経営品質の革新 消費者課題（お客様への対応） ロームグループは「品質第一」を追求し、 高品質な製品を社会に供給し 社会の発展に貢献することを使命として事業を展開しています。 また、製品を開発・設計するにあたって、お客様の要望を 「品質フォーラム2014」の開催 品質の確保 2014年12月、ロームグループの全生産拠点で行われ しっかりと把握し、要望に合った製品を迅速に提供するため、 品質第一の追求 ている品質改善のための小集団活動において、ローム 世界各地に開発拠点となる 「デザインセンター」を設置 顧客満足度向上に向け 全社を挙げて取り組んでいます。 ロームグループでは、新製品の開発・設計、工程設計 グループの品質向上と水平展開を目的とし、 ローム本社 しています。開発・設計者も現地化することで、 より現地の お客様からより一層信頼していただくためには、 から生産システムの開発、原材料の手配、そしてすべて にて 「ローム品質フォーラム2014」 を開催しました。 ニーズに合わせた新製品を生み出す「真のグローバル化」 お客様に近い場所で迅速なサポートを行うことが の生産プロセスにおいて細心の注意を払い、 かつ営業を この品質フォーラムでは、日頃、生産現場で改善活動を を推し進めています。 必要不可欠です。台湾の開発・販売拠点においても、 はじめ管理部門に至るまで、全社員が企業目的にある 行っている全世界から総勢150名の作業担当者や管理 「品質第一」を追求し、常に高い品質を意識し、お客様 監督者が一堂に集結して自らの小集団活動の成果を発表 に満足していただくための活動に日々取り組み、努力し しました。 この場でそれぞれの成果を共有・水平展開する お取引先様とのパートナーシップによる 材料品質向上 ています。 こうした活動を継続するため、品質保証体制の ことで、これまで以上に品質改善活動のレベルアップ ロームではこれまでも、お取引先様と品質目標を共有 強化・運用に努め、品質管理・品質保証に関して全社員に が図られました。 し、パートナーとして高いレベルの品質の実現を目指す 徹底した教育を実施しています。 また、 これらのロームグループの生産拠点では、今回の ことを理念とした活動を進めてきました。2014年度は、 品質フォーラムで得られたことを自らの品質改善活動に 例年11月に開催される全国一斉の品質月間を機に、 結びつけ、 よりステップアップを図っています。 お取引先様の役員の方々とロームの役員がそれぞれ描く ロームグループでは、 よりレベルの高い品質改善活動 理部門が一体となって取り組みを進めており、 QCDS （=品質、 コスト、 納期、 サービス） の 「S：サー 品質のあり方を共有するステークホルダーダイアログを で世界をリードする 「品質」 を実現するため、お客様視点 ビスとは何か？」などの勉強会を開催しています。 今後も顧客満足度の向上に向け、営業スキルの 底上げ、ロームのDNAの徹底・ 浸透を目指してまいります。 ROHM Semiconductor Taiwan Co., Ltd. President (Attorney-at-Law) Administration Division General Manager QA/デザインセンター 開催しました。また、ロームグループの品質保証について、 に立ち全社組織を横断する形で国内外主要14生産拠点 ロームグループでは、常にお客様に最も近い所で品質 車載向け材料と一般向け材料に に品質委員会を発足させ活動しています。 対応を行えるよう国内・海外10ヵ所に「QA（Quality わかりやすくまとめ直した「サプ “お客様視点の品質”向上に取り組み、 お客様に満足い Assurance：品質保証） センター」 と名づけた各種解析装置 ライヤー品質保証マニュアル」を ただける高品質な製品を、そしてより高い品質保証体制 を備えた製品解析センターを設置しています。 日本語、英語、中国語で作成し、 の実現を図るため、各種専門部会を設置し活動を行って 技術に精通したスタッフが地域に密着した対応を行う お取引様に配布しました。今後も、 情報セキュリティマネジメントに基づく取り組み とともに、 このQAセンターで過去の品質問題をあらゆる お取引様と協力し、 より一体化した ローム戦略情報システム部では情報セキュリティマネジメ います。 