第1学年1組 音楽科学習指導案 期 日 指 導 者 場 所 時 間 1 題材名 11月13日(木) 教諭 飯田明日香 音楽室 授業Ⅰ(2校時) 「いろいろな おとに したしもう」 2 題材の目標 ・ いろいろな音に対する興味・関心をもっている。 ・ いろいろな楽器の音の鳴らし方を工夫しながら,情景に合う音を探して音遊びをする。 3 題材について (1)教材観 ○ 本題材は,学習指導要領では,主に A 表現(1)ア「範唱を聴いて歌ったり,階名で模唱したり 暗唱したりすること。 」イ「歌詞の表す情景や気持ちを想像したり,楽曲の気分を感じ取ったりし, 思いをもって歌うこと。 」ウ「自分の歌声及び発音に気を付けて歌うこと。 」 ,(2)ア「範奏を聴い たり,リズム譜などを見たりして演奏すること。 」イ「楽曲の気分を感じ取り,思いをもって演奏す ること。 」ウ「身近な楽器に親しみ,音色に気を付けて簡単なリズムや旋律を演奏すること。 」エ「互 いの楽器の音や伴奏を聴いて,音を合わせて演奏すること。 」, (3)ア「声や身の回りの音の面白さ に気付いて音遊びをすること」イ「音を音楽にしていくことを楽しみながら,音楽の仕組みを生か し,思いをもって簡単な音楽をつくること。 」と関連している。 【教材】*「シンコペーテッド クロック」 (アンダソン 作曲) ときおり不規則に時を刻む時計の様子を,ユーモラスに描いた楽曲で,ウッドブロックで 表現される時計の音が不規則なリズムで表れる。中間部では,トライアングルなどを用いた 目覚ましのベルの音が鳴り響く様子が演奏されている。ウッドブロックやトライアングルの 音色に気を付けて聴き,その聴こえてきた音について,感じ合ったことを交流させたい。ま た,トライアングルの音色は,音の出し方やそれが何の音を模倣しているのかを想像させな がら聴かせ,奏法の学習につなげられるようにしたい。 *「がっきあそび」 「シンコペーテッド クロック」でいろいろなおもしろい音を聴き取った体験をもとにし て,すずとトライアングルの基本的な演奏の仕方を学ぶ。この学習では,1つの楽器でも鳴 らし方によって,さまざまな音色を出させたり音の表情を変化させたりすることができると いうことに気付くことを大切にしたい。 *「おとあそび」 いくつかの場面に分かれている教科書の挿絵や挿絵から子どもが考えたせりふの朗読を手 がかりに,すずとトライアングルを用いて星が光る様子を音で表現する活動に取り組む。 「が っきあそび」で覚えた演奏の仕方を取り入れながら,いろいろな音色や音の出し方を楽しま せたい。また,具体的なイメージをもち,思いをもって表現できるよう指導を工夫したい。 *「きらきらぼし」 (武鹿悦子 日本語詞 / フランス民謡) 歌詞から星空のイメージを膨らませることができ,それを生かした歌い方の工夫や身体表 現を考えることができる楽曲である。歌唱においては,歌詞から歌の気持ちを感じ取って, 遠くの星空に届けるような歌い方につなげたい。また,すずとトライアングルを用いた「お とあそび」も含めて演奏することで, “おほしさまのものがたり”というストーリー性をもた せ,音の強弱や表情など,情景に合う音の出し方を工夫しながら楽しんで音楽づくりに取り 組ませたい。 (2)児童観(男子3名,女子10名,合計13名) ○ これまでに児童は,「しろくまのジェンカ」「ぶんぶんぶん」などの教材を通して,拍の流れにの ってリズムを打ったり友達とリズムリレーをしたりと,リズム遊びを中心に学習してきた。カスタ ネットやタンブリンの奏法を知り,持ち方や鳴らし方に気を付けて演奏することを経験している。 