QD-1030 Preliminary Highlights 広範囲の電圧に対応する高度 IDDQ / ISSQ モニター 各種の測定手法をサポート 特徴 広範囲な DUT 供給電圧レンジ: VDUT = -50V to 50V 広範囲な計測レンジ: 0 – 30mA 標準的な計測時間: 100 µs 容量ドライビング機能: 最大 10µF 単一サンプル分解能: 20nARMS 16 ビット IDDQ/ISSQ 値読取 3 線シリアルインターフェイス ボード上データ処理機能 アプリケーション ATE ロードボード 車載用 IDDQ/ISSQ 超低電圧仕様 デルタ IDDQ/ISSQ 測定 プレ・ポスト負荷デルタ IDDQ/ISSQ IDDQ/ISSQ パス/フェイル計測 IDDQ/ISSQ 計測値取込 内容 QD-1030 はロードボードへのマルチサイト応用向けの、完全な機能を持った、計測内容を設定可能な IDDQ(静的電源電流モニタ)です。このモジュールは標準的 IDDQ/ISSQ 計測と各種のデルタ IDDQ/ISSQ をサポートします。ボード上のメモリーとデータ処理機能によって、パス/フェイル結果はもとよりデ ジタル計測値を提供します。 設定としては、QD-1030 は IDDQ モニター、ISSQ モニターとしてワ イ ヤ ー 付 け 出 来 ま す が 、 い っ た ん 設 定 し ま す と 、 QD-1030 は IDDQ,ISSQ のどちらかにのみ作動します。QD-1030 は、安定電圧 降下の原理に基づいて動作します。 LSI テスタのデバイス供給電源 と DUT と ATE の間または DUT とシステムグランドとの間に挿入 して使用します。デカップリング用のコンデンサを取り除く必要は ありません。あらゆる状況でも LSI テスタとデバイスの間の透過性 を保障します。本ユニットは、高い容量負荷(数μF)を印可可能で、 計測中は無視できる程度の電圧降下しか発生しません。QD-1030 は高精度 (50nA @ 10kHz 以上) で高速(10kHz まで)に IDDQ/ISSQ を 計測できます。ボード上のデータ処理を使えば、少しの速度を減少 させることによって精度を上げることが出来ます。 QD-1030 PCB モジュールは単一の電源のみで、あらゆる状況下、安定した、プログラム可能な(-50 to 50V)DUT 供 給電圧を供給します。広範囲 VDUT レンジに対応できるので、車載用 IC から超低電圧回路(<0.5V)の 電流テストが可能です。また、アウトプットとして、パス/フェイル出力信号と 16 ビット分解能の IDDQ/ISSQ 計測・加工データを出力します。 QD-1030 はボード上に補償バイパススイッチを持ち、チャージ転送を最小にします。このスイッチに よって大きな過度電流を転送することができます。DUT の電源電圧が安定していることを補償するた めに、計測電流がモニターする計測レンジ外になった時に、自動的に動作します。 ディフォールトで、QD-1030 の電流計測ユニット(CMU)は、100μF で 100nF から 10 nF に容量負荷 し、IDDQ/ISSQ 計測を実行できるよう改善されています。処理と値読取り時間は、アプリケーション の機能にもよりますが、標準 20µS かかります。 QD-1030 のディフォールトの計測レンジは 50 nARMS の単一サンプル分解能で 0-1 mA にセットされ ています。他に 20nARMS,360nARMS, 2.2µARMSの単一サンプリング分解能で、0-100µA, 0-10mA、030mAの計測範囲設定が可能です。これら全てのパラメータは、適切な計測速度/分解能と実際の負荷 状況での最適なパーフォーマンスを得られるようカスタマイズすることができます。 © Q-Star Test nv, 2005 Revision B - page 1 of 2 L.Bauwensstraat 20, B-8200 Brugge, Belgium, Tel.: +32 50 319273, Fax: +32 50 312350, http://www.QStar.be QD-1030 Preliminary Highlights 動作モード QD-1030はバイパスと計測モードで実際の計測を行います。