『読書と豊かな人間性(`09)』 追 補(第1・2刷)

(’
12/6)
《放送大学印刷教材》
『読書と豊かな人間性(’
0
9)
』
追 補(第1・2刷)
主任講師
米谷
茂則
〈追補の趣旨〉
本書の各章のうち,米谷の担当章については,執筆時期の都合上,
2
0
0
5年前後までのデータ及び知見にもとづいている。その後の情勢の変
化と調査から,以下の4点については,最新のデータ及び知見にもとづ
き,次のような内容に改める。
1.第4章
5
1)を
図4―1「5月1ヵ月の平均読書冊数」の推移(p.
次の図に更新する。出典は『学校図書館』
(全国学校図書館協議会)
2
0
1
1年1
1月号 p.
1
3「過去3
1回分の5月1か月間の平均読書冊数の推移」
である。
冊
12.0
10.0
7.4
6.0 5.6
5.8
7.4
6.5
6.8
6.0
7.1
6.8
6.4 6.3
6.5 6.4 6.7
6.3
5.8
5.0
1.9 1.8
1.7
2.0 1.7
0.0
10.0
9.7
2.1 1.9 1.8 2.3 1.9 2.1 2.1 1.9 2.1
7.6
7.5
9.9
9.4
8.0
8.0
4.0
11.4
小学生
中学生
高校生
8.6
7.7 7.7
6.1 6.2
5.4
1.7 1.7 1.8 1.9 1.6 1.8 1.7
2.1 2.1
2.5 2.8
3.3
2.9 2.8
3.4
3.9 3.7 4.2 3.7
1.8 1.6 1.5 1.6 1.5 1.7 1.9 1.8
1.3 1.2 1.2 1.6 1.5 1.3 1.4 1.3 1.3 1.5 1.4 1.3 1.3 1.3 1.2 1.1
1.3 1.3 1.1 1.5 1.3
1.0 1.0
1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
図4―1
「5月1ヵ月の平均読書冊数」の推移
なお,p.
5
0下から6行目「特に,中学生の読書冊数の上昇は注目して
よい。
」を,「特に,2
0
0
0年以後の中学生の読書冊数の上昇は大いに注目
すべきである。
」に改める。
―1―
2.第7章では,小学生,中学生,高校生が読書してきた作品を提示し
た。このうち,各校種の〈2
0
0
0年以後2
0
0
4年までの傾向〉を〈2
0
0
0年以
後2
0
0
9年までの傾向〉に改める。
中学生については,作品の一部を改める。
p.
9
3 6∼9行目
〈2
0
0
0年以後2
0
0
9年までの傾向〉として,「自由読書」では『ハリー・
ポッター』シリーズ(前出)をよく読書している。また,『バッテリー』
(シリーズ/あさのあつこ・作)や『世界の中心で愛をさけぶ』
(片山
恭一・作)や『三国志』
(羅貫中・原作)が読書数を伸ばしている。
3.第8章p.
1
0
7のマンガ読書に関し,4行目以下に次の内容を追加する。
文化庁は,メディア芸術祭において1
9
9
7(平成9)年から「マンガ部門」
を設け,マンガ大賞等を授賞している。
「平成2
2年度文部科学白書」では,
第6章
文化芸術立国の実現
第3節
映画・メディア芸術の振興
2
アニメーション,マンガなどのメディア芸術の振興
の中で,マンガについて記述している。
4.第1
2章
!
夏目漱石『こころ』
(p.
1
5
8)について
記述の後,2
4行目以下に次の記述を追加する。
高校生については,第7章の〈2
0
0
0年以後2
0
0
9年までの傾向〉で示し
た新しい作品のうちでも,『夏の庭』
,『だからあなたも生きぬいて』
,
『もの食う人びと』による読書会をすすめたい。また,高校生に人気の
ある作家,重松清(『青い鳥』
,『その日の前に』など)
,綿谷りさ(『イ
ンストール』など)
,東野圭吾(『手紙』など)の作品による読書会もす
すめたい。
―2―