これらの活動により、 これまで以上にお客様に 満足していただける製品・サービスの提供を全社一丸と 角度から細かく分析することで問題の真因を明らかにし、 グローバルなサプライチェーンの なって推進し、 ステークホルダーの皆様の信頼を獲得し、 また、 ローム本社の品質部門と連携を図り、二度と同じ品質 構築・強化を図っていきます。 社会への貢献に努めています。 問題を起こさないように対策を講じています。 ISO26000 中核主題と活動 品質委員会 最高のサポートが行えるよう、営業・開発・品質・管 Olivia Liao 秘密情報保護 ントシステムの認証である、ISO/IEC27001を取得し運用し サプライヤー品質保証マニュアル ています。 これに基づきセキュリティレベルの継続的な向上 を図り、ステークホルダーの皆様にとってのビジネスリスク ■ ロームグループ品質・デザイン グローバル体制 PICK UP ステークホルダーの声 海外生産拠点から Malaysia 消費者課題 ︵お客様への対応︶ を低減していきます。 「品質フォーラム 2014」へ参加して品質改善事例を共有 「品質フォーラム2014」 にマレーシアの生産拠点から参加して、 品質改善事例を発表するとともに、各拠点の代表者による品質改善 デュッセルドルフ ソウル 上海 深圳 バンガロール バンコク 横浜 サンタクララ 事例を共有できました。今回のフォーラムは業務の効率化だけ デトロイト でなく、 より安全で働きやすい労働環境の実現と、取り組みを サンディエゴ 京都 開始したロームプロダクションシステム※の実現にもつながる 台北 と考えています。品質フォーラムは、品質の重要性を改めて 認識できるよい機会になったと考えています。 シンガポール ROHM-Wako Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd. QA センター PSM/PMDU Middle Process DIODE 1 デザインセンター Norma Adariah Bt. Derani ※ 33 ROHM Group Innovation Report 2015 ロームプロダクションシステムについては、 7ページをご参照ください。 34 経営品質の革新 消費者課題（お客様への対応） ロームグループは「品質第一」を追求し、 高品質な製品を社会に供給し 社会の発展に貢献することを使命として事業を展開しています。 また、製品を開発・設計するにあたって、お客様の要望を 「品質フォーラム2014」の開催 品質の確保 2014年12月、ロームグループの全生産拠点で行われ しっかりと把握し、要望に合った製品を迅速に提供するため、 品質第一の追求 ている品質改善のための小集団活動において、ローム 世界各地に開発拠点となる 「デザインセンター」を設置 顧客満足度向上に向け 全社を挙げて取り組んでいます。 ロームグループでは、新製品の開発・設計、工程設計 グループの品質向上と水平展開を目的とし、 ローム本社 しています。開発・設計者も現地化することで、 より現地の お客様からより一層信頼していただくためには、 から生産システムの開発、原材料の手配、そしてすべて にて 「ローム品質フォーラム2014」 を開催しました。 ニーズに合わせた新製品を生み出す「真のグローバル化」 お客様に近い場所で迅速なサポートを行うことが の生産プロセスにおいて細心の注意を払い、 かつ営業を この品質フォーラムでは、日頃、生産現場で改善活動を を推し進めています。 必要不可欠です。台湾の開発・販売拠点においても、 はじめ管理部門に至るまで、全社員が企業目的にある 行っている全世界から総勢150名の作業担当者や管理 「品質第一」を追求し、常に高い品質を意識し、お客様 監督者が一堂に集結して自らの小集団活動の成果を発表 に満足していただくための活動に日々取り組み、努力し しました。 この場でそれぞれの成果を共有・水平展開する お取引先様とのパートナーシップによる 材料品質向上 ています。 こうした活動を継続するため、品質保証体制の ことで、これまで以上に品質改善活動のレベルアップ ロームではこれまでも、お取引先様と品質目標を共有 強化・運用に努め、品質管理・品質保証に関して全社員に が図られました。 し、パートナーとして高いレベルの品質の実現を目指す 徹底した教育を実施しています。 また、 これらのロームグループの生産拠点では、今回の ことを理念とした活動を進めてきました。