南足柄市総合戦略推進委員会(平成 27 年度第3回)会議録

南足柄市総合戦略推進委員会(平成 27 年度第3回)会議録
1 日
時
平成 27 年8月 21 日(金)午後1時~3時
2 場
所
市役所議会棟3階 第1委員会室
3 出席委員
島川 崇(委員長)
、内藤 進一(副委員長)、重田 健太郎
喜多村 亨、林 直樹、鈴木 陽一、柳 真由美、内海 邦一
4 事 務 局
企画部長 荒井健氏
企画課長 瀬戸淳子
企画政策班長 和田仁宏
同主査 加藤雄士
5 公開又は
非公開の別
公開
6 傍聴者数
5人
1
委員長あいさつ
2
議事
(1)市民アンケート調査結果について
参考資料1・2について日本総研より説明
【質疑応答等】
内海委員
参考資料2の「問6(市外で働きたい理由)」について、
「南足柄市内に、自分がやりた
い仕事がない」との回答が多いが、若年層は理想の仕事を追い求める傾向が強い。その
ため、このような回答が多くなってしまうのはある意味仕方がない。
柳委員
参考資料1について、市民からの要望事項は日常的に周囲から上がる要望とも合致して
いる。例えば小児医療費助成を小学校6年まで引き上げてほしいという要望は実際に上
がっている。また、出産の高齢化が進んでいる一方で、高齢出産の際にはある程度の収
入が得られているために所得制限に掛かってしまい、手当てが受けられないというケー
スもある。学童保育についても、費用が高く入れることができないという声も上がって
いる。
委員長
学童保育の費用は近隣地域に比べて高いのか。また、近隣地域の小児医療費助成制度は
充実しているのか。
柳委員
学童保育の費用は実際に高い。例えば山北町は、中学校3年まで小児医療費助成が適用
されている。また、3年保育が主流の時代において、南足柄市での3年保育対応施設は
まだ少ない。特に夏休みは保護者の負荷が高いため、休み中の保育機能は重要。
内藤委員
参考資料1について、全体的に要望事項のボリュームが大きい。特に、子育て、出産、
医療費助成等面では多くの不満があるように見受けられる。南足柄市は近隣地域に比べ
て援助が少ないという意見もあるが、実際にレベルはどの程度なのか。
子ども課長 総じて高い、低いというわけではないが、反省すべき点として、近隣5町と比べて取組
の温度差があるように感じる。
委員長
南足柄市の施策上の強みと弱みは何か。
1
子ども課長 小児医療費助成について山北町、松田町、中井町は中学3年まで、他の地域も小学校6
年までということを鑑みると、本市の支援レベルは弱みと言える。また、助成に伴う所
得制限を撤廃している町もある。
他方で、足柄上地区5町内は公立幼稚園だけであり、開成町以外では3年保育を実施し
ている。本市の公立幼稚園は2年保育であるが、私立幼稚園では3年保育を適用してい
る。また、本市として私立幼稚園の費用に関する助成制度を適用しており、市外の私立
幼稚園に通う児童に対しても助成の対象としている。
(2)南足柄市総合戦略(骨子案)の政策分野③について
資料3について事務局より説明
【質疑応答等】
柳委員
「基本目標③」における学校教育について、南足柄市では自然あふれる中での学校教育
が出来るということが売りになるため、政策として明記したほうが良い。
委員長
同意である。全般的に、より南足柄らしさが出るような具体例を明示したほうが良い。
自然に触れることは子どもの教育において有意義である。
重田委員
「交流の場(出会いの場)
」の提供や支援についても、単なる人寄せではなく、南足柄
市を体験してもらい対外的に宣伝できる手法が重要。神奈川県でも「こい(恋)かな(神)
プロジェクト」を立ち上げ、単なるマッチングに留まらず、場所の宣伝も兼ねている。
委員長
人だけではなく南足柄という地域も合わせて好きになってもらうことが肝要。また、小
規模で閉塞的な環境で街コンを行うことについては疑問を感じる。特に若年層は、近く
の人と付き合うことで噂が広まることなどに対するリスクを感じている。小さな町の中
でのマッチングというよりも、近隣含めた広域連携の方が、効果があるのではないか。
鈴木委員
農業体験の一環として、そばうち体験なども市内で催しているが、独身者が年に数回訪
れている。その中で仲良くなる男女もいる。婚活を前面に押し出すよりも、自然発生的
な出会いや交流を進める方が市民も受けいれやすいのではないか。
内海委員
商工会でも、ビール園でのイベントや飲み歩きなど、街コンに関するアイデアを出して
