経営理念・経営方針

経営理念・経営方針
◆ 経営理念とミッション
経営
我々JAグループは、利潤の追求を第一義とする株式会社ではなく、人々が“絆”により連帯し助け合
う「相互扶助」の精神のもと、農家をはじめとする地域の組合員が一緒に協同して事業や活動をする
ことで、一人ひとりの活動では得られない充実した経済的・文化的利益を得ることを第一の目的とす
る“協同組合”組織です。
経営理念・経営方針
当会は、JAグループの一員として、農業専門金融機関・地域金融機関としての使命を果たすため、
以下に掲げる「ミッション」を制定しています。そして、“ミッションを果たすことで、県内の農業の
振興、農業者の経済的・社会的地位の向上に寄与するとともに、地域社会・経済の持続的な発展に貢
献する”ことを経営理念としています。
ミッション 当会は、県内信用事業が地域金融機関としての使命・役割を発揮するその一翼を担うと
ともに、県内信用事業=JAバンク三重の「本部」として、県内JAの余裕資金の効率的な
運用、為替県本部機能をはじめ各種補完機能の充実と安定運営、JAの事業機能強化および
健全性・信頼性向上への指導支援等を行うことによって、県内信用事業の安定的かつ効率
的な運営を確保・保障し、組合員や地域の人々に対するJAの有用性向上に貢献します。
◆ 経営体制について
当会は、経営意思決定機能と業務執行機能を分離することで、経営の一層の健全性向上と専門性・
機動性のある業務執行に努めています。具体的には、業務の基本方針や貸出限度額の決定などは会員
の代表者で構成する経営管理委員会が行い、同委員会が定めた枠内における日常の業務執行を事業に
精通した学識経験者で構成する理事会が行う仕組みになっています。
経営管理委員会は意思決定機能のほかに理事の職務遂行の監督機能も有しており、理事の職務執行
の合法性・合理性・適切性等を監督しています。
当会の経営体制 経営管理委員会
(会員の代表者)
●経営に関わる重要事項の意思決定
●理事の職務遂行の監督
理 事 会
(事業や経営に精通した学識経験者)
●経営管理委員会の意思決定にもとづく日常的な業務執行
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DI S C LO S U R E
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◆ 中期経営計画
経営
当会は、県下JAとともに、地域農業の振興と地域社会の発展に貢献し、地域の皆さまから高く信頼
され、存在感ある金融機関を目指し、平成25年度を初年度とする中期経営計画(平成25年度~平成
27年度)を策定し、次のとおり経営基本方針を掲げ、役職員が一丸となり、これに基づく実践事項に
取り組んでいます。
経営理念・経営方針
経営基本方針 1. 県下JAバンクの農業金融機能高度化と農業法人との取引拡充
2. 県下JAバンクの持続的事業伸長に向けた実効性の高いサポートの実践
3. 経営資源の有効活用による収益・業務効率の向上
◆ 中期金融推進方策
JAバンク三重(県下JAバンクと当会)は、中期金融推進方策(平成25年度~平成27年度)を策定し、
以下の基本的な考え方をもとに、県下一体となった取組みを進めています。
基本的な考え方 【農業メインバンク】
金融機能の高度化による多様な経営ニーズ
【生活メインバンク】
事業運営態勢の充実による顧客基盤の強化
への的確な対応
◆ JAグループ自己改革への取組み
JAグループは、平成30年度末までを自己改革集中取組期間と位置づけ、自己改革に掲げる「農業者
の所得増大」、「農業生産の拡大」
、
「地域の活性化」の実現を目指していくなか、JAバンクとしても、
その実現に向け取組みを開始しており、引き続き、スピード感と相応の覚悟を持ち、全力を傾注して
取り組んでいきます。
当会においては、県域共通機構として新設した「JA事業サポートセンター」をはじめとしたJAグルー
プの他組織との事業横断的な取組みにより、県下JAにおける農業金融機能の強化はもとより、農業所
得の向上と地域活性化に向けた活動支援に一層注力していきます。
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