バイパスモードでは、LSIテスタの電源 とDUT間(IDDQの場合)又はDUTとグランド間(ISSQの場合)に低抵抗を設定し、計測モードで実際の計 測を行います。 バイパスモードで、各種設定をすることが出来ます。設定を行うプログラム動作では、 計測手法とパスフェイルレベルを設定します。通常の計測サイクルは、設定ピリオド(通常100μs)、 取込み、数値処理、読出しピリオド(通常20μs)で構成されます。計測モードでは、本モジュールは DUT(IDDQの場合)、DUTグランド(ISSQの場合)に電源を供 V 120µs 給します。計測モードで、計測電流がモニター電流範囲 5V M ode 外のときは、QD-1030はフェイルを示して、自動的にバ 0 t V イパスモードに切り替わります。図1と図2は、一般的な V V アプリケーションダイヤグラムと計測サイクルを示して 0 .5 V います。 0 MD ID D Q ID D Q P /F P a ssed B ypass m ode 100µs M e a s u re m e n t m ode t F a ile d 20µs P ro c e s s in g & R e a d O u t m ode F ig u r e 2 . T y p ic a l M e a s u r e m e n t C y c le アプリケーション QD-1030 は、以下のような応用があります。 パス・フェイルモニターとして使用 計測電流の正確な値を決定する測定デバイスとして使用可能。QD-1030 は 16 ビット分解能で、 計測値を表わします。この値はシリアルインターフェイスで読取ることができます。 QD-1030 はデルタ IDDQ/ISSQ モニターとして使用可能。デルタ手法は現在以下をサポート。 • ベクタ-ベクタデルタ、16 ビットデルタ値とパス・フェイルフラグ • ベクタ基準ベクタデルタ、基準ベクタの計測値と対比させた参照ベクタ毎の 16 ビットデル タ値とパス・フェイルフラグ • プレ・ポストモードを選択すれば、ベクタ毎前後 2 つの測定ポイントがセットとなり、16 ビットの測定値、2 番目の測定値と 1 番目の測定値のデルタ値、パスフェイルリミットによ るパス・フェイル判定等の IDDQ/ISSQ 各種データを得ることが出来ます。 • パス・フェイルを使う全ての動作モードで、パス/フェイルフラグは、単一のパス/フェイル 基準値またはウインドウ(基準値間隔)と測定値(または計算されたデルタ)とを比較します。 ウインドウ(基準値間隔)比較の場合、パスは計測された IDDQ/ISSQ データ値、または計算さ れたデルタ値が基準内にあることを示します。QD-1030 は、パス/フェイル基準値、基準値 間隔をベクタ毎に変化させることが可能で、電流シグネチャーを使うことが出来ます。 ELECTRICAL SPECIFICATIONS SYMBOL PARAMETER MIN TYP MAX UNITS VCC IDDQ/ISSQ VDUT 供給電源電圧 計測範囲 DUT 供給電圧 (1) 単一サンプル分解能 計測時間 容量負荷 V/I 変換率 過度電流 オン抵抗 +4.5 0.1 -50 20 +5.0 1 +5.5 30 50 2200 V mA V nARMS µs µF mV/µA A mΩ CL VIDDQ/VISSQ IDDT/ISST RON (2) 0.01 0.5 50 100 1 5 30 20 (3) 10 50 (1) 設定値に依存 @ CL=0.5µF. (2) QD-1030 は静的計測に実行されます。 (3) 最大計測時間はサンプルに依存。115µs @ 1 サンプル, 150µs @ 4 samples, 290µs @ 16 サンプル. カタログ記載の仕様は、予告無く変更されることがあります。 Revision A - page 2 of 2 販売総代理店:ATE サービス株式会社 〒213-0011 川崎市高津区久本 3-5-7 新溝ノ口ビル 3F 電話:044-850-8811 FAX:044-850-8798 http://www.ate.co.jp/
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