きた。また、今後は 文化会館を使ったゲームイベントも行われると聞いている。
事務局
市として商工会の活動を財政的に支援する他、街コンを主催している。
内海委員
商工会では近隣の秦野市や小田原市と連携したイベントを開催している。市が主催のイ
ベントについても近隣地域や地元住民を巻き込んで進めるべきと考える。
委員長
小児医療に関しては、もう少し具体的に施策を明示すべき。
内海委員
未病についてどう取り組むべきかが課題。実際の医療体制として南足柄市の総合病院は
真に市民にとってのサービスが提供できているか疑問である。例えば開成町の病院は他
地域からも多数の人が訪れており、南足柄市民も通っている。医療モールと連携して、
南足柄市の医療体制を整備することも必要。現実的な施策として進めることができれば、
市民の関心も引けるのではないか。
委員長
未病への対策も含め、ヘルスケアや健康食等の要素も含んだ医療モールの開発が肝要で
ある。
林委員
医療費助成と学童保育について、子供によって、病気になる子、ならない子とばらつき
がある。
2
また、市民アンケートでは、自身の母親や父親が子供の面倒を見てもらえるため預けて
いないという声が 60%を占めている。これを踏まえると、医療費助成、または、学童保
育で個人が支援を受けるメニューを任意に選択できるようになれば良い。例えば、「医
療費助成は辞退するから学童保育の方を手厚めに支援してもらう」などの施策が有効で
はないか。
また、婚活について、
「結婚したい」と希望する割合が7割と言うのはとても高い。産
学全体の過去調査では3割程度であった。7割が結婚したいと希望しているのであれば、
まずはストレートな婚活イベントを興すのが有効ではないか。
委員長
全般的に施策の手法をもう少し具体的に落とし込む必要がある。次回委員会までに考え
ていただきたい。また、このままでは南足柄市としての本気度が感じられない。小児医
療費助成制度等はさらに踏み込んで検討する必要がある。また、公立幼稚園の2年保育
を3年保育にする等、市としての具体的な施策が明記できないか、合わせて検討いただ
きたい。
(2)南足柄市総合戦略(骨子案)の政策分野④について
資料4について事務局より説明
【質疑応答等】
鈴木委員
「消防団の充実強化」について、過去には大企業の社員等も消防団に入っていたが最
近では敬遠されているのが現状である。魅力ある消防団とは何か、改めて考える必要が
ある。
防災安全課長
全国的に定員割れしているのが現状だが、消防団が地域防災力の要であることに変わり
ない。火消しだけではなく、人を助けるという領域全般で消防団が活躍するなど、地域
の防災を支える立場になるべきと考える。それを担う人が出てきてくれれば、市として
も支援していきたい。
委員長
法律的に「消防団」という用語は定義されているのか。仮に、名称変更できるのであれ
ば、
「地域サポーター」等に名称変更することも有効ではないか。また、男性だけで地
域防災を担うというのも違和感がある。女性も含めた新しい消防団のあり方を模索する
必要がある。
防災安全課長
用語については消防組織法の規定により条例で定めています。また、小田原市には 30
名ほどの女性消防団員が在籍しており、火消しよりも、女性ならではの防災、予防活動
を行っている。南足柄市も女性団員が1名在籍しているが、現時点では消火活動がメイ
ン。今後は防災を広く捉え、女性団員を増やしていきたい。
内藤委員
昔は火災が多く、消防団の活動も消化活動がメインであったが、最近は、火災が減って
いる一方で集中豪雨による土砂災害が多く発生しており、消防団が担うべき役割も変わ
ってきている。最新のニーズやリスクに合わせた人員体制を整備することが重要。
喜多村委員 中心市の在り方や合併・広域連携等のキーワードがあるが、これまで近隣2市8町間は
つながりが強く、ごみ問題も連携して対処してきた。そのほかに具体的に検討・対処し
ているような広域連携の事例はあるか。
事務局
現時点で、広域連携にて対処すべき新しい課題が目に見えているわけではないが、今後
はスケールメリット、財政基盤を考え、連携を考えていかなければいけないと考えてい
3
る。なお、合併について、以前に一度遡上にあがったが立ち消えになった経緯がある。
現時点では具体的に検討が進んでいる訳ではない。
柳委員
「協働のまちづくり」について、高齢化が進んでいる中で、健康づくりにもう少し力を
