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中国における販売および生産体制を再構築
中国・アジア戦略のスピードアップと売上拡大を目指して
2015年7月、中国の合弁会社
「上海エスペック」
の完
全子会社化を行いました。これにより、市場環境の変
株主のみなさまへ
化に迅速かつ柔軟に対応できる体制を整え、中国・
エスペックグループの営業を担当していま
アジア戦略のさらなるスピードアップを目指してま
いります。当社は、合弁会社として1985年に
「上海
エスペック」
、1995年に
「広州エスペック」
を設立し、
中国での設計・生産・販売を担ってきました。1997
年には、100%子会社の販売会社「エスペック上海」
を設立し、中国の需要拡大に対応してきました。中国
は各国の開発・生産拠点が多数あるだけでなく、高
性能な環境試験器やカスタム製品の需要が増加す
るなどニーズの多様化が進んでいます。
こうした中、当社は中国における販売および生産体
制の再構築に取り組み、2013年1月には、
「 広州エ
スペック」の合弁契約を解消し、同年5月に100%子
会社の「エスペック広東」
を設立。2015年7月には、
「上海エスペック」
を完全子会社化し、販売機能を
「エ
す常務取締役 島田種雄です。
現在、
中期経営計画
「プログレッシブプラン
2017」
達成に向けて、
主に国内営業、
海外
営業の統括を指揮しています。今回の中国
における販売および生産体制の再構築の
ねらいは、
グループ企業の連携を強化し、
当社の中国市場での成長を目指すものです。
これからも、
攻めの営業を加速させ成長分
野をターゲットに戦略的に取り組んでまい
ります。
さらに、
世界中のお客さまからグロー
バル企業として高い信頼を得られるよう取
り組んでまいります。
よろしくお願い申しあげます。
スペック上海」
に集約しました。今後、中国での設計・
生産は
「上海エスペック」
と
「エスペック広東」
が担い
ます。
「 エスペック上海」
は中国の販売統括会社とし
て、エスペックグループ製品を一括して取り扱いま
す。これにより、中国市場においてさらなる売上拡大
を目指してまいります。
常務取締役 島田 種雄
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ESPEC CORP.
ESPEC Vision 2025 発表会を開催
福知山・東京・大阪の3会場にて
リチウムイオン二次電池の発明者
旭化成株式会社フェロー吉野彰氏の特別講演開催
当社の10年後の姿を描いた
「ESPEC Vision 2025」
当社では、技術情報の共有や技術者のスキルアップ、
の発表会を福知山
(7月28日)
、東京
(8月21日)
、大阪
視野・発想を広げることを目的に、技術者が自らの開
(8月25日)
と順次開催し、約1000名の社員が参加し
発成果を発表する技術交流会を定期的に開催してい
ました。発表会の第1部では、未来に向けた新しい出
ます。2015年7月に開催した技術交流会では、
リチウ
発を予測させるオープニングに続いて石田社長が登
ムイオン二次電池の発明者である旭化成株式会社
壇し、
ビジョンに込めた熱い思いを発表しました。
フェロー吉野彰氏をお招きし、特別講演を行いまし
発表会の第2部では、社員の企画による懇親会を行い
た。
「リチウムイオン二次電池 現在・過去・未来」
と題し
交流をはかりました。
「ESPEC Vision 2025」
のキー
て、
リチウムイオン二次電池の動向や今後の可能性に
ワードの一つは、冒険心です。最先端技術の分野で当
ついてわかりやすくご講演いただきました。講演後の
社が貢献できることはたくさんあります。そのために
質疑応答では、社員からの質問に対して、貴重なアド
は、失敗をおそれずに未知の分野に足を踏み入れる
バイスを多数いただきました。
冒険心が必要です。冒険心を持ち新しいものを生み
出すエスペックを目指してまいります。
旭化成株式会社フェロー 吉野彰様
1999年
(社)
日本化学会の化学技術賞
など国内外における科学技術分野の
名誉ある賞を多数受賞されています。
講演後の質疑応答の様子
ESPEC CORP.
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TOPICS
「みどりのカーテン」苗の植え付け
気仙沼市の仮設住宅など9 ヵ所で実施
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ネパール地震被害に対する支援
災害義援金の寄付
2015年6月、気仙沼市唐桑町内の仮設住宅におい
当社は、
「良き社会の一員」
として、地域との共生や社
て、入居者のみなさまと共に
「みどりのカーテン」
とな
会貢献活動に取り組むことを大切にしています。自然
るゴーヤ苗の植え付けを実施しました。
災害の発生時には、被災地の早期復興を目的に義援
東日本大震災以降、当社は、被災されたみなさまへの
金の寄付活動を行っています。
支援活動の一つとして、仮設住宅の温熱環境を改善
2015年4月にネパールで発生したマグニチュード
する
「みどりのカーテン」
の設置を2011年度より毎年
7.8の大地震では、当社および当社グループ会社の
実施しています。5年目となる今回は、社員ボランティ
役員・社員より義援金を募り、
日本赤十字社の
「2015
ア10名が気仙沼市の5ヶ所の仮設住宅と小中学校な
年ネパール地震救援金」
として、約80万円の寄付を行
どにゴーヤやきゅうりの苗を約150本植え付けまし
いました。
た。高台への集団移転などが今後進むため、仮設住宅
今後も当社は、社会や地域のための活動を積極的に
への支援は一旦区切りとなりますが、今後も小中学校
推進するとともに、社会貢献を重んずる企業風土の醸
への環境教育を継続してまいります。
成に取り組んでまいります。
小原木小学校仮設住宅のみなさんと社員ボランティア
赤十字への寄付風景
ESPEC CORP.