1 歌唱表現については, 「ひらいたひらいた」や「かたつむり」などの教材で,歌詞の表す様子を想像 し,体を動かしながら歌う学習をしてきている。音楽の学習を楽しみにしている児童が多く,元気 な歌声を響かせたり,音に合わせて楽しそうに体を動かしたりする様子が見られる。一方で,以下 のような課題が見られる。 ① 自分や友達の歌声に注意しながら歌うことができず,とにかく大きな声で歌ったり,自分の歌 いやすいリズムや速度で好きなように歌ったりすることがある。 ② 音が違っていても気付かず,楽器の音色や友達の演奏にあまり耳を傾けていない。 ③ 音楽を聴いて想像したことや感じたことを教師や友達に言葉で伝えられる児童がまだ少ない。 以上の3点について具体的に述べる。 ①については,自分の声を精一杯出して積極的に歌おうとする意欲の表れでもあるが,友達に負 けまいとして大きな声で歌う姿も見られる。したがって,自分の歌声や友達の歌声への関心が低く, ていねいな歌い方やきれいな発声・発音に気が付いていないということが言える。 ②については,楽器に興味・関心をもち,自分でいろいろな音を出そうとしているものの,楽器 の音色のよさや面白さに気付いたり,音を味わいよさに気付いたりすることができるような指導が 不十分であると言える。また,①②の実態から,みんなで音楽を創り上げようという意欲を喚起す る指導の工夫も大切にしたい。 ③については,感じ取ったことや気が付いたことを言葉に表す経験を積む必要があると考える。 (3)指導観 音楽科では,音楽活動の基礎的な能力を身に付けることが大切である。友達と関わり合いながら 楽しく音楽活動に参加することにより,聴覚・視覚を生かして歌ったり演奏したりし,一人ではで きないことも,みんなで協力し,音楽をつくり上げる活動をしていきたい。そのような活動により, 一人一人の表現力が高まり,成就感を味わうことができると考える。 本題材では,いろいろな音に親しみながら,打楽器のさまざまな演奏の仕方を体験したり,音色 の違いを感じ取ったりして,それをもとに表現の仕方を工夫していく学習を進める。児童の実態を 踏まえて大切にしたい指導は次のとおりである。 【題材全体】 ・自分や友達の音への関心を高め,よりよい表現につなげていくために, 「互いに聴き合う」場面 を取り入れ,気付いたことを発言する場や表現する場を設定する。 (提言1) ・ 発声リレーやリズム打ちリレーを取り入れ,一人一人がどんな声や音を出しているか聴き合い, 互いの声や音に耳を傾ける習慣を付ける。 (提言1) ・全9時間の学習計画を示し,授業の始めに教師と児童全員でねらいを確認することで,発表会 に向けてみんなで音楽をつくり上げる一体感を高め,音楽づくりに生かす。 (提言3) ・振り返りカードで授業を振り返ることで,次時への意欲につなげたり,児童の学びを的確に把 握したりする。 (提言3) 【歌唱】 ・階名で模唱したり暗唱したりする活動を繰り返し取り入れ,正しい音程感覚を養う。 ・視覚教材を用いながら効果的な指示を出すことで,様子を想像しながら歌い方の工夫ができる よう心がける。 ・はっきりした発音でていねいに歌詞を読む,母音,子音,濁音,鼻濁音などの発音の仕方に気 を付けさせるなど,きれいな発音や発声に気付いて歌うことができるようにする。 【器楽】 ・階名唱やリズム唱,リズム打ちを通して,音色やフレーズ,リズムに対する感覚を育てる。 ・音色,リズム,速度,強弱に気を付けながら,繰り返し模奏をすることができるようにする。 ・すずやトライアングルの奏法を知り,1つの楽器でもさまざまな音が出せることに気付かせる。 ・楽器の音色や奏法を音楽づくりに生かすために,耳を澄まし,集中して楽器の音を聴くことが できるようクイズ形式を取り入れて意欲を高める。 