8月号 今こそ、武力によらない平和を

教皇様の意向のために祈りましょう
【一般】
(8月)ボランティア
(9月)若者に機会を
【宣教】
(8月) 社会の隅に追いやられた人々
(9月)カテキスタ
【日本の教会】
(8月)戦争の記憶と平和
(9月)高齢者の尊厳
「今こそ、武力によらない平和を」
る人々のものは、キリストの
と の 言 葉 を 鍵 に、《 平 和 の 共
弟子たちの喜びと希望、苦悩
同体》の構築について語った。
と不安でもある。真に人間的
木村氏は戦争を取り巻く社
なことがらで、キリストの弟
会状況の変移、先端軍事技術
子たちの心に響かないものは
によって生まれた現代の戦争
何 も な い 」( 第 2 バ チ カ ン 公
の 形 な ど に つ い て 触 れ た 後、
会議『現代世界憲章』)。
「『もし、侵略されたらどうす
メッセージのそれぞれの段
るか』との質問に宗教者はい
落に沿って、丁寧な解説がな
かに応えるか」として、話を
された。また、このメッセー
した。
ジが日本の国外でも反響を呼
質疑応答では「政府に対し
んでいることも紹介された。
て教会はどのように働きかけ
第2部は木村公一牧師(西
る の か 」「 戦 争 を し か け ら れ
南学院大学・福岡大学非常勤
ても非暴力を貫けるのか、ア
講師)による「イエスの福音
メリカに助けてもらうしかな
から学ぶ~平和といのちを生
いのか」などの質問も寄せら
きる社会づくり~」と題した
れた。これを受け、両講師は
講演。アイデンティティ(木
あらためてキリスト者として
村 氏 は「 生 の 基 軸 」 と す る ) の歩み方に聴衆を招いた。ま
た木村牧師は「神さまの立ち
入り禁止区域」をつくること
なく、社会問題に関わる大切
さを説いた。
今年、戦後 年、第二バ
チカン公会議後 年の記念
の年に当たります。悲惨な
敗戦を経て不戦の理念を掲
げた憲法のもとで、日本は
人間のいのちと尊厳に仕え
る平和な
経済大国
に発展し
ま し た。
そうした
歴史の流
れの中で
私 は、 神
に出会い
洗礼の恵みをいただきまし
た。神の導きと恵みに感謝
します。
さ て、 日 本 の 現 政 権 は
積極的平和主義の名のも
と、集団的自衛権、特定秘保
庭崩壊が始まり、離婚率が
護法、有志連合による自衛隊
拡大し、子育てのしにくい
派遣など法制化を急いでいま
時代が来るでしょう。
す。この政権の動きには、あ
私たちカトリック教会の
の忌まわしい残虐非道な戦争
教えは、武器による平和で
の記憶を思い起こさせる嫌な
はなく忍耐と理解と許し合
予感がよぎります。一方、産
う平和です。教会共同体は、
業界金融界はグローバル化の
時局を直視し、政治や社会
名のもとに、世界市場へ進出
を導く指導者のために必死
して富と権力を集中化する企
に祈る必要があります。社
業行動自由化主義を推進して
会の安定と秩序を保つ責任
います。そのため短期雇用制
は、彼らと共に教会共同体
へと法制化して柔軟な運用を
に委ねられています。社会
計り、国際市場での優位性を
に渦巻く「暗黒の霊」は強
確保する狙いです。
その結果、 力です。キリストの体を完
主役が「経済」に置き換えら
成するために一つになって
れ「人権」が経済に従属して、 祈 り 働 き ま し ょ う。「 不 法
人間のいのちと尊厳が軽視さ
と 不 義 を 警 戒 し て 祈 れ。」
れ、貧富の差が拡大し、小規 (第2テサロニケ2・3~6)
行橋教会信徒 追立季治
模企業や農業が弱体化し、家
司祭人事異動
34
:
70
平和ってなんですか?
F
U
K
U
O
K
A
8・9月の意向
(主催 福岡地区信徒使徒職協議会)
7月5日(日)、大名町教会にて「平和を祈る集い」
が開催された。同時開催企画として「ジュード神父の子どもたちへの『平和授業』」も
行われ、2つの会場あわせて約250人が集った。戦後 年にあたり発表された司教
団メッセージ「平和を実現する人は幸い~今こそ武力によらない平和を」をうけ、ま
た昨今の社会の動きを憂慮してか、参加者は講話に真剣に耳を傾けた。子どもたちも「平
和って何ですか?」との問いかけにそれぞれに学びを深めた。
この集いは戦後 年にあた
る1995年から始まり、今
回で 回目を迎えた。
第1部は宮原良治司教によ
る「戦後 年司教団メッセー
ジ」
(本紙7月号1面に要旨
を掲載)についての講話。こ
のメッセージが「政治的イデ
オロギーに基づく姿勢」では
なく、キリストの使徒・弟子
として御国を建設するものの
使命として発表されたことを
確 認。
「現代の人々の喜びと
希 望、 苦 悩 と 不 安、 と く に
貧しい
人々と
すべて
の苦し
んでい
70
今村天主堂が正式に
「国の重要文化財」として登録!
