第26号 6月1日発行 - 株式会社毎日メディアクリエイツ セーフティー

平成27年( 2015) 6月1日
No.26
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「電話でお金は全て詐欺、すぐ家族・警察へ相談を」
特殊詐欺
被害10億円超す
本部長が緊急会見
県内で偽電話詐欺など「特殊詐欺」の被害が10億円を超えた。これを受け、県警の吉田尚正本部長
が5月27日、記者会見を開き「電話でお金の話はすべて詐欺。電話があったらすぐに家族や警察に相
談してください」と緊急メッセージを出した。特殊詐欺を巡り本部長が会見をするのは異例。
県警によると、今年に入り5月26日までの被害件数は昨年同期比101件増の192件。額は10
億138万円で、過去最悪だった昨年の13億円に5カ月弱で迫る勢いだ。首都圏の被害が減少するな
か、福岡だけが突出しており、県警幹部は「福岡が狙い撃ちされている」と分析する。
特に増えているのが、息子をかたるオレオレ詐欺(48件)。首都圏や県内の指定場所に呼び出して
現金をだまし取られるケースが多発している。さらに還付金詐欺(50件)も急増。医療費など「還付
金がある」と近くのATMに誘い出し、携帯電話で機械の操作方法を指示しながら、犯行グループの口
座に現金を振り込ませる。
また、被害者の約7割が65歳以上で、吉田本部長は周囲に高齢者がいる人に向けても「高齢者と偽
電話詐欺の話をしていただき、被害に遭わせないようにしてください」と呼び掛けた。
県警は4月にプロジェクトチームを作り、自治体や金融機関と連携し警戒に当たる。今年に入って「だ
まされたふり作戦」で現金を取りに来た「受け子」11人を検挙したり、犯行に使われた私書箱を捜索
したりするなど防犯・捜査の両面で対策を講じているが、被害は減る兆しが見えていない。(毎日新聞)
金採掘投資名目
登録得ず勧誘か
福岡の会社を捜索
福岡、愛媛両県警など6県警の合同捜査本部は5月20日、国に無登録で東南アジアの金採掘事
業への投資を勧誘したとして金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで、福岡市博多区の投資関
連会社「WAOインターナショナル」と関係先を家宅捜索した。
捜査関係者や同社の会員によると、同社は複数の健康関連商品のネットワークビジネスを展開し、
会員数は全国で約2000人。国の登録を得ず、各地で開催したセミナーで一部会員に「ミャンマ
ーやインドネシアの金採掘事業に投資すれば大きな利益になる」と勧誘。役員らが設立した香港の
ファンドに投資させた疑いが持たれている。
ニセ電話詐欺見破り感謝状
警備会社員2人に飯塚署贈る
飯塚署は5月21日、ニセ電話詐欺被害を防いだ合
警備保障警送九州支社(志免町)の警備員、Iさん(39)
とTさん(61)に感謝状を贈った。
2人は4月28日昼、飯塚市内の店外ATMで現金
の補充中、携帯電話で話をしながら来た高齢の女性が
不慣れな様子で操作していたため声を掛けた。「市役
所から医療費の還付金があると電話があった」と明か
されて不審に思い、女性の代わりに電話に出ると、捨
てぜりふを残して切れた。詐欺と見破った2人は、女
性に操作しないよう説得、約200万円の被害を防い
だ。
ニセ電話詐欺未遂容疑
男を現行犯逮捕
5月20日、栃木県小山市城北、自称派遣
会社経営、B容疑者(33)を。容疑は20日午
前11時ごろ~午後10時20分ごろ、粕屋
町の男性(78)に、息子を装って電話で「会社
の金に手を付け、2000万円の損を出した」
とうそを言い、東京都江東区亀戸に来るよう
に指示して現金700万円をだまし取ろうと
したとしている。容疑を否認しているという。
男性からの通報で粕屋署などが「だまされた
ふり作戦」を実施。署員が金の受け渡し場所
で逮捕したという。
工藤会幹部理事長代行に懲役3年
ビル巡り恐喝未遂
福岡地裁判決
ビルを脅し取ろうとしたとして恐喝未遂罪などに問われた特定危険指定暴力団「工藤会」の理事長代
行、K被告(62)に対し、福岡地裁は5月26日、懲役3年(求刑・懲役4年)の実刑判決を言い渡した。
岡部裁判長は「一般人に重大な危害を加える危険性の高い工藤会という立場を利用しており、悪質性が
相当高いと述べた。
昨年9月に始まった工藤会に対する一斉捜査で幹部への有罪判決は初めて。K被告は工藤会トップで
総裁のN容疑者(68)=組織的殺人未遂容疑で再逮捕=ら最高幹部の逮捕後、事実上のトップを務めた。
判決によると、K被告は配下の組幹部らと共謀するなどして2009年6月と14年7~8月、計4
回にわたり、自らが組長を務める工藤会系暴力団の事務所が入居する北九州市八幡西区のビル所有者の
親族に「事務所は工藤会のもの。ただでくれ」などと言いビルを脅し取ろうとした。
恐喝未遂罪の成立には「相手に漠然とした不安を与える程度」では足りず「一定程度以上の恐怖感を