【音楽づくり】 ・ 「こんな音を出したい」と,具体的なイメージをもつことができるよう,掲示物や発問の工夫, 視覚教材の活用を図る。創った音を交流することで,音色の違いやよさ,面白さに気が付く ことができるようにする。 ・児童の感じ方や表現のよさに教師が積極的に耳を傾け認めることで,ペア活動においても,音 2 色の違いやよさ,面白さなど,互いの思いを伝え合い認め合う雰囲気づくりができるようにす る。 (提言2) 第一次では,導入で「何が鳴ったかなクイズ」を取り入れ,ウッドブロックやトライアングルの 音色の違いに気を付けて聴くことができるようにする。また,曲を聴きながら,ウッドブロックの リズムやトライアングルが鳴る部分で体を動かすことで,どんな鳴らし方をしているかという演奏 の仕方にも着目させ,第二次以降の活動につなげたい。旋律を口ずさむ,一番好きなところを見付 けるなど,鑑賞するときのポイントを示し,曲の気分を楽しむことができるようにする。 第二次では,すずやトライアングルの演奏の仕方を覚え,打ち方などの違いによる音色を聴き比 べる活動を取り入れる。いろいろな鳴らし方を試しながら,自分の鳴らした音をよく聴いて,音色 への興味・関心を育てたい。 第三次では,歌唱も加わり,より楽しみながら様子に合う音を見付けて演奏する活動を展開して いく。保護者に向けての『ほしぞら発表会』を開くことを伝え,友達と一緒に音楽を創り上げよう という意欲を高め,児童が主体的に学習できるようにしたい。ペアになって音を見つけたり試した りする経験を通して,互いの音に耳を傾け,気が付いたことを伝え合い,友達と音を探す活動を楽 しむことができるようにする。また,場面に合った音の出し方を工夫し,星空の音楽を創る活動に 取り組む。ここでは,教科書の場面に「あ,ながれぼし!」という新たな場面を加え,様々な表現 の工夫を引き出すことで,互いの音色を聴き合い,違いやよさを認め合える活動に発展させたい。 さらに,歌唱や鍵盤ハーモニカの演奏では階名唱や模唱・模奏を十分に繰り返し,音程や音色,リ ズムに気を付けて,音を合わせて演奏しようとする意欲を育てたい。特に,歌に合わせて鍵盤ハー モニカを演奏する学習では時数を弾力的に扱い,ていねいな指導を心がけることで,リズムや音程 のあいまいさをなくしていきたい。 授業以外でも,教室に星に関する図書コーナーを作ったり,星に関する絵本の読み聞かせを行っ たりし,児童のイメージを膨らませ,歌詞から歌の気持ちを感じ取ることにつなげていきたい。 4 題材の評価規準 ア 歌唱 器楽 創作 関心・意欲・態度 イ 音楽表現の創意工夫 ○ ○ 題材の評価規準 具体の評価規準 ○ ○ い ろ い ろ な 音 に 関心を 歌詞や朗読の内容から様 もって聴いたり,様子を思い 子を思い浮かべたり,楽器の 浮かべて音の出し方を工夫 音色のおもしろさを感じ取 しながら表現したりする学 ったりして,音の出し方を工 習に進んで取り組もうとし 夫している。 ている。 ① 楽器の音色に気を付 ① 音楽から聴こえてくる いろいろな音に関心をも けて演奏の仕方を工夫 って,楽しんで聴こうとし している。 ている。 ② 歌詞から気持ちを感じ取 ② 打楽器の音色に関心を って歌い方を工夫してい もって,いろいろな音の出 る。 し方を探そうとしている。 ③ イメージを膨らませて, ③ 音の高さの違いに気を 各場面の様子に合う楽器の 付けて,旋律を楽しく階名 演奏の仕方を工夫してい 唱や階名暗唱しようとし る。 ている。 ④ 星空の様子に合わせ て,楽器の演奏の仕方 や組み合わせ方を工夫 している。 