れているかを調べるワー
合うことによって、福音はより
クショップを実施。参加
広く伝わっていく。引き続き、
者は①大名町教会の外の
ネットワークをしっかり築いて
掲示板②同教会の1階
ほしい」と述べ、集いを結んだ。
ホール③同教会の2階聖
今回の集いに先立ち、福岡
堂・受付付近④各教会の
教区では各小教区の広報担当
小教区報⑤各教区の教
者に対するアンケートを実施
区 報 ⑥ 大 名 町 教 会 に 併 (回答・ 小教区)
。小教区に
設された女子パウロ会
よって広報担当者がいなかっ
の 書 店「 セ ン ト ポ ー ル
たり、ホームページの運営に
」⑦各教
関してIT(情報技術)に明
会のホームページ―の7
るい人材がいなかったりする
グループに分かれ、実地 〝情報格差〟が浮かび上がった。
今回の集いを企画した教区
見学を行った。
広報の実務担当・平尾千衣子
その後の分かち合いで、参
さんは「小教区によって、広
加者からは「掲示板に多種多
様 な 情 報 が 張 ら れ て い た が、 報の現状もさまざま。教区と
しても、福音宣教の最前線で
あれだけ多いと逆に目に入り
頑張る小教区の広報担当者の
づ ら い 」「 掲 示 す る 情 報 の 内
後方支援をしないといけない
容を、教会の内部と外部で信
と感じた。具体的なテーマの
者向けと一般向けに区別する
下、今後も広報の集いを開き
工 夫 が 必 要 」「 ホ ー ム ペ ー ジ
たい」と話している。
は未信者の方も多く目にす
る。そういう方のための情報
をいかに発信していくかが課
題と感じた」
等の意見が出た。 ◆武雄・多久教会主任司祭
=P・スタン神父 退任
こうした声を受け、下町 豊
(7月 日付)
重神父( 教区情報センター委
◆武雄・多久教会管理者
員 長 )が「 各小教区で尽力し
=青木悟神父(教区本部主
ておられる様 子が 窺 えて、嬉
管・事務長兼任)就任
しく思った。小 教 区の広 報 担
(7月 日付)
当 者がつながり合い、協 力し
ワークショップでの気づきを分かち合う参加者
《平和を祈る集い》
20
70
50
40
平和の願いと祈り
28
「 平和授業 」 を受ける子どもたち
ごすこと」などの答えが読み
上げられた。
スリランカ出身のジュード
神 父 は 戦 争 体 験 者。「 社 会 で
語られる平和」と「聖書のな
かで語られる平和」について
区別し、子どもたちに平和に
ついてやさしく語った。
◆
◆
◆
両会場とも「日本カトリッ
福岡教区の各小教区で教会
ク正義と平和協議会『武力に
報の編集やホームページの運
よらない平和を!』憲法キャ
営に携わっている広報担当者
ンペーン」のテーマソングと
の 集 い が 6 月 日( 日 )、 大
なっている『平和の大工』を
名町教会で開かれた。担当者
歌い、閉会した。
同士のつながりを深めるとと
福岡地区信徒協の青木篤孝
もに、教会における広報の役
会 長 は『 私 た ち は 長 崎 に い
割について意識の共有を図る
た 』( 永 井 隆 編 著 ) よ り 下 記
の 永 井 誠 一 の 言 葉 を 引 用 し、 のが目的で、今回が初の開催。
小教区と女子パウロ会、男
閉 会 の 挨 拶 と し た。「 刀 を ふ
子パウロ会から約 人が参加
り上げてぼくを切ろうとする
し、それぞれの思いを分かち
人から、刀をもぎ取るもよい
合った。このうち、帯山教会
が、もぎ取ろうとして、恐ろ
しい争いが起こりがちなもの ( 熊 本 市 ) な ど 遠 隔 地 の 2 人
はインターネットを利用した
です。刀を持たせたまま、柔
テレビ電話で参加した。
らかく胸に抱きこむ勇気と知
集いではまず、教会のさま
恵を、ぼくはほしい。――そ
ざまな現場でどのような広
れはつまり、大きな愛にほか
報(情報伝達)の工夫がなさ
ならないのでしょうね。」
大名町教会で「集い」
宮原良治司教認可
発 行 所 福岡司教区本部
福 岡 市 中 央 区 浄 水 通 6-28
行
人
発
カトリック福岡司教区
編 集 人
下 町 豊 重 TEL 092-522-4059
FAX 092-523-2152
振 替 口 座 01760-6-20729
カトリック福岡司教区
定価 一部 60 円
「ジュード神父の子どもた
ち へ の『 平 和 授 業 』」 に は、
9小教区より約120人の幼
児から中学生までの子どもた
ちと、教会学校のリーダーや
保護者が集った。 ・ジュー
ド神父(古賀教会主任)が「平
和 っ て 何?」 と 問 い か け た。
「けんかがないこと」「ごはん
を食べたり、寝たりできるこ
と 」「 心 が お ち つ い て い る こ
と 」「 家 族 と い っ し ょ に い る
こ と 」「 と も に お だ や か に す
25
26
50
木村公一牧師
教皇フランシスコは6月 18 日に新しい回勅
「ラウダート・シ」
(「あなたを賛美します」の意)
を発表しました。「回勅」とは「教皇がカトリッ
ク教会の最高責任者として、すべての信者の
信仰生活を指導し、誤りから守るために、全
カトリック教会にあてて送る手紙のこと」(カ
トリック新聞から引用)。
今回の回勅では環境問題について、「わたし
たちの後に続く人々、また今成長しつつある
子どもたちのために、私たちはどのような世
界を残していきたいでしょうか」と問いかけ、
社会・人間問題と共に統合的に考える「統合
的エコロジー」を提案する。
日本語訳の発刊はまだだが、カトリック新
聞の7月 12 日号より、この回勅の内容を分か
りやすく要約した紹介文の連載がスタートし
ている。
(2015年7月8日付)
P
ー小教区の広報担当者をつなぐー
19
福岡地区信徒協主催
かいちょく
********************
********新回
****
********
勅
************
********
********************
*「ラウダート・シ」
*******************
********************
第689号
カトリック福岡教区報
2015年8月1日発行
(1)
若 い 女 性 が、「 お ば あ ち ゃ
んが言うので、結婚式を教会
でと思って…」と電話してく
る。
「 分 か り ま し た。 結 婚 講
座を受けることになっていま
すので、二人そろって来てく
ださい」と司祭は答える。す
る と、「 時 間 が 取 れ る か ど う
か…」と彼女は言う。そこで
「 は い、 分 か り ま し た。 時 間
を作って教会に来るようにし
ます」と言ってくれると、「こ
の人の信仰維持のために、私
も時間を作って準備しよう」
と司祭は思うのだが…。▼昨
今は結婚についても教会の教
えに耳を傾けなくなっている
若者は多いようだ。信者であ
れば、神の代理者としての司
祭の前で結婚式をすることに
なっている。準備として講座
を受け、教会での式がどんな
意味を持つのかとか、結婚の
目 的 や 意 味 を 理 解 し た 上 で、
神によって、人々の前で絆を
結ぶのである。講座の中には、
