No3 「安全なジャッキアップ作業 - 建荷協 静岡県支部 のホームページに

建荷協静岡県支部
フォークリフト技術部会情報 NO.3
安全なジャッキアップ作業
・普段あたりまえの様に行っているジャッキアップ作業ですが作業手順等を間違えると
大きな災害につながる恐れがあります。
今回はあらためて標準的なカウンター式フォークリフトの安全なジャッキアップ作業を
ご紹介いたします
・必ず水平、平坦で固い路面上で作業を行うこと
・作業中はパーキングブレーキを引いておくこと
・角材は車両の重量を支えるのに十分な強度があるものを使用し重ねたり、割れたりしたものは使用しない
(フォークリフト技術部会情報、『台木の総点検をしましょう』を参考にして下さい)
・マストを用いて長時間前輪を持ち上げたままでいると自然にマストが後傾する場合があるので、必ず
角材をフレームの前部下側左右にすき間のないように入れること
・角材の寸法、高さはマストを後傾したときにマストと地面との間にぎりぎりで入られる高さのもの、前後寸法は
外側マストのマストレールの前後寸法よりも50~100㎜大きいもの、左右寸法はアウターマストの外側寸法より
20~40㎜大きいものを使用すること
・前輪側
・前輪側
1.フォークを路面から200~300㎜上昇させ
4.前輪が浮き上がるまでマストを前傾させる
マストをいっぱいに後傾させる
5.左右のフレームの下に角材をいれる
2.パーキングブレーキを引いておく
6.後輪に輪止めをする
3.マストの下に角材をいれる
・後輪側
・後輪側
1.フォークを地面から100㎜位上昇させ、少し後傾させる
5.ジャッキアップ時カウンターウエイトのボルトの
2.パーキングブレーキを引いておく
緩みが無いか確認をする
3.前輪に輪止めをする
6.タイヤが地面から少し離れるところまでジャッキアップをする
4.カウンターウエイト下部中央にガレージジャッキ等セットする
7.左右のフレームの下に角材を置いて静かにジャッキを下げる
※カウンターウエイトの形状によりジャッキ等がすべる事があるので注意