3 ウ 音楽表現の技能 ○ ○ 打楽器の音色の違いを感じ 取り,音の出し方に気を付けて 音遊びをしている。 ① 音色に気を付けて旋律を 演奏している。 ② 拍の流れにのって,音の出 し方に工夫しながら演奏し ている。 ③ 歌詞やお話からイメージ を膨らませて,音遊びをす る。 ④ 歌声や楽器の音色に気を 付けて,自分のパートを演奏 している。 5 指導計画(時間扱い 本時4/9) 主な教材 ○ ねらい ・ 学習内容 具体の評価規準 ○興味をもって音を聴くことができる。 ・ 「何が鳴ったかなクイズ」を楽しみ,ウッドブロッ ア-①(表情観察・挙手や発言) ・シンコペー クやトライアングルの音色を聴く。 テッド ・楽器の音色に気を付けながら,楽曲全体の気分を クロック 1 楽しみながら聴き,感じたことを話し合う。 ・主な旋律を口ずさんだり,音の出し方を想像しな がら聴いたりし,楽曲のおもしろさを味わう。 時数 第 一 次 ○いろいろな鳴らし方を覚え,奏法を模倣したり,音を重ねたりして音遊びを楽しむことができる。 第 二 次 第 三 次 ・ 「何が鳴ったかなクイズ」を楽しみ,すずとトライ アングルの音色を聴く。 1 ・楽器の持ち方と鳴らし方を知る。 ・いろいろな音の鳴らし方を試し,互いに聴き合う。 ○星空の様子に合う音を見つけて表現することができる。 ・ 「ほしぞら発表会」をすることを知る。 ・旋律を楽しく階名唱や階名暗唱する。 1 ・歌詞から様子を思い浮かべて歌い方を工夫する。 ・互いの声を聴き合い,よさを伝えている。 ・ 「どうやって鳴らしたかなクイズ」を楽しみ,すず 2 とトライアングルの奏法を確かめる。 本 ・星空の場面のイメージを膨らませ,それに合う星 の音色を工夫して演奏することを楽しむ。 時 ・互いの音色を聴き合う。 ・階名唱して覚えた旋律を鍵盤ハーモニカで演奏 3 する。 4 ・歌に合わせて,鍵盤ハーモニカを演奏する。 ア-②(演奏観察・演奏聴取) ・がっきあそび イ-①(発言内容・演奏観察) ・きらきらぼし ア-③(行動観察・演奏聴取) イ-②(発言内容・演奏観察) ア-②(演奏観察・演奏聴取) ・きらきらぼし ・おとあそび イ-③ (発言内容・演奏聴取) ウ-①(演奏聴取) ・きらきらぼし ウ-②(演奏聴取) ・きらきらぼし ・ 「空が明るくなってきた」場面のイメージを膨らま イ-④(発言内容・演奏観察) ・おとあそび 5 せ,それに合う音色を工夫して演奏する。 ウ-③(発言内容・演奏聴取) ・つくった5場面の音色の違いを確かめる。 ウ-④(演奏聴取) ・きらきらぼし ・ 「ほしぞら発表会」の練習をする。 6 ・お互いの工夫や良さを伝え合う。 ・おとあそび ・おうちの人の前で, 「ほしぞら発表会」を開く。 7 ・お互いの工夫や良さを伝え合う。 6 本時の学習 (1)題材名 おとあそび (2)本時の目標 ・星の様子に合うような奏法や強弱について関心をもつ。 ・夜空で星が光る様子に合うように,音の出し方を工夫する。 (3)本時の指導にあたって 児童の実態を踏まえ,以下のような工夫をする。 ① 児童が音楽づくりに主体的に取り組めるよう,掲示物等を活用しながら,前時までの学習を十 分に想起させる。 ② まねっこ遊びやまねっこリレーの活動を取り入れ,正しい奏法を確かめたり,一人一人の音に 耳を傾けたりできるようにする。 (提言1) 4 ③ 思いをもって音づくりができるよう,実際に星空の写真を提示し,イメージを膨らませること ができるようにする。 ④ ペアでの音楽づくりや中間交流により,互いの思いや気付きを言葉で伝え合ったり,友達の音 に興味をもったりできるようにする。 (提言1・2) ⑤ 音楽カードで授業を振り返ることで, 「できた」という実感や「次はこうしよう」という目標を もつことにつなげる。