信仰の見直しも考慮され、教
理(カテケーシス)もなされ
る 場 合 も 少 な く な い。 そ れ
は、結婚相手にもカトリック
のことを理解してもらい、信
者が信仰を守っていくことを
認めてもらいたいとする理由
もある▼教会離れしていなく
ても、カトリックの信仰を理
解していないとか信仰を公に
表現できない若者は多い。大
切な時期に『信仰を学ぶこと』
を 怠 っ た り、『 学 ん だ こ と を
証すること』の体験を逸した
ことの証拠である。また、周
りの大人が『信仰の伝達』を
怠ったことの証しである。大
人 に な っ て あ わ て ふ た め き、
主が望まれない道を歩んでい
くことがないように、大切な
時期に信仰の栄養が蓄えられ
るように積極的な協力を。
(S)
50
左から フランコ神父、長濱氏、古川尼法師
25
77
福岡地区キリス
トリックでよく問題となる
ト 教 一 致 推 進 の 集 「教会離れ」について質問が
い(指導司祭ミシェ
あ り、 ル ー テ ル 教 会 側 で も、
ル・ G 神 父 = 箱 崎
同じように問題となっている
教会主任司祭)は、 との現状が分かち合われた。
6 月 日( 日 ) に
2時間の講演会は瞬く間に
「第3回諸教派との
過 ぎ、 実 り 多 い 会 に な っ た。
対話と理解の講話」 宗派の違いに目を向けること
を大名町教会で開
ではなく、キリストにおいて
催した。この会は、 一致していくことに目を向け
聖ペトロと聖パウ
ることを改めて考える講演会
ロ の 祝 日( 6 月
となった。
日)の近い日曜日
に行けるように、私たちが心
に、 キ リ ス ト 教 諸
を開きたいものです。
宗派との一致を推進するため
自由席
に開催されており、論議では
なく、違いを知るということ
「蛍」
マリアテレサ 安本峯子( )
をテーマに掲げている。
湯川教会
今回は日本福音ルーテル教 「家族が抱える信仰問題」
パウロ 岩元明治( ) 「 蛍 を 見 に 行 き ま し ょ う 」
会の牧師、池谷考史師と和田
武蔵ヶ丘教会 と、友人ご夫婦から私たち夫
憲明師を講師として招き、「日
今、私たちキリスト者が抱 婦に声をかけていただき、車
本福音ルーテル教会に聴く~
えている大きな問題は家族の で迎えに来てもらって、いざ
宗 教 改 革 と は … ~」 と い う
信 仰 問 題 で あ る と 思 い ま す。 出発。思いがけない事で、嬉
テーマで講演が行われた。
教皇様も、司教団も家庭につ しくて仕方がありませんでし
講演は、宗教改革の中心人
いて真剣に取り組んでおられ た。 薄 暗 い 時 に 目 的 地 に 着
物マルティン・ルターの生涯
討論も行われています。
でも、 き、周辺を散策しながら空を
を通して、宗教改革とは何か
一般の信徒にはその熱意が伝 見上げると、金星が輝き、見
ということを考えるものだっ
わ っ て こ な い。 な ぜ で し ょ とれているうちに徐々に暗雲
た。100人ほどの参加者を
う。今、信徒同士の結婚式は となり、一匹、二匹と光を放
前に、池谷師は、ヨーロッパ
まれ、ほとんどが異宗教との ち出した蛍を見つけた夫たち
で起こった宗教改革をテーマ
結婚ではないでしょうか。ま が、「あそこにも、ここにも」
にした集いが、極東の日本で
た、最近は信徒でありながら と一生懸命に教えてくれまし
行われること、カトリックと
教会で結婚式を挙げない若い た。やがて、たくさんの蛍が
日本福音ルーテルの信者が共
信 徒 が 見 受 け ら れ ま す。 今、 いっせいに光を放ち始め、「き
に集えたことはたいへん喜ば
教会に信徒は何を求めている れい、すごい、
」の繰り返し。
しいと述べた。2人の講師に
のでしょうか。家庭の信仰に い つ の 間 に か、 私 た ち 4 人
よる ・ルターの生涯の話
ついて誰にも相談できず悩み だった所に、たくさんの人た
は大変興味深く、特にルター
をもっておられる信徒は少な ちの歓声が湧き、その場がと
自身はカトリックの司祭であ
くありません。本来、安らぎ ても和やかな雰囲気に包まれ
り、カトリックを離れるつも
の 場 所 で あ る 教 会。 そ こ に、 ていました。
りもなかったにもかかわら
分かち合いの場があるでしょ
帰る頃には澄みきった夜空
ず、その当時の大きな時代の
うか。形ばかりのような気が に光り輝く星の多さにまたま
うねりの中で、宗教改革が起
します。今、問われているこ た感動。至福の時でした。今
こったことがわかった。
とは、
すべてのキリスト者が、 は亡き 神父様が「天国はこ
講演の後には、カトリック
家族みんなが、いかに主に立 の世にも有るよ」と教えてく
側より櫻井尚明神父(手取教
会 主 任 ) に よ る 応 対 が あ り、 ち帰ることができるかではな ださいましたが、友人ご夫婦
いでしょうか。分かち合いか の お 陰 で 天 国 を 味 わ い ま し
カトリックとルター派との共
ら心をほぐし、みんなで教会 た。
通点などを解説し、基本的な
◆原稿は400字以内 教えについては一致している
◆投稿先:福岡カトリック司教館 教区報係り宛
が言葉の使い方に異論があ
メール
[email protected]
り、これからの課題というこ
※「自由席」と明記し、住所、氏名、年齢、電話番号、
所属教会も明記してください。
とになっていると述べた。
※用語その他で編集・添削することもあります。
その後の質疑応答では、カ
※原稿はお返しいたしませんのでご了承ください。
福岡地区 キリスト教一致推進の集い
⇒
に創造的に生きる生き方です。
神からいただいた日々を新しく
生きる、新しいこと、新しい状
況へのチャレンジです。
高 齢化、召 命の減少、修 道
院の縮小などの話題が聞かれる
中、しかし困 難な中から新し
いものが生まれます。キリスト
の十字架が、そして教会の歴史
がそれを証明しています。あな
たも、弟子たちが体験した「す
ばらしいこと」
、創造のわざに
共に参加してみませんか。
御受難会 染野治雄神父
木 下 株 式 会 社
カトリック御受難修道会・福岡黙想の家
〒810-0016
福岡市中央区平和3丁目1-5
検索
左から 櫻井神父、池谷牧師、和田牧師
71
カ ト リ ッ ク の ご 葬 儀
スイートタイプ(赤)(白)
指導者:染野 治雄 神父(福岡黙想の家主任)
費 用:8,700円(税込 ・ 指導料含む)
互助会制度もご利用できます。
ご用命 お問い合せは
◆黙想会の申込締切は開催の一週間前まで ◆詳細はお問合せください
ミサ
デ
ヴィノ
期 日:2015年10月3日
(土)17時~4日(日)15時
互いを知ることから、協力へ
92
者です。始め神がアダムに助
け 手としてエバを送ってく だ
さったように、奉 献 生活 者と
はキリストのあばら骨から取
られた 者 として、キリストの
みに仕えて生きようと望む者
のことです。
奉献生活は生活の形を通して
神への愛をあかしする、一つの表
現様式です。表現のためには創
造力が必要です。奉献生活は神
