オリフィス タイプ EB: D 6465

インサート形オリフィス タイプ EB
使用圧力 p max = 500 bar
流 量 Q max = 120 l/min
油圧シンボル,概略断面図
1.
概 要
オリフィスは流量制御バルブの一種です。 ( DIN ISO 1219-1)
その効果は,計算式 |p = (a Q)2 に基づいています。
オリフィスはシャープなエッジのため作動油の粘度の影響を受けません。
"a"はオリフィスの幾何学的形状などで決まる流量係数です。
この計算値は |p - Q -特性曲線で簡単に求めることができます。
オリフィスは主に切換過程において流量を制限するために用いられます。
(例えば,切換時間の増加:大流量からパイロットバルブを保護したり,
アキュムレータ回路などで切換過度期がネガティブな切換バルブの切換時に
予期せぬ放出などを阻止します。)
このバルブは特にバルブ内に組み込まれ,サブプレート上に取付けられます。
当社のシート形切換バルブ(カタログNo. D 7300)のPポートにダイレクトに
取付けられる構造となっております。
2.
接続穴
形式と主要データ
形式例:
EB 2 -1,7
圧力
pmax
(bar)
流量
Q max
(l/min)
EB 0
500
6
EB 1
700
10
EB 2
700
40
EB 3
500
100
EB 4
500
120
基本形式
オリフィス穴 # (mm)
- 0,4
- 0,6
'
- 0,8
- 1,0
- 1,2
'
'
'
'
'
'
'
'
- 1,7
- 2,1
'
'
- 2,5
- 3,0
'
- 3,5
- 4,0
'
'
- 4,2
'
'
名 称 インサート形オリフィス
取付位置 任意
質 量 タイプ EB 0
2g
EB 1
EB 2
EB 3
EB 4
4g
6g
10 g
18 g
作動油 DIN 51524 パート 1 ∼ 3相当の油圧作動油; ISO VG 10 ∼ 68 ,DIN 51519
粘度範囲:min. 約 4; max. 約 1500 mm2/s; 推奨範囲: 約 10 ∼ 500 mm2/s
HEPG(ポリエチレングリコール)およびHEES(合成エステル)の生分解性作動油にも適合しています。
運転時,作動油温度は +70°Cまでに抑えてください。
温 度 周囲温度: 約 -40 ∼ +80°C; 作動油: -25 ∼ +80°C; ただし,粘度範囲に注意!
運転時の油温が少なくとも20℃以上高くなるのであれば,始動温度は-40℃まで許容できます。
生分解性作動油:作動油製造メーカの指示に従ってください。
パッキンの劣化等を考慮して+70℃を越えないようにしてください。
測定時の作動油粘度
約 60 mm2/s
通過抵抗 |p (bar)
|p-Q-曲線
流量 Q (l/min)
HAWE HYDRAULIK SE
STREITFELDSTR. 25 • 81673 MÜNCHEN
© 1971 by HAWE Hydraulik
流量 Q (l/min)
D 6465
インサート形オリフィス EB..
Februar 2000-02
2.4
2.4
D 6465 2
3.
外形寸法図,取付穴加工図
単位mm,第1角法,寸法は予告なく変更する場合があります!
タイプ EB 0-...
タイプ EB 1-...
接続穴径
#3,5
接続穴径
#4,5
接続穴径
#10
接続穴径
#14
O-リング 6x1,5
NBR 90 Sh
O-リング 8x1,5
NBR 90 Sh
O-リング 14x2
NBR 90 Sh
O-リング 17,12x2,62
NBR 90 Sh
タイプ EB 4-...
タイプ EB 2-...
タイプ EB 3-...
Z
= バリのない鋭いエッジ,その他すべての穴は面取り0.2mm
#d = オリフィス穴 (2項参照)
注意: O-リングは別途ご注文願います!
取付注意:
リーマ深さ 7
接続穴径 #20
このオリフィスの組込エレメントへの正確な固定は,固定ボルト
を締め込む際に下図のエッジシール部に意図的にもたらされる
わずかな塑性変形によって行われます。
この取付方法はマニホルド本体に適切な材質が用いられている
ことを前提条件としています。硬化処理されているか本来硬度
が高い材質,油圧部品に通常用いられる材質であれば使用できま
す。
組込
エレメント
わずかな接触端部の
塑性変形
組込エレメントとベース
プレート間の隙間が完全
に閉じられるまで均等に
固定ボルトをしっかりと
締付けてください。
接続穴
O-リング 23,47x2,62
NBR 90 Sh
マニホルド