また,児童の学びを的確に把握し,次時に生かす。 (提言3) (4)学習過程・・・別紙1 (5)評価 ・イメージを膨らませて,各場面の様子に合う楽器の演奏の仕方を工夫しているか。 ・友達の演奏に耳を傾け,音色に注目して,感じたことや良さを伝えているか。 (6)準備物 教師: 前時までの掲示物,前時までに録音した歌,拡大した場面の挿絵とせりふ 工夫のポイント,星空の写真,音楽カード,すず,トライアングル,ボイスレコーダー キーボード,ピアノ,水性サインペン 児童: 教科書,筆記用具 (7)板書予定 いろいろなおとに したしもう おはなしにあうおほしさまの おとをみつけて,えんそうしよう。 挿 絵 ①・写 真 「あっ,とおくのそらで 児童から出された考 えや様子 (星の場所・擬態 語・使う楽器・鳴 らし方・強弱など) ど 挿絵② 写真 こ 「 あ っ ち で も こ っ ち で も 「 あ っ , な が れ ぼ し ! 。」 ど の よ う お と ほ し の か ず 一ばんぼしが ひ か り は じ め た よ 。」 挿絵③ 写真 がみんなでたのしそう ん ふ え て き た ね 。」 に う た っ て い る よ 。」 どうやってならすか がっきはどうするか (8)資料・・・別紙2 5 「たくさんのおほしさま …おほしさまがだんだ つよさとよわさ あ か る さ 挿絵③ 写真 別紙1 6 本時の学習 (4)学習過程 教師の働きかけ 指導上の留意点/ 「予想される児童の反応」 ※個への配慮 1「どうやって ・1つの楽器からさまざまな ・ まねっこリレー では一人一人に 鳴らしたのかな 音が出せることを確認し, 音を出させるこ クイズ」をして, 教師の演奏に続いてまねっ とで,自分や友 すずやトライア こ遊びやリレーをさせる。 達の音に耳を傾 ングルの鳴らし 「細かく振ったり打ったりす けられるように る方法もあったな。」 方を振り返る。 「音の強さを変えることもで する。提言1 きたよ。」 2「きらきらぼ ・遠くでおほしさまがきらき ・ 掲示物を活用し ら光っている様子を思い浮 し」を歌う て,すずとトライ かべて,どんな声で歌うか アングルの「がっ を確認する。 きあそび」や前時 「やさしい声がいいな。」 までの歌い方の工 夫を想起させる。 「遠くに届くように歌おう。」 学習活動 つかむ 5分 せまる 35 分 3 本時の学習 課題を知る。 (5 分 ) 4 挿絵①のせ りふ・挿絵・ 写真から,星 空の様子を想 像し,比較範 奏を聴きなが ら,みんなで 音づくりをす る。 ・「どこで光っているのか」 「ど ・星空が映っている 写真を見せたり, んな感じで光っているのか」 前時までに考えた など,具体的に想像するため 「星」を表す擬態 の問いかけをする。 語や身振りを想起 「遠くの空で光っているよ。」 させたりする。 ・工夫のポイント「どうやっ てならすか(奏法)」「つ ・児童の思いや考え に積極的に耳を傾 よさよわさ(強弱)」「が け,認める。 っきはどうするか」を示し ながら,音づくりの仕方を 提言1・2 確認する。 ・比較演奏で違いをはっきり ・工夫のポイントを させることで,どんな音が 板書に位置付け, 合うかを考えさせる。 可視化すること 「遠くの空だから,強い音は で,いろいろな工 合わないよ。」 夫ができそうだ 「一番星だから,トライアン という見通しを グルだけの方が合うかな。 」 もたせる。 5 ペアになっ て,②~④場 面の音づくり をする。 ・始めに全体で②~④場面の ・ペア活動に集中で せりふを音読させ,イメー きるよう,それぞ ジを膨らませるヒントとな れの音づくりの る言葉を確認する。 