の創造のわざに参加して、つね
79
0
9
2
・
5
2
3
・
2
1
5
2
T E L 092−526−5656
「 一 路 白 頭に到る」
ていかなければ…。真剣に。
目 指 すことの間に隔たりもあ
『信仰の伝達』を生きる②
『信仰の伝達』を喜びをもっ
る。
世話人の長濱聰氏によると、
て生きるために、誠心誠意「一
大部分の参加者は身近な問題、
路 白 頭 に 到 る 」 を 生 き た い。 家 庭の中の仏 壇、神 棚とどう
福音のすばらしさを示してく
「神様はお見通しだが見て
向 き 合 うのか、親の葬 儀、自
く さ い 」「 そ ん な こ と や っ て
ださったキリストから、真剣
るだけ」
分の墓のことなどの具体的な話
も 一 緒、 意 味 な い 」「 自 分 に
に 見 ら れ て い る … 私( た ち ) しを聞きたいと希望している。
5月 日『 毎日新聞 』に掲
は 関 係 な い 」「 ど う ぞ お 好 き
の信仰の伝達が。
載された川柳の一つ。頷かされ
このことを受け、今後、身近な
なように」等、自分の内から
「わたしの兄弟、しかも最
るものがあり、当てはめてみた。 出てくる、信仰の伝達の情熱
テーマを取り上げた研 修 会を
も小さな者の一人にしたこと
「
(私たちの信仰の伝達を)神様
増やしていくことになった。
を冷ます思いに立ち向かわな
は、わたしにしたのである。」
はお見 通しだが見てるだけ 」
。 ければ。眼の前のことを、面
第 回 目 の 今 回 の 研 修 会。
杉原 寛信神父
考え、思う。自分の内に恐さと
フランコ神父は、「体の復活、
倒くさがらず、意味を見つけ
(大名町教会主任) 永遠の命」を信じるキリスト
安心の二つが同居していると。
るために関心を寄せ、向かっ
◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆†◆
以 前、
「九州キリスト教教
教 の「 復 活 の 信 仰 」 を 軸 に、
誨師研修会」に参加した時の
キリスト者が死にどのように
諸宗教対話研修会 熊本
講師の話が印象深く残ってい
向き合うかを説いた。
る。日本の教誨師の草分け的
古川師は仏教の宗派によっ
方、また死者の弔い方、遺族
なキリスト教牧師、留岡幸助
て違いがあることを断った上
との関わりについて学んだ。
(トメオカコウスケ)という
で、 具 体 的 な 例 を 挙 げ つ つ、
この研修会の起源は
方が、どうして我が身を捨て
仏教における死者の弔いにつ
1990年。 年の歴史があ
て、犯罪者のためにそれほど
い て 語 っ た。「 家 の 宗 教 は あ
る。 年に第1回研修会が手
まで尽くすのかという問いか
れど、個人の信仰はない」多
取 教 会 で 行 わ れ、『 対 話 と 宣
けに対し、
「一路白頭に到る」
くの家庭において、宗教のな
言〜諸宗教間の対話とイエ
と 答 え た。 そ の 意 味 は、
《一
い葬式が広まっていることに
ス・キリストの福音の宣言を
生選んだ仕事を大切にし、人
つ い て も 触 れ た。「 信 仰 は 大
めぐる若干の考察と指針』に
に愚かと言われても、時代遅
切です。どんなに忙しくても
ついて勉強が重ねられた。
れと罵られても、頓着なしに
精進して探究していただきた
諸宗教対話の第一段階は
白髪になるまで、一路白頭が
い。皆さまの魂の成長をお祈
7 月 日( 日 )、 諸 宗 教 対 「 互 い を 知 る こ と 」 と フ ラ ン
私 の 天 職 で あ る 》 と。
「人に
り申し上げます」と結んだ。
話研修会が手取教会(熊本市) コ神父は言う。第二段階に「協
は眼に見えるものを遺した人
質 疑 応 答 で は、「 本 人 が 葬
で開催され、約 人が集った。 力すること」。「知り合うこと」 式を希望しなければ葬式をあ
と、眼には見えないが大きな
テーマは「仏教とキリスト教
を主目的とし、これまで多く
ものを遺した人がいる」
。
げ な く て 良 い の か 」「 死 者 の
に お け る 死 者 へ の 想 い 」。 フ
の寺院、神社、その他の宗教
心深く響き、うらやましさ
月にはカトリックでない死者
ラ ン コ・ 神 父( 真 命 山 諸
施設を訪問し対話を行ってき
と 憧 れ を 憶 え た。
「一路白頭
のためにも祈って良いのか」
宗教対話・霊性センター院長) た。そこから日中和解や死刑
に到る」とは、眼には見えな
などの質問が寄せられた。
制度反対に関する活動等で協
い が 大 き な も の を 遺 す こ と。 と 古 川 龍 桃 尼 法 師( 生 命 山
「このような諸宗教対話グ
シュバイツァー寺)を講師に
力が生まれた。
信仰の伝達とは、そのような
ループが熊本地区以外でも広
迎え、キリスト教と仏教の死
一方、研修会に参加する人の
ことなのでは…。
がることを願っています」と
や死後の世界についての捉え
求めることと、諸 宗 教 対 話の
言 い 聞 か す。
「あーぁ面倒
主催者は語った。
*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―
19
奉献生活の年 「主よ、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。」
14
〒815-0082 福岡市南区大楠2丁目4番8号
811-4155 宗像市名残1056 Tel 0940-32-3222(9:30~16:30)
Fax 0940-32-3385 E-メール [email protected]
インターネットで検索
福岡黙想の家
S
聖ヨハネ・パウロ2世は、使
でもペトロたち3人 だけに許
徒的勧告『奉献生活』(1996
された特別な体験でした。
「こ
年)のなかで、奉献生活の「特
れはわたしの子、選ばれた者。
別 な 召 命 の 意 味 を 明 ら か に 」 これに聞け」
。神によって呼ば
するために「 変 容の秘 儀にお
れた者の特別な使命・奉献生
けるキリストの光り輝く顔を
活の出発点と言えるでしょう。
見つめることが 役に立つ」と
イエスは公生活を始めるに
言います(同書第 項)
。
あ た り、ま ず ご 自 分 の 仲 間、
「主よ、わたしたちがここに
助け手をお集めになりました。
いるのは、
すばらしいことです」 「助け手」とは単に従属する者
(マタ イ ・4)
。キ リス トの
ではありません。キリストの
変 容、それは弟子たちのなか
賢いパートナーとして仕える
*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*
19
17
日本福音ルーテル教会に聴く
M
(2)
第689号
カトリック福岡教区報
2015年8月1日発行
28
29
F
A
X
H
【月例黙想会】
「イエスに倣って生きる」

建築の事なら何でもお気軽にご相談ください
2日目は、6時前から朝の
祈りを唱え、続いて鹿児島教
区・郡山健次郎司教司式によ
るミサを捧げ、朝食を済ませ
解散した。
