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基礎ゼミナール
科学とオカルト 第1章
(相澤)
・ 共感する点
P22 L14「オカルトは公共性を持たない信念体系であり、科学は多少と
も公共性を持つ理論である」
P33 L6「科学はその説明体系から「神」のような超越的な概念を除か
なければならない」
オカルトには「隠されたもの」という意味があり神秘的なものと言われ
ているため科学的な証明は不必要だが、科学というのは証明しないと科学
として認められない。これは現在でも同じ考え方だと思われる。よってオ
カルトには証明が不必要・科学には証明が必要だという両者の相違点に私
は共感できる。
P20 L5~L9「アデプトは不死身で~立証しているのである。」とある点
に対し、筆者は反対の意見を示しているが、私も筆者と同様、不死身の人
が存在することを立証するのは不可能であるし、そのような人物は絶対に
存在しないと思う。
・ 異論がある点
特になし。
・ 議論テーマ
「人はなぜオカルトを信じるのか。」
占い・霊・超能力・UFO などのオカルトと言われるものにはきちんとした
裏づけがない。しかしオカルトを信じている人は沢山いる。そこで人がオ
カルトを信じる理由について考えてみたいと思う。
議論結果報告
・ 議論テーマ「人はなぜオカルトを信じるのか。」
・ 議論結果
今回議論をした結果、オカルトを信じる理由は、そのオカルトの種類によ
って様々であるという意見が出た。
例)占いの場合
実際に当たることがあるから。
良い結果が出ると安心できるから。
占いの結果を信じ込むことで現実逃避したり、幸せだと感じられる
場合があるから。
古代の日本では卑弥呼が占いを通じて政治を進めていたと言われ
ているから。
霊の場合
実際に見たと言う人がいたり、心霊写真などがあったりするから。
超能力の場合
自分の持っていない特殊な能力が存在するということには何か価
値があると考えられるから。
UFO の場合
本当に UFO が存在したら、まだ見ぬ未知の世界を知ることができ
るかもしれないので、興味があるから。
このほかにも、日本はアメリカよりも肯定的に心霊現象や超能力をマスコ
ミがとりあげているので、より信じてしまう人が多いのではないかという
意見も挙げられた。
また「超常現象の心理学」という本によれば、オカルトを信じる理由とし
て、“人間には、自分はこういう人でありたいという欲望がある。そのた
め人はオカルトを信じてしまう。”と書かれている。
<まとめ>
オカルトを信じる理由には様々なものがあり、その信じ方は人それぞ
れ違う。
科学と関連付けて考えると、既に証明されている科学と違い、オカル
トは神秘的であり、その部分に人々は興味を示し、オカルトを信じてい
るとも考えられるだろう。
・ 感想
自分が考えたテーマについて議論するというのは今回が初めてだったが、
思っていたよりも色々な意見が出て、とても有意義なものだった。ただ次回
からはもう少し参考文献を探してより確実な結論が出せるようにしたいと
思う。