新学期を迎えて~休業中に学んだことは~ 夏休みが終わり、子どもたちの声が学校に響いています。いつものことながら、長い休みがあけて子どもたち が学校に戻ってくると、学校は子どもたちのものなのだと実感させられます。みんな体つきが一回り大きくなっ たばかりでなく、顔つきも少したくましさを備えています。夏休みの間、日ごろの学校生活ではできない様々な 学びを体験してきたのだと思います。 教職員も、この休みの間に様々な研修プログラムの中から、各自が選択して自分自身の学びを深める機会や、 学校としての共通理解や認識を深める機会を持ちます。私自身もいくつかの研修の機会を得ました。学ばせてい ただいた多くの中から二つのトピックを報告します。 一つ目は「明るいところからは明るいところしか見えない。暗いところからはすべてが見える。」という言葉 です。漫画家の赤塚不二夫さんの言葉だとお聞きしました。暗いところというのは、場所のことだけではなくて、 心や体の具合や生活の状況も含まれているのだと思います。たとえ元気で明るく健やかに過ごせていたとしても、 周りのことを考え敬い、謙虚であることの大切さを強く教えられました。 二つ目は右の図を示されて「このAとBの二つの直線は交わると思いますか? それともずっと交わりませんか?」と問われたことです。(AとBは平行な直 線でしょう。だから交わらないに決まっている。でも改めて問われるのだから 何か秘密があるのか…)と思いました。しかし、答えは「交わる」。それは太 い直線を地球の赤道と考えてAとBを経線と考えてみるというものでした。なる ほどボールのような地球の赤道に直角にひかれている経線は北極や南極のほう に近づくにつれてその距離を縮めていきます。つまり、平面上では交わらない けれども、地球のような球面上では交わることも考えられるのです。参りまし た。 これらのトピックは、前提や見方を変えることの大切さを示されています。日々子どもたちとかかわるなかで、 子どもたちの思いや考えをまるごととらえられているだろうか。この子はこんな子だと決めつけていることはな いだろうか。自問自答しながら、子どもに対してだけではなく、様々なものに対して、前提や見方を固定せずに 感じ考え、豊かで穏やかなものの見方ができるようになりたいと思いました。 実りの秋を迎える 2 学期です。教職員一人ひとりもそれぞれに様々なことを見聞きし考え、子どもたちと新た な学びをどのように作っていくかという思いを携えて新学期を迎えています。子どもたちにとって実りある豊か な 2 学期になるよう取り組んでまいります。保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、どうぞ今学期も子ど もたちの成長をお見守りいただき、本校教育へのご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。 学校長 酒井 発 行 和歌山市立 広瀬小学校 2015 年9月1日 第5号 千佳 和歌山国体がいよいよ始まります。 9月26日から10月6日まで和歌山国体が開 催されます。昭和46年に開催されてから44年 ぶりにもなります。 広瀬小学校の5・6年生も9月11日(月)に ビッグホエールで行われる体操競技を観戦に行き ます。 素晴らしい感動が沸き起こる大会になるよ う地域や学校みんなで応援したいと思いま す。 夏休み作品展を開催します 9月2日(水)12:30~17:00 9月3日(木) 9:00~17:00 の二日間で行います。 夏休み中に子どもたちが作成した作品を展示しま す。力作揃いですので、ぜひお越しください。 2学期の主な予定 10/5 (月)> ふれあい食事会 10/8 (木)> ちびっ子寄席 10/15(木)> 授業参観・講演会 10/16(金)> 5 年緑育 10/22(木)> 遠足 11/4 (水)> 3・5 年 社会見学(花王) 11/13(金)> 県警音楽隊演奏会 11/14(土)> 市陸上大会 11/20(金)> 授業参観・懇談・学校保健安全委員会 11/24(火)> 4 年もみじコンサート 5 年社会見学 12/8 (火)> 県学力テスト(4~6 年) 12/3・4(木・金)> 5 年宿泊学習(熊野古道) 12/24(木)> 終業式
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