在俗的奉献生活者の会 夏の黙想会
・・・
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 ―
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
正式名称は、「カトリック長崎
教会管区司祭志願院 福岡コレジ
オ」。長崎管区内の大学生・日本語
学校生の司祭志願院。現在 8 人(福
岡教区 5 人、長崎教区 3 人)が在籍。
食事や祈りのときを共にする共同
生活を送りながら、日中はそれぞ
れの大学・日本語学校に通う。
神のはたらきに任せて
し、神がわたしたちの中では
たらいてくださるに任せると
き、神の偉大な救いのわざが
実現されるのです」と澤田神
父は結んだ。
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
「 奉 献 生 活 の 神 秘 は、 わ た
したちとのかかわりの中で救
いのわざを実現しようとする
神のみ心に土台を置くもの…
わたしたちが自分を空っぽに
― 佐賀教会学校 ―
北九州地区
聖書講座
―堅信の秘跡
☆秘跡・聖霊のたま もの・教
会―教皇講話集―
カトリック中央協議会事務局編
「七つの秘
跡 」「 聖 霊
のたまも
の」
「教会」
という、2014年内に一般
謁見で行われた三つの連続講
話を収録。独特のユーモアと
温かさをもって信仰生活の意
味と本質が平易に解説される
とともに、使徒的勧告『福音
の喜び』で教皇が訴えた数々
の主題が、随所に力強く語ら
れる。
ペトロ文庫発行
価格650円+税
◇ ◇ ◇
☆友情セラピー
友 情 は、
豊かで充
実した生
活のため
になくてはならないもので
す。思慮深く心を高めてくれ
る本書の手引きによって、友
情を温め、親密な友に恵まれ
ますように…。
サンパウロ発行
税込み価格756円
◇ ◇ ◇
☆
』
ベルンハルト・モイザー
/ニルス ベ
・ ール編集
カトリック中央協議会事務局訳
青年向けカ
テキズム
『
の 姉 妹 編。
堅信に向けて勉強を始める若
者 へ の 最 良 の ガ イ ド ブ ッ ク。
平易な表現の文章に個性的な
イラストや美しい写真が多数
添えられ、目でも楽しみつつ
学べるテキスト。
カトリック中央協議会発行
価格900円+税
森山工務店
有限
会社
人の教区養成担当司祭が
出 席。 家 族 的 な 雰 囲 気 の
なかで神学生生活を送る
ことができる等の成果が
報 告 さ れ、 今 後 と も 神 学
生の養成に関わる者とし
て相互が連携していくこ
とが確認された。
夕食会では、神学生た
ちによるバンド演奏が披
露 さ れ、 盛 り 上 が り を み
せ た。 時 間 を 見 つ け 練 習
を重ねてきた彼らの中
に、 力 強 さ と と も に 共 同
体として一つのことに取り組
むという姿を見た。
の家庭や職場にとどまり、道・
真理・いのちである師イエス
にすべてを捧げる独身女性の
会」である。
福岡で初めての同会主催の
黙想会。5人の女性信徒が参
加 し た。「 奉 献 生 活 っ て ど う
い う こ と?」「 自 分 の 置 か れ
ている立場(結婚生活や職場)
でどのように奉献生活のエッ
センスを生きることができる
の?」などの問いをもつ参加
者に応えるように、澤田神父
は「奉献生活」について修道
生活の歴史を紐解きながら解
説 し た。「 奉 献 生 活 」 の 原 語
は「聖別された生活」。「神は
私たちを特別な役割のために
選び、めぐみをあたえる」と
いう視点が肝要だと語る。ま
た、「 召 命 」 に つ い て 考 え る
と き に「《 司 祭・ 修 道 者 》 に
招かれているか否か」ではな
く、「 私 は ど の よ う な 召 命・
使命をうけているのか」と信
徒一人ひとりが問うことが大
切だという。
午後にはマルコによる福音
書5章 節~ 節の「ヤイロ
の娘とイエスの服に触れる
女」を読み、信仰の力強さ・
神秘ついて黙想した。
れた講話で、ヨハネ福音書か
らみ言葉を皆で味わい、そこ
に示される「しるし」につい
てひも解いていく。
例えば「ベトザタの池で病
人 を 癒 す 」( ヨ ハ ネ 5 章 1 ~
節 ) で は、 イ エ ス が 病 人
に「良くなりたいか」と尋ね
た言葉のうちに、「(体だけで
なく)健全なものになりたい
か 」 と の 意 味 が あ る。 ま た、
癒された人は《安息日に律法
で禁止された行為》にもかか
わらず、《イエスの指示に従っ
て 》 床 を 担 い で 歩 い て い く。
つまり、イエスに生き、イエ
スを証しているなど、あれも
これも伝えたいベリオン神父
の情熱がひしひしと感じられ
るあっという間の3時間だっ
た。最後に「聖書をよく読ん
でください」と師は訴えた。
福岡市早良区四箇1丁目15番28号
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福岡プライマリケア株式会社 代表 : エリザベト熊谷
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隠れキリシタンの里(天草)で巡礼キャンプ
今年
度北九
州地区
聖書講
座の第
3回目
が7月
5 日( 日 )、 小 倉 教 会 に て 行
われた。年間テーマは「イエ
ス・キリストに従って歩む教
会~ヨハネによる福音書に照
ら さ れ て ~」。 毎 回 異 な る 司
祭を講師に迎え、聖書を通し
て「 イ エ ス に 倣 っ て 生 き る 」
ことについて学ぶ。
この日は、ルイ・ベリオン
神父(行橋教会主任)を講師
とし、約100人が参加した。
いつものように聖歌と共に講
座が始まる。
「ヨハネ福音書から~イエ
スの7つのしるし~」と題さ
Y
O
U
C
A
T
7 月 日( 日 )、 聖 パ ウ ロ
修道会福岡修道院にて聖マリ
ア・アンヌンチアータ会主催
T

の黙想会が開かれ、澤田豊成
神父(聖パウロ修道会)が指
導にあたった。
聖マリア・アンヌンチアー
タ会(イタリア語で「お告げ
のマリア」の意)は1958
年に、ヤコブ・アルベリオー
ネ神父により聖パウロ修道会
に附設された会として創立さ
れ、1960年に聖座の認可
を 受 け た 在 俗 会。「 社 会 の 現
実のただ中で、つまり、各自
て死の恐怖に怯え続ける人な
ど、私はこれら被爆者の心情
を思うとき、言葉も出ない。
世界は今年、
(核不
拡散条約)再検討会議をやや
後 退 さ せ て し ま っ た と 聞 く。
戦後 年目、今、私たち日本
のキリスト者は何をすればい
いのか、結論は言い古された
も の か も し れ な い。 こ の 際、
平和を希求する世界の人々と
一つになって、あきらめずに
核の恐怖と平和の尊さを訴え
続けていくことではなかろう
か。平和は何もせずに維持さ
れるものではない。 年前の
尊い犠牲を決して無駄にして
はならないと思う。
澤田 愛子
(西新教会信徒・生命倫理、
ホロコースト研究者)
ベリオン神父