2014年度は、 品質フォーラムで得られたことを自らの品質改善活動に 例年11月に開催される全国一斉の品質月間を機に、 結びつけ、 よりステップアップを図っています。 お取引先様の役員の方々とロームの役員がそれぞれ描く ロームグループでは、 よりレベルの高い品質改善活動 理部門が一体となって取り組みを進めており、 QCDS （=品質、 コスト、 納期、 サービス） の 「S：サー 品質のあり方を共有するステークホルダーダイアログを で世界をリードする 「品質」 を実現するため、お客様視点 ビスとは何か？」などの勉強会を開催しています。 今後も顧客満足度の向上に向け、営業スキルの 底上げ、ロームのDNAの徹底・ 浸透を目指してまいります。 ROHM Semiconductor Taiwan Co., Ltd. President (Attorney-at-Law) Administration Division General Manager QA/デザインセンター 開催しました。また、ロームグループの品質保証について、 に立ち全社組織を横断する形で国内外主要14生産拠点 ロームグループでは、常にお客様に最も近い所で品質 車載向け材料と一般向け材料に に品質委員会を発足させ活動しています。 対応を行えるよう国内・海外10ヵ所に「QA（Quality わかりやすくまとめ直した「サプ “お客様視点の品質”向上に取り組み、 お客様に満足い Assurance：品質保証） センター」 と名づけた各種解析装置 ライヤー品質保証マニュアル」を ただける高品質な製品を、そしてより高い品質保証体制 を備えた製品解析センターを設置しています。 日本語、英語、中国語で作成し、 の実現を図るため、各種専門部会を設置し活動を行って 技術に精通したスタッフが地域に密着した対応を行う お取引様に配布しました。今後も、 情報セキュリティマネジメントに基づく取り組み とともに、 このQAセンターで過去の品質問題をあらゆる お取引様と協力し、 より一体化した ローム戦略情報システム部では情報セキュリティマネジメ います。 これらの活動により、 これまで以上にお客様に 満足していただける製品・サービスの提供を全社一丸と 角度から細かく分析することで問題の真因を明らかにし、 グローバルなサプライチェーンの なって推進し、 ステークホルダーの皆様の信頼を獲得し、 また、 ローム本社の品質部門と連携を図り、二度と同じ品質 構築・強化を図っていきます。 社会への貢献に努めています。 問題を起こさないように対策を講じています。 ISO26000 中核主題と活動 品質委員会 最高のサポートが行えるよう、営業・開発・品質・管 Olivia Liao 秘密情報保護 ントシステムの認証である、ISO/IEC27001を取得し運用し サプライヤー品質保証マニュアル ています。 これに基づきセキュリティレベルの継続的な向上 を図り、ステークホルダーの皆様にとってのビジネスリスク ■ ロームグループ品質・デザイン グローバル体制 PICK UP ステークホルダーの声 海外生産拠点から Malaysia 消費者課題 ︵お客様への対応︶ を低減していきます。 「品質フォーラム 2014」へ参加して品質改善事例を共有 「品質フォーラム2014」 にマレーシアの生産拠点から参加して、 品質改善事例を発表するとともに、各拠点の代表者による品質改善 デュッセルドルフ ソウル 上海 深圳 バンガロール バンコク 横浜 サンタクララ 事例を共有できました。今回のフォーラムは業務の効率化だけ デトロイト でなく、 より安全で働きやすい労働環境の実現と、取り組みを サンディエゴ 京都 開始したロームプロダクションシステム※の実現にもつながる 台北 と考えています。品質フォーラムは、品質の重要性を改めて 認識できるよい機会になったと考えています。 シンガポール ROHM-Wako Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd. QA センター PSM/PMDU Middle Process DIODE 1 デザインセンター Norma Adariah Bt. Derani ※ 33 ROHM Group Innovation Report 2015 ロームプロダクションシステムについては、 7ページをご参照ください。 34
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