平成 27 年度 事業計画

平成 27 年度 事業計画
(自 平成 27 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日)
公益社団法人
虹の会
平成27年度は、公益社団法人認定移行3年目として、さらに責務の適正な
遂行と、会員の満足度を高めるための支援やサービスの一層の充実を図って参
ります。
下記の各事業の実施にあたっては、本会の定款の目的「社会福祉に関心を有
する文化人及び芸能人を中心に、広く高齢者、児童の福祉を目的とした事業を
行うことにより、我国の社会福祉の発展に寄与すること」のために、相互に関
連しながら一体となって進めて参ります。
(1)「虹のキャラバン」老人福祉施設巡回訪問事業
(2)チャリティー事業
(2)
チャリティー事業
(3)心音( こころね )レインボートレーニング指導員育成事業
(4)児童福祉に関わる事業
(4)児童福祉に関わる事業
(5)受託事業
(5)
受託事業
(6)広報事業
(6)広報事業
基本方針
<趣 旨>
特別養護老人ホーム等の老人施設に入所しているお年寄りは、常日頃娯楽に
接することが少ないのが現状です。このため、本会の会員である芸能人を伴っ
て全国の老人福祉施設を巡回訪問し、歌や踊りを届けることで音楽療法による
身体的リハビリテーションの効果によって元気や活力を取り戻してもらうこと
を目的として「虹のキャラバン」老人福祉施設巡回訪問事業をメインに活動を
行っています。
地域のお年寄りが当事業に参加することにより地域との交流、連携を図るき
っかけになるという点、及び一般のボランティア団体による歌や踊りに比べて
プロである芸能人の歌や踊りによる慰問はお年寄りの笑顔が格段に多くなると
いう点で、訪問先施設からは非常に高い評価を得ています。
また、こどもたちの参加も積極的に働きかけ、高齢者とこどもたち(孫世代)
が交流することによる世代間の絆づくりや地域活性化にも取り組んでいます。
これらの「虹の会」の活動をとおして、今年度も社会全体で高齢者を支えて
いくという高齢者福祉の目標を目指して各事業を進めて参ります。
1
(1)「虹のキャラバン」老人福祉施設巡回訪問事業
平成 27 年度 「近隣メディカルキャラバン(首都圏)」 及び 「虹のキャラバン(全国)」
<内 容>
当該事業は昭和 62 年度から開始して 27 年目に入った。全国都道府県を六巡し
て、この間の訪問施設数は、4,126 施設に達しており、平成 27 年度の予定は以
下の通りである。
実施期間:平成 27 年 4 月~平成 27 年 12 月
対象施設:老人福祉施設、グループホーム・デイケアセンターなど
●近隣メディカルキャラバン(首都圏)は日帰りで 1 施設訪問
●虹のキャラバン(全国)は各道県 3 泊 4 日で 7 施設訪問
:施設入所者・利用者及び近隣のお年寄りと児童、震災被災者
:愛知県、高知県、香川県、北海道、島根県、富山県、鹿児島県
:内閣府 厚生労働省
:各都道府県高齢者福祉関係部課
対象者
訪問地
後 援
協 力
平成 27 年度
虹のキャラバン
スケジュール(予定)
訪問予定
期
近隣メディカルキャラバン
(都内・神奈川県・長野県)
鹿
間
平成 27 年 4 月~6 月
各 1 日/1 施設訪問
愛
知
県
平成 27 年 4 月 13 日 ~
4 月 16 日(7 施設訪問)
高
知
県
平成 27 年 6 月 1 日
~
6 月 4 日(7 施設訪問)
香
川
県
平成 27 年 7 月 6 日
~
7 月 9 日(7 施設訪問)
北
海
道
平成 27 年 8 月 31 日 ~
9 月 3 日(7 施設訪問)
島
根
県
平成 27 年 9 月 28 日 ~ 10 月 1 日(7 施設訪問)
富
山
県
平成 27 年 10 月 26 日~ 10 月 29 日(7 施設訪問)
児
島
県
平成 27 年 11 月 30 日~ 12 月 3 日(7 施設訪問)
2
(2)チャリティー事業
(2)チャリティー事業
本会のメイン事業である老人福祉施設巡回訪問事業を実施するためには、事業
費に充てる財源を確保することが必要である。
このため、チャリティーパーティー及びチャリティーゴルフ大会を開催する。
本会が行っている社会福祉に関する事業内容の周知、一般市民の社会福祉に対