6 月 日( 火 )
、7月1日
( 水 ) の 2 日 間、 福 岡 コ レ ジ
オ(福岡市中央区浄水通・院
長 山村憲一神父)において
「 コ レ ジ オ 祭 」 が 開 か れ た。
院長および副院長、長崎教会
管区内の5教区(長崎・福岡・
大分・鹿児島・那覇)の司教
と養成担当司祭とが福岡コレ
ジオの現状を分かち合うこ
と、および、在籍している神
学生との交流の場を持つこと
を目的として行われ、今年で
2回目の開催となった。神学
生たちの家族も駆けつけ、総
勢 人が一堂に会した。
1日目の会議には、院長お
よび副院長、5人の司教と7
やみ続けたという。これが「生
存 者 の 罪 意 識 」( サ バ イ バ ー
ズギルト)というものなのだ
ろう。この体験が契機となっ
て、 さんはホームに入所し
てから「語り部」活動をする
ようになり、インタビュー時
も続けていた。
原爆被爆という問題は決し
て 年前に終わってしまった
大 惨 事 な の で は な い。 今 も、
その苦しみや不安、悲嘆は被
爆者の中で現在時制のまま続
いている。当時、死体を焼い
た 臭 気 が 鼻 に つ い て 離 れ ず、
今 も 満 員 バ ス に 乗 れ な い 人、
写真のフラッシュでさえ、怖
くて目を背けてしまう人、原
爆の日が近づくと眠れなく
なってしまう人、ちょっとし
た湿疹に、今も原爆症を疑っ
Y
O
U
C
A
T
T
7月 19 日から 20 日にかけて、佐賀教
会の教会学校は今や国の重要文化景観地
である天草の崎津教会(主任司祭 渡辺
隆義神父)を拠点に巡礼キャンプを行っ
た。参加者は子どもたち 11 人、リーダー
たち 9 人であった。
台風一過の好天に恵まれた夏の天草は
皆を魅了した。崎津教会到着前にイルカ
ウォッチングで感動し、透き通った海で
海水浴を楽しみ、到着後の夕食では崎津
教会の信者が準備してくれた海の幸を堪能した。花火をして、寝る前の祈りを
唱え、翌日のことに思いを馳せ、興奮しながら就寝した。
二日目は朝早く起床し、崎津教会の信者と共にミサと朝の祈りを捧げ、朝食
を済ませて、大江教会とロザリオ資料館に寄り、海水浴を楽しんだ後、天草四
郎メモリアルホールなどを見学し、帰途に着いた。行き帰りのバスの中では、
ロザリオの祈りや聖歌を歌ったり、クイズをしたりして信者としての仲間意識
を強く持った。
二日間の短い巡礼キャンプであったが、天草の信者のおもてなしに感謝し、
キリシタンの歴史と文化、伝統、そして今も続く熱心な信仰心に触れ、言葉に
表せないほどの恵みを感じ取ることができた。参加者は来年の世界遺産の候補
地の崎津集落に来年も行きたいと話していた。
18
T
93
43
N
P
T
70
戦後 年 被爆者の 「お母さんが
②
証言から思うこと
焼け死ぬけん、助けて」
32
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70
夕食会で披露された、福岡コレジオ生のバンド演奏
長崎の被爆者、 さんは聞
が及ぶと、 さんの見えない
き 取 り を し た 時、 歳 だ っ
目からは涙が溢れた。彼女は
た。目もほとんど見えず耳も
そのとき、その子のもとに行
遠かったが、その話しぶりは
き、炎の中で母親を引き上げ
実にしっかりとしたものだっ
ようとしたができなかったと
た。 爆 心 地 か ら 1・3 キ ロ の
いう。母親から頼まれて さ
地点で被爆。 歳のときだっ
んはその子を防空壕に連れて
た。 さんは超高齢であった
行き、知り合いに託してその
が、その記憶は実に鮮明だっ
場を離れた。
た。彼女は「どうして忘れる
しかし、その後、彼女はこ
こ と な ん か で き ま し ょ う か 」 の体験に生涯苦しめられるこ
と繰り返した。
とになった。「おばちゃーん」
さんは原爆の直撃を受け 「 お 母 さ ん を 助 け て え 」 と い
てから破壊された自宅に戻る
う叫び声が耳から離れず、「ど
までの道中で体験したこと
うして、あのとき、名前だけ
を、実に生々しく語ってくれ
で も 聞 か な か っ た の か 」「 ど
た。とりわけ、燃えていく母
うして連れて行って父親を探
親と助けを求める女の子に話
してあげなかったのか」と悔
T
「福岡コレジオ」って??
T
70
チャペルにて祈りをささげる
参加者
福岡コレジオ祭
30
70
12
神学生の養成担当者集う
37
T
第689号
カトリック福岡教区報
2015年8月1日発行
(3)
カトリック福岡教区報
2015年8月1日発行
信仰の伝達
カテドラルでのゆるしの秘跡 日 時:8 月 1 日、22 日、9 月 5 日、19 日、
10月3日、17日、31日 10時~ 11時45分 場 所:カトリック大名町教会小聖堂
福岡黙想の家ご案内 8・9月
【8月】
1日(土)~ 2日(日)
福岡雙葉学園宗教プロジェクト(空室0)
3日(月)~ 4日(火)
カトリック学校中堅教職員研修会(空室0)
7日(金)~ 16日(日)
純心聖母会黙想会
(空室0)
17日(月)~ 24日(月)
ショファイユの幼きイエズス会黙想会 (空室5)
24日(月)~ 25日(火)
幼きイエス会
(ニコラ・バレ)
黙想会(空室20)
30日(日)~ 9月4日(金) オブレート会黙想会
(空室0)
【9月】
7日(月)~ 12日(土)
御受難修道会黙想会
(空室10)
12日(土)~ 13日(日)
聖マリア在俗会黙想会
(空室10)
20日(日)~ 21日(月)
第50回九州アシュラム
(空室10)
26日(土)~ 27日(日)
福岡雙葉学園宗教プロジェクト(空室0)
28日(月)~ 10月7日(水) 福音の光黙想会
(空室10)
*宗像市名残1056 ☎0940・32・3222 0940・32・3385
Email: [email protected]
インターネットで検索 福岡黙想の家 検索
⇒
召命キャンプ
日 時:8 月 17 日(月)13 時半~ 18 日(火)12 時半
場 所:カトリック今村教会
対 象:小学 3 年生~中学 3 年生(男子)、定員 40 名(先着順)
テーマ:モーセの召命
参加費:1,000 円
申し込み・問合せ先:谷口尚志神父 ☎ 092・534・4600
申込〆切:8 月 10 日(月)
北九州地区 聖書講座
※祈りの集い
年間テーマ:イエス、マリア、ヨセフが祈られた詩編
・日 時:9月10日
(木)10時~ 14時半 (8月はお休み)
・内 容:詩編23 指 導 者:フランコ・ソットコルノラ神父
(真命山院長)
問合わせ先:真命山諸宗教対話・霊性交流センター ・次 回:10月8日
(木)
詩編42
☎0968・85・3100 渥0968・85・3186 玉名郡和水町蜻浦1391-7・E-mail [email protected]
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19
9
14
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Br.