場所を決める。 「だんだん増えてきたから ※進まないペアに キラキラキラキラ」 は,様子を言葉や 「流れ星はヒューンかな。」 身振りで表現さ せ,工夫の仕方を 一緒に考える。 (7 分 ) 評価 準備物 ・前時まで の掲示物 ・すず ・トライア ングル おはなしにあうおほしさまのおとをみつけてえんそうしよう。 6 ・拡大した 教科書の 挿絵とせ りふ ○星の様子に ・星空の 写真 合うような奏 法や強弱につ ・工夫の ポイント いて,関心をも ・ペン っているか。 (表情観察,発言) (5 分 ) 6「きいてねタ イム」で中間 交流をする。 ・互いの思いを伝え合ってい ・友達の工夫やよさ ○イメージを るペアを称賛し,友達と一 を感じ,後の活動 膨らませて,各 緒に音を創ることを意識さ でさらに工夫し 場面の様子に ていこうとする 合う楽器の演 せる。提言2 意欲につなげる。 奏の仕方を工 夫しているか。 ・つくった音をペア同士で交 ※早く終わったペ アには,場面と創 ( ペア 活 動での 流させることで,「自分た った音楽のイメ ちの音のイメージが伝わる 発言内容,演奏 ージが合ってい か。」を確認させる。 観察) るか問いかけを ・様子が伝わったら「○○が し,よりよい音が いいね。」などと一言感想 できるよう何度 を返すよう伝える。 も試してみるこ ・強弱を工夫しているペアや とを伝える。 音色にこだわって何度も試 していた児童を全体に紹介 し,後半の音づくりを再開 させる。 7 気に入った 場面の音を紹 介し合い,創 った音色を聴 き合う。 ・友達の演奏を聴いて,気付 ・うまく言葉に表す ことができなく いたことやよいところを発 ても,伝えようと 表させる。 する気持ちを大 ・工夫のポイントを再度確認 切にする。 し「奏法」や「強弱」に気 をつけて聴くよう伝える。 ・演奏を録音し,次 時以降の活動に ・練習の様子や工夫の内容に 生かす。 よっては,発表する①~④ 場面を教師が意図的に決め ・互いのよさを認 め合い,表現する て紹介させる。 喜びを分かち合 「星がだんだん増えてきたと わせる。 ころがわかりました。」 「流れ星の様子が伝わってき ました。」 (8 分 ) (10 分 ) まとめる 5分 8 本時の学習 を振り返り, 音楽カードに 記入する。 ・本時の学習について,音楽 ・記入を通して,課 題に対する一人 カードに記入し,自己評価 一人の達成感や をさせる。提言3 感想を把握した り,評価に役立て 「友達に感想を言えたよ。」 たりする。 「おほしさまの音づくりがた のしかったよ。」 9 次時の活動 について知 る。 ・次時は,鍵盤ハーモニカで, ・活動の良かった点 を賞賛し,次時の たくさんの星が歌っている 活動への意欲も 様子を演奏することを伝え たせる。 る。 7 ・ボイスレ コーダー ・音楽カード 別紙2 6 本時の学習 (8)資料 なまえ( 月 日 めあて いろいろな音にしたしもう ) ( ) おはなしにあうおほしさまの音を見つけてえんそうしよう。 よくできた…◎ ふりかえろう できた …○ もうすこし…△ おほしさまのようすにあうように,音の出しかたをくふうできま 1 したか。 「きいてねタイム」で,つくった音をともだちにしょうかいでき 2 ましたか。 ともだちのえんそうをきいて,よいところやきがついたことを 3 つたえられましたか。 4 きょうのべんきょうはたのしかったですか。 か ん そ う 8 じぶん ともだち
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