入れてみてはどうか。例えば健康体操を推奨することで医療費削減につながったという
事例もある。この施策の中に明記することも有効と考える。
内海委員
地理的に南足柄市で津波は生じないが、地震や土砂災害、富士山・箱根の噴火等の対応
も考えるべき。また、災害が生じた後の避難所や補償等の在り方も講じるべき。特に高
齢者・障害者を誰が避難させるべきかも決めておかなければいけない。避難所も実際の
避難の場では、想定外の問題が生じる。お試しで避難所での宿泊を体験する等、平時か
らの取組みが重要である。また、提案型協働事業について、市内外の若者も巻き込んだ
検討も有効である。例えば、市内外の大学生に提案を促し、優良案についてはその実現
に向けた市が財政的なバックアップするなどの取り組みが考えられる。
(3)南足柄市総合戦略(骨子案)の政策分野①・②について
資料1・2について前回からの変更点を中心に事務局より説明
【質疑応答等】
柳委員
事例として、子どものバス割引や神中(かなちゅう)ちびっこキャンペーン(夏休み中、
50 円でバス乗り放題)等の試みがある。可能であれば南足柄市としても取り組んでみ
てはどうか。その他、通勤・通学の割引助成なども実施できれば良い。また、行政がシ
ティアピールとして何を売り出そうとしているのか意見を聞きたい。
事務局
色々要素はあるが、金太郎が一番のアピールポイントと捉えている。
内海委員
夕日の滝が TBS の「ナポレオンの村」で取り上げられた。ドラマで取り上げられたこと
を大々的にPRすべき。また、シティセールスの一環として、フィルムコミッションを
施策として明記すべきである。若者がインターネットでその情報を調べて、すぐに南足
柄に訪れる、それにより交通需要が増え、結果的に路線価も上がる等の効能が見込める。
また、ロケ隊に振舞われる地域の弁当を、タレントが情報発信する等の波及効果も見込
める。
委員長
フィルムコミッションは費用と時間を掛けて TVCM を打つよりもはるかに効果的である。
是非施策として明示してほしい。また、藤沢市が施策としてフィルムコミッションを効
果的に用いているため、参考にしてほしい。
鈴木委員
南足柄市の新しい暮らし方について、ドラマなどで、南足柄市を舞台に若者の理想的な
暮らし方を放映してもらうことで、かなりの PR になる。また、漫画家に南足柄の風景
を描写してもらうように働きかけることも肝要である。
委員長
南足柄市と聞いて想起する共通のイメージを醸成することが有効である。また、個人的
には金太郎が果たしてキラーコンテンツか、多少の違和感がある。ライフスタイルによ
り訴えかけるような新しい情報発信の仕方があるのではないか。
内海委員
例えば、南足柄市の金太郎まつりは、参加者は楽しいかもしれないが見る方はイマイチ
面白みに欠ける。見る側に対するアピールを高めるためのアイデアを講じる必要がある。
また、避難所でのお泊り・お試し体験も先駆的であれば、マスメディアが飛びつく。そ
のような情報発信に係るこまめな努力が必要である。
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(5)その他
鈴木委員
アパートなどは居住実態がつかめず、震災発生時に居住者の安否が分からなくなるとい
うリスクをはらんでいる。地域防災の一環として、平時より実態を把握しておくことが
重要と考える。
柳委員
教育環境として南足柄市は生徒数が少なく、教師の目が行き届くという良さがあるが、
予算の関係で近年は教員数も減少傾向にある。「生徒一人一人を大切にした教育」とい
うのを施策として前面に出してほしい。
委員長
大雄山駅は塾の宣伝が多いように感じるが、塾通いの子どもは多いのか。または、とり
わけ教育熱心な地域なのか。
林委員
学校の授業スピードが遅いため、塾通いのこどもは必然的に多くなると認識している。
委員長
アンケートの結果として、東京で働きたいという人が 13%もいるのは意外であった。こ
の結果を踏まえ、南足柄市として本気で交通インフラの整備を考え、東京勤務者にとっ
ての利便性を上げてみてはどうか。
柳委員
実際に東京勤務者をターゲットとした路線はある。新松田駅までのバスや小田原駅まで
の大雄山線もその1つであるが、運賃が高いのがネックである。
以上
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