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日 時:9 月 19 日(土)~ 10 月 17 日(土)
毎週土曜日 18 時半~ 20 時半
場 所:カトリック大名町教会
参加費:カップルで 10,000 円
問合せ先:大名町教会☎ 092・741・3687
10 10 10
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14
福岡地区 結婚講座
15 14 13
◆ 福 岡
9
和田墓地 納骨堂解放日
8月 日
時~ 時
8月 日
時~ 時
8月 日
時~
追悼・納骨式ミサ 時
12
40
■福岡ホスピスの会 勉強会
〔 日 時 〕 9 月 日( 日 ) 時
~ 時〔場所〕大名町教会
階会議室〔講師〕市丸悦子氏
〔テーマ〕ホスピス病棟の現
場から〔参加費〕会員500
円 一般1000円〔問合せ
先〕☎090・1162・6
395柴田
■カルメル在世会集会
〔日時〕9月 日(月) 時半
から〔場所〕福岡女子カルメ
ル会修道院・テレサの家〔内
容〕ミサ・講話〔指導〕中川
博道神父(カルメル会)
〔問合
せ先〕☎095・828・2
350鵜池
■グレゴリオ聖歌を歌う会
〔日時〕9月 日(火) 時か
ら〔場所〕聖クララ寮〔内容〕
グレゴリオ聖歌ミサとベネ
ディクション〔問合せ先〕☎
096・380・5686堺
■虹の会(子ど もを亡くした
親の会)
〔日時〕9月 日
(土)
時~ 時半〔場所〕大名町
教会3階会議室〔参加費〕6
00円
〔問合せ先〕☎090・
1162・6395柴田
■在世フランシスコ会集会
〔日時〕9月 日
(日) 時
〔場
所〕高宮フランシスコ会修道
院在世会集会所〔指導〕ジョ
ンソン神父(カプチン修道会)
〔問合せ先〕☎092・843・
5831岩崎
申込〆切:8 月 15 日
(土)
1日
(土)
聖アルフォンソ司教教会博士
2日
(日)
年間第18主日・馬渡島教会堅信式
3日
(月)
教区カトリック学校中堅教職員研修会
(~ 4日)
4日
(火)
聖ヨハネ・マリア・ビアンネ司祭
5日
(水)
広島平和祈願の集い
†ペトロ平田三郎司教
(2007年 第4代教区長)
6日
(木)
主の変容 広島原爆・戦争犠牲者追悼ミサ
日本カトリック平和旬間
(~ 15日)
7日
(金)
初金ミサ・サーリスの集い †J.P.ラベル
(2004年 大神学院)
8日
(土)
聖ドミニコ司祭 司教霊名の祝いミサ
(大名町教会)
・小神学生練成会
9日
(日)
年間第19主日
10日
(月)
聖ラウレンチオ助祭殉教者
11日
(火)
聖クララおとめ
13日
(木)
†B.クレアリー
(2005年 人吉教会)
14日
(金)
聖マキシミリアノ・マリア・コルベ司祭殉教者
15日
(土)
聖母の被昇天 和田墓地ミサ
16日
(日)
年間第20主日 ご聖体永久礼拝20周年ミサ
(手取教会)
17日
(月)
召命キャンプ
(今村教会)
18日
(火)
†ミカエル堤要吉
(2002年 浄水通教会)
20日
(木)
聖ベルナルド修道院長教会博士
教区幼児教育連盟研修会
(熊本・~ 21日)
†L.デシャンブ(2001年 八王寺教会)、
†D.グリフィン(2001年 玉名教会)、
†ユスティノ三村邦明(2012年 久留米教会)
21日
(金)
聖ピオ十世教皇 22日
(土)
天の元后聖マリア
23日
(日)
年間第21主日
24日
(月)
聖バルトロマイ使徒
25日
(火)
司祭研修会
(~ 26日)
†フランシスコX.堤敏雄
(2011年 飯塚教会)
27日
(木)
聖モニカ 福岡地区カトリック女性の会・モニカ祭
28日
(金)
聖アウグスチヌス司教教会博士
29日
(土)
洗礼者聖ヨハネの殉教
30日
(日)
年間第22主日 †J.ガイヤール
(2007年 水巻教会)
真命山諸宗教対話・霊性交流センター
19
第 12 回聖霊による刷新 九州大会
16
16
20
※ カップルでの参加が原則
2015 Canossa Youth Day in 九州
日 時:10 月 10 日(土)15 時~ 12 日(月)15 時
場 所:おおむたハイツ(大牟田市甘木山)
対 象:18 歳以上の青年男女
テーマ:信徒発見 150 私は何を見つける
参加費:3,000 円
申し込み先:カノッサ修道女会 ☎ 03・3329・3364
Email:[email protected]
申込〆切:9 月 15 日
(火)
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9
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12
◆ 佐 賀
■佐賀テゼの祈り
〔 日 時 〕8月 8日 / 月 日
(土) 時~ 時〔場所〕佐賀
教会聖堂
〔問合せ先〕☎080・
6455・9267秋吉
■佐賀祈りの集い
〔日時〕8月 日/ 月 日
(水) 時~ 時〔場所〕佐賀
カトリック会館〔内容〕ミサ
と祈り〔問合せ先〕☎095
2・30・8347吉武
14
◆ 熊 本
■熊本地区召命を共に祈る会
「召命を考える集い」
〔日時〕9月 日(日) 時か
ら〔場所〕健軍教会〔問合せ先〕
健軍教会☎096・368・2
825浦川務神父
浄水通教会 FAX番号を新設
092・791・8499
セントポールFUKUOKAより
特別休業日のお知らせ
◆8月 日(月)~ 日(水)
9月号は休刊です。
編集後記
蝉時雨、広島で参加した平
和記念式典を思い出す。平和
の元后聖マリア、私たちのた
めにお祈りください。 ( H)
27
10
14
む・祈り・分かち合い〔問合
■聖パウロ協力者会黙想会
せ先〕☎093・871・1
〔日時〕9月 日(日) 時半
166 東城
受付〔場所〕聖パウロ修道会
福岡修道院〔指導〕吉田圭介
◆ 筑 後
神父(聖パウロ修道会)
〔問合
せ先〕☎092・721・2
■平和祈願チェロコンサート
