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在留邦人の皆様へ
在イタリア日本国大使館
2 月 1 日(日本時間),イスラム過激派組織の ISIL(イラク・レバントのイス
ラム国)を名乗る人物がシリアで行方不明となっていた,湯川遥菜氏に引き続
き,後藤健二氏とみられる人物を殺害した画像がインターネット上で配信され
ました。
同画像には日本政府へのメッセージとして日本人に危害を加える可能性につ
いても言及しております。
この事件は各国メディアでも大きく取り上げており,国際的に非常に注目を
集めている事件であることや,最近は ISIL または ISIL の主張に賛同している
とみられる者によるテロが世界各地で発生していること等を踏まえれば,日本
人,日本企業及び日本人学校等の我が国の関係機関や組織がテロを含む様々な
事件に巻き込まれる危険があります。
この事態を受け,2 月 1 日総理より国内外の邦人の安全確保につき改めて声明
が出されるとともに,外務省は注意を呼びかける広域渡航情報を発出しました。
声明:http://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/tp/page4_000947.html
広域情報:
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=
2015C027
イタリアにおいては,全土で警備が強化されているとの報道がなされており
ます。当館としては,現時点では具体的なテロ関連情報には接していませんが,
引き続き情報収集に努め,随時,HPやメール等でお知らせして参ります。
皆様におかれては,日頃よりテロや誘拐の危険から身を守るように注意され
てきたと思いますが,連絡先の確保や緊急事態が発生したときの集合場所(家
族,会社)の設定など,改めて日頃の安全上の注意を再確認の上,被害に巻き
込まれないようご留意をお願いします。