやっていかないといけない、ということです ね。 (松田委員長) 「大綱」については、平成23年3月に作成した「第4次大任町総合計画」 の中の教育施策が基本となっていますから、「大綱」は「大綱」で良いと思い ます。やはり、これからどこに的を絞っていくのか、ということが重要である と思います。 (永原町長) 学力低下の問題に対する取組等も成果などの検討をしながら行っていると ころですが、今後将来の田川地区全体の教育改革も見据えながら、大任町は この「大綱」でやっていき、そして、今、大任町の学校は荒れてないので、 今後も現状を維持しながら、さらに、学校の先生との連携もさらに強化して いかなくてはいけないと思っています。いじめについても、現在のところ、 事例があがってきているわけではないですが、そういったことがあれば、対 処していかなくてはいけないと思います。 子育て支援や学童保育の関係でも力を入れていかなくてはいけなくて、小 学生1年生から中学生3年生までは学校に任せていますが、問題はそれ以外 の所で就学前の子育て支援などの取組も重要で、総合的に地域を含めて、子 ども達を育てていかなければいけないなと考えています。 今、現在、教育関係で大きな問題はありますか? (小田教育長) 福岡県、筑豊地区、特に田川地区の喫緊の課題としては学力の向上という ことが言われているところですので、学力向上に力を入れて行かなくてはな らないのは勿論なのですが、 「学力の向上」と言われました時に、点数を上げ る技術、授業技術の向上だけを伸ばしたところで、本町の課題は、大人にな った時に、自立している人の割合が全国的に見て高くないことであると考え ていますので、人格の形成を目指す、しつけなどの面においても、学力向上 と両立して重点を置いていかなくてはならないと考えています。 (永原町長) 具体的に言えば、教育によって負の連鎖(自立できない人の連鎖)を断ち 切るということで、しっかりと勉強して、社会に出たら自分でしっかりと働 いてお金を稼いで生活をしていく、ということが、基本的に子どもの頭の中 にある、ということで負の連鎖を断ち切って行くことをしていかなくてはな りません。 (小田教育長) 学校の課題といたしましては、小学校も中学校も、子どもが学校にいる時 間では出来る限りの取組をして参ります。しかし、 「人間」というものを見た 時に「三つ子の魂」と言われますように、幼児期の教育がかなり大きいので はないか、と考えられます。学校では小学校1年生から教育委員会が携わっ て参りますが、それでは、いささか遅いような気がいたしましたので、定例 教育委員会にも提出させて頂いておりますが、就学前一年の子どもに小学校 を見据えた教育をして頂けたらと思い提案しているところです。その中でも 今年は「腰骨を立てる」という意味の「立腰」に力を入れていきたいと考え ています。立腰というのは、姿勢をきちんとするということ、自分を見つめ 直すということに繋がっています。小学校に入学する前に、人間形成の礎と なるような取組を、今年は今までになかった取組として入れていきたいと考 えています。立腰については、福岡県教育委員会でも力を入れているところ でありますので、大任町教育委員会については、立腰等を含めたところでの 就学前の教育に力を入れたいと思います。さらに、大任町の子どもは体験活 動をする機会が少ないと思います、予算を頂いておりますので、子ども達が 多くの体験活動が出来るようにしていきます。 (松田委員長) 保護者の意識改革も必要ではないかと思います。学校では明確な目標があ りますが、家庭に戻ると何もないといったところがあると思います。その為、 保護者への研修等も大事だと思います。 (小田教育長) PTAと連携をとって、保護者対象の研修等は実施しているのですが、参 加者があまり集まらないということがあります。 (永原町長) 就学前の方が保護者は教育に対して熱心であるということを聞いたことが あります。 (小田教育長) そこで、ちょっとお時間を頂きまして、先日、福岡市にあります保育園を 視察させて頂いたのですが、その保育園で行われている立腰教育のDVDを 頂きましたので、ご覧いただきたいと思います。保育の分野でありますので、 教育委員会としては、関与しにくいところですが、人間形成と就学後の教育 にも繋がっており重要でありますので、教育委員会として、就学前の教育に も力を入れていきたいと考えています。 (一同「立腰教育」についての映像を鑑賞) (永原町長) 地方創生の中でも、ソフト事業の中で、就学前の教育等、子育て支援的な 側面についても、人材育成の観点から教育委員会でもアイデアを出して頂き たいと思います。 (小田教育長) 人材育成、人を育てるということが、教育では当たり前すぎて、抜けてい る所があるので、しっかりと考えていきたいと思います。就学前の教育等に ついて、今年度は予算を頂き、教育委員会で就学前の家庭に向けた冊子を作 成し配布する取組を行わせて頂きます。さらに、ICT機器の整備について も、大任町を担う未来の人材育成や学校の負担軽減の為に、予算を頂けたら と思っています。 (永原町長) 国も地方創生のソフト事業に力を入れています。特に人材育成という観点 から、色々なアイデアを出してもらいたいと思っています。 (事務局) それでは、 議題であります、「1)教育に関する大綱」と「2)町の重点課 題事項」については、 「大任町教育施策大綱」をもって承認とさせてよろしいで しょうか。 (一同) 異議なし。 (事務局) ありがとうございます。今後、本町の教育行政については、 「大任町教育施策 大綱」に沿って進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 4その他 事務局(杉原課長)より、その他の事項について、ご意見を頂きたい旨、 説明があった。 (小田教育長) こういった会議が開かれることになったのは、いじめでの自殺など、重大な 事案が発生した際、責任の所存や誰が対応するのかなどを決めておくことが必 要であるといったことが発端ですが、法律で地方公共団体は「いじめ問題対策 連絡協議会」を設置することができるということが定められましたので、本町 では、本会議をもって、「いじめ問題対策連絡協議会」とし、いじめ等重大な 事案が発生してしまった際は、この会議をもって対応し、別の委員会はつくら ないということでご確認して頂いてよろしいでしょうか。 (一同) 異議なし。 (小田教育長) ありがとうございます。それでは、そうさせて頂きます。 (事務局) それでは、他に何か御意見等はございませんか?ないようですので、以上 で第2回大任町教育総合会議を閉会させて頂きます。本日は、ありがとうご ざいました。 7 閉会 17:44
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