031百村等神父
〔日時〕8月8日
(土) 時~
■美野島司牧センター
時半〔場所〕小郡教会※自
あなたの勇気が路上のいのちを
由献金〔問合せ先〕鳥栖教会
支えます!◆ホームレスの方に
☎0942・82・2282
手作りお昼ごはん 毎週火曜日
山元眞神父
時 分◆ホームレス支援夜回
■ 東 日 本 大 震 災 復 興 チ ャリ
り第1金曜日 時◆路上からア
ティーコンサート〔日時〕9月
パートに入居した方を訪問 第
日(金) 時~〔場所〕久
3土曜日 時〔問合せ先〕☎ 09 留米教会〔入場料〕2000
2・431・1419M・コース神父
円〔問合せ先〕☎090・4
340・5181合島
福岡教区広報室アドレス
http://fukuoka.catholic.jp
E-mail:[email protected]
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◆ 北 九 州
■ 加 賀 山 隼 人 に出 会 う 集 い
〔日時〕8月 日(日) 時半
から〔場所〕小倉教会信徒会
館1階〔指導〕安東邦昭氏〔内
容〕勉強会と分かち合い〔問
合せ先〕☎090・3985・
5209松田
■北九州召命を共に祈る会
〔日時〕9月 日(木) 時か
ら〔場所〕聖母訪問会新田原
修道院〔内容〕お祈りと茶話
会〔問合せ先〕☎0949・
24・9905藤井
■レクチオ・ディヴィナ
〔日時〕9月 日(日) 時~
時〔場所〕コングレガシオ
ン・ド・ノートルダム仙水町
修道院〔内容〕みことばを読
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11 月 3 日(火・祝)
「召命の集い」
11 月 23 日(月・祝)
「福岡教区の日」
皆さんの参加をお待ちしております!!
12
3日
(木)
聖グレゴリオ一世教皇教会博士 常任司教委員会
4日
(金)
初金ミサ・サーリスの集い
5日
(土)
カトリック幼児教育教職員養成プログラム
†H.ハンター
(2010年 大江教会)
6日
(日)
年間第23主日 †D.ギル
(2008年 手取教会)
7日
(月)
†フランシスコX.牧山重光
(2005年 門司港教会)
8日
(火)
聖マリアの誕生 司祭評議会・教区本部会議
†デバイン
(2009年 人吉教会)
†フランシスコX.山田成章
(2013年 茶山教会)
10日
(木)
日本205福者殉教者 †J.バーク
(2000年 崎津教会)
12日
(土)
†A.セトアイン
(2003年 泰星学園)
13日
(日)
年間第24主日
14日
(月)
十字架称賛 15日
(火)
悲しみの聖母
16日
(水)
聖コルネリオ教皇・聖チプリアノ司教殉教者
マカオ巡礼
(~ 19日)
20日
(日)
年間第25主日
21日
(月)
聖マタイ使徒福音記者
23日
(水)
聖ピオ司祭 聖霊刷新運動九州大会ミサ
(手取教会)
†J.バイヨ
(2004年 光丘教会)
24日
(木)
†ヨゼフ深堀敏司教
(2009年 高松教区長)
26日
(土)
諸宗教対話セミナー
27日
(日)
年間第26主日 世界難民移住移動者の日
(献金)
28日
(月)
聖トマス西と15殉教者
29日
(火)
聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエル大天使
30日
(水)
聖ヒエロニモ司祭教会博士
Br.
日 時:9 月 21 日(月)13 時半~ 23 日(水)
場 所:カトリック手取教会
テーマ:
「最愛の弟子の祈り」
講 師:マッケイ・フランシス神父(聖コロンバン会)
会 費:一日 2,000 円
問合せ先:堺 ☎&
096・380・5686 8月のこよみ
■ゴチックは司教日程
■日曜日 時半の主日のミサ
〔 日 程 〕 8 月・ 9 月 の 毎 日 曜
日
〔場所〕大名町教会小聖堂
■聖霊による刷新福岡祈りの
集い〔日時〕毎週月曜 時~
時半〔場所〕大名町教会1
階
〔内容〕賛美と感謝の祈り・
聖書の分かちあい〔問合せ先〕
☎ 092・521・2503蓮尾
■震災のための祈りのリレー
◆8月 日(火)ミサ6時半
から 夕の祈り 時から〔場
所〕女子パウロ会本部聖堂
(東
京)◆ 月 日(金)ミサ
時 分から 夕の祈り 時半
から〔場所〕聖心のウルスラ
宣教女修道会福岡修道院聖堂
〔問合せ先〕☎ 090・230
5・5191 阿部
(パウロ会)
■ ラスキン・ 黙 想 と祈 りの集
い〔日時〕8月 日/ 月
日(金) 時 分から〔場所〕
大名町教会小聖堂〔問合せ先〕
☎090・2305・519
1 阿部
(パウロ会)
■典礼聖歌研修会
〔日時〕9月6日(日) 時か
ら〔場所〕光丘教会〔テーマ〕
典礼暦と典礼聖歌〔問合せ先〕
☎ 092・541・3730松山
年間テーマ:イエス・キリストに従って歩む教会
~ヨハネ福音書に照らされて~
日 時:9 月 6 日(日)14 時~ 16 時 30 分
場 所:カトリック小倉教会
テーマ:ヨハネによる受難、死、復活
主 催:北九州地区信徒協聖書部会
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案 内 板 会合と催し
9月のこよみ
(4)
第689号
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30
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片柳弘史神父 講演会
テーマ :
マザー ・ テレサからの
贈り物
日時:9 月 26 日(土)14 時~ 16 時
場所:カトリック大名町教会
スペシャルゲスト:RIE さん 入場無料
主催:カトリック福岡司教区 宣教企画推進部
問合せ先:教区広報室 092・522・4059
どなたでも、お気軽にご参加ください。
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