する参画意識の醸成およびメイン事業である老人福祉施設巡回訪問事業の財源
を確保するため、チャリティーパーティー及びチャリティーゴルフ大会を毎年
開催しているが、単なるイベントにならないよう、パーティー前やゴルフ後の
懇親会の席にて、本会が行う音楽療法によるレクリエーションプログラムの紹
介等を行い、広く一般にも本会の事業内容を周知させるための広報活動の場と
して、このチャリティー事業を活用していく。
なお、平成 27 年度予算においては、チャリティーパーティー及びチャリティー
ゴルフ大会の収益金として約100万円を老人福祉施設巡回訪問事業に充当す
る予定である。
また、チャリティーパーティー、チャリティーゴルフともに本会ホームページ
より申し込むことが可能、会員以外も参加も可能である。
(参加費は会員も非会
員も同じ金額である)
イ) 第 26 回 チャリティーパーティー
平成 27 年度は、平成 28 年の春、東京都内にて開催を予定している。
内容はキャラバン出演者を中心に企画プログラムを構成して計画、参加人数は
200名予定、本会会員及びゲストによるショーを交えながら本会支援者との
親睦を深める。
パーティーの収益金は老人福祉施設巡回訪問事業の財源に充当する予定。
ロ) チャリティーゴルフ大会 (第 3 回(通算 10 回))
平成 27 年度は、秋に 1 回、場所は関東にて開催予定。
参加人数は50名で、収益金は老人福祉施設巡回訪問事業の財源に充当する。
3
(3)心音
(3)心音( こころね )レインボートレーニング指導員育成事業
レインボートレーニング指導員育成事業
軽度認知症改善 音楽療法 教育制度事業
虹のキャラバンに代表される“音楽療法”は、認知症のお年寄りの方への顕著
な効果が認められている。この“音楽療法”をベースに本会が持つ“補完代替
医療(※)”ノウハウを組み合わせて開発した認知症改善プログラム「心音レイ
ンボートレーニング」は、実践性のある認知症改善教育の普及促進を図ること
を目的としており、「五感+2(セブンセンス)セラピスト」認定制度を設け、
認知症改善プログラムを実践することができる人材を育成するものである。
なお、平成 27 年度は実際に講習を開催する予定である。
※補完代替医療とは従来の医学的な治療の補足として、又はその替わりとして、施術、療
法、治療行為などを行うこと
図 1 のように、基本的には人間の五感
に訴えかける療法やレクリエーショ
ンをそれぞれ学習する。
その後、それぞれの療法やレクリエー
ションを横断的に組み合わせ、医療や
介護の現場で、より楽しい療法を提案
するスキルを身につけることが最終
的な目標である。
図 1 心音療法の概念図
未病(図2)状態を健康に近
づけることを目指したプログ
ラムは多くの高齢者福祉施設
ですでに実践され、効果をあ
げている。
図 2 未病状態とは
虹の会らしく、療法を提供する側もまた受ける側も、ともに楽しめるものにし
ていきたいと考えている。
4
(4)
(4)児童福祉に
児童福祉に関わる事業
関わる事業
「京都児童図書館」の助成運営を行っている。
「地域で育つ子供のため」の児童図書館として虹の会の支援で地元出身の館長
が設立。絵本・児童書・伝記・図鑑などの蔵書は1万2千冊。毎週土曜日には、
地域の子供たちのための絵本読み聞かせや、季節ごとのイベントなども開催し
ている。
(5)
(5)受託事業
受託事業
本会における業務受託は、公益法人としての社会貢献活動を基本とし、老人福
祉施設・児童福祉施設、会員企業など、さまざまな団体からの受託事業として、
会員芸能人の出演・講演などの企画相談等、本会の目的にかなう事業に対応す
る。
(6)
(6)広報事業
本会の公益PR、事業実施状況の報告媒体として、展示会への出展やホームペ
ージの強化と、季刊誌(虹のうた)の充実を図っていく。
法人・賛助企業の募集に関しては、近年CSR(企業の社会的責任)への取り組
みが、企業の価値や信頼性を高めるという考え方が常識となりつつある中で、
老人福祉・児童福祉というこれからの社会に欠くことのできない分野への参加
として、音楽と文化を通じての福祉活動を展開する本会に賛同していただける
よう広報事業をさらに進めていく。
2015 統合医療展(1 月)
5