与えた」と認定する必要がある。判決はK被告がビル所有者の親族に「嫁や娘、子供と(ビルに関する)
話をするわけにはいかんからな」と発言した点に言及し「執拗で、家族にも危害が及びかねない内容」
として、同罪の成立を認めた。「暴力団特有の身勝手で反社会的な犯行」と指摘した。
K被告はこの事件とは別に、工藤会系組幹部が射殺された事件(08 年 9 月)でも今月14日、殺人と
銃刀法違反罪で起訴されている。(毎日新聞から)
◇組織的殺人未遂
暴力団やテロ組織などの団体による組織犯罪やマネーロンダリング(犯罪収益の資金洗浄)の
処罰を目的に、2000年施行された組織犯罪処罰法4条で規定されている。組織の活動として
トップの指揮命令に基づき役割分担し、殺害しようとした場合に適用され、法定刑が刑法の殺人
未遂は懲役2年6月以上だが、懲役3年以上と厳罰化されている(上限はいずれも死刑または無
期懲役)。「組織的殺人」の場合も法定刑が刑法の殺人罪は懲役5年以上なのに対し、同6年以
上に引き上げられる(同)。
工藤会系組幹部逮捕
事務所など捜索
県警特別対策本部は5月27日、暴力団排除の標
章掲示店関係者の車が放火された事件に関し、知人
男性(37)が捜査に協力していると思い込み、男性を
脅したなどとして、脅迫容疑などで小倉北区足立、
特定危険指定暴力団工藤会系組幹部、M・R(45)、
同区熊本、同組組員、M・K(35)の両容疑者を逮捕
した。
また、昨年7月に八幡西区折尾のマンション駐車
場で女性(49)が刺されて軽傷を負った事件に関与
した疑いが強まったとして、両容疑者が所属する同
区内の組事務所など三十数カ所を傷害容疑で家宅
捜索した。
容疑者らの逮捕容疑は今年2月3日、知人男性
(37)が放火事件について警察の捜査に協力してい
ると思い込み、小倉北区内を走行中の車内で「お前
にも家族がおろうが」と脅迫したなどとしている。
県警は2人の認否を明らかにせず、知人男性が捜査
に協力したかどうかについても明らかにしていな
い。
工藤会系事務所、警視庁家宅捜索
特定危険指定暴力団工藤会系の組員が拳銃
や実弾を所持していた疑いが強まったとし
て、警視庁組織犯罪対策5課は5月15日、
銃刀法違反(加重所持)容疑で福岡県中間(な
かま)市や北九州市にある工藤会系組事務所
2カ所を家宅捜索した。同課によると、昨年
1月ごろ、広島県内で同会系組員が密売人か
ら拳銃1丁と実弾6発を購入した疑いが持た
れている。昨年8月ごろ、情報提供者から「工
藤会の組員が幹部の指示で改造拳銃1丁と実
弾6発を20万円で購入し、ある事件でその
拳銃を使用した」との情報提供があったとい
い、捜査していた。
捜索は午前9時過ぎに始まり、警視庁の捜
査員ら約110人が関係先に入った。
同課によると、工藤会の傘下組織が首都圏
に進出を図っているとみられ、警視庁は昨年、
活動を取り締まるための対策本部を設置し
た。警視庁が単独で、工藤会に家宅捜索をす
るのは初めてという。
容疑者画像公開に効果
74件中29件検挙
警視庁
インターネットを利用した容疑者の画像公開が、事件の解決に一定の成果を上げている。警視庁は2
012年に運用を開始し、
画像公開した強盗事件や強制わいせつ事件など74件のうち約4割の29件で
公開が検挙につながった(4月末現在)。自分の画像が公開されたのを知り、容疑者自らが出頭してきた
事例も7件あった。一方、画像公開した容疑者が未成年だった事例もあり、専門家は「運用には慎重さが
求められる」と指摘している。
警視庁は11年10月に画像公開の検討を開始。12年2月から本格的に連用を始めた。容疑者の顔写
真のほか、防犯カメラから回収した動画や画像を公開。報道機関に提供するだけでなく、動画投稿サイト
「ユーチューブ」にも掲載している。短文投稿サイト「ツイッター」では、昨年5月から専用アカウント
「警視庁刑事部『公開捜査』」を設けて情報を発信。フォロワーは6万人を超えている。
昨年10月には、東京メトロ銀座線の新橋駅(東京都港区)で起きた傷害事件で容疑者の男の画像を公
開した。事件発生は前年の11月で、約1年に及ぶ捜査で特定できなかったため、公開に踏み切った。す
ると公開の翌日未明、男が出頭した。親族が気付き、本人も「自分だ」と認めたという。同庁幹部は「予
想以上の効果があった」と話す。
画像公開は主に容疑者の特定が困難なケースが対象で、「犯人性に疑いがない」「明らかに未成年でな
い」などの基準がある。だが、昨年2月に画像を公開した強盗事件で出頭したのは10代の少年だった。
外見だけでは未成年かどうかの判別に限界があることを示すケースだった。
課題はまだある。警視庁は容疑者が検挙された場合、ユーチューブの運営会社に映像の削除依頼をする
が、別のサイトに転載されてしまうとネット上から完全に消すことは難しい。(毎日新聞から)
防犯カメラ設置
防犯カメラ
親が育てられない子供を匿名で預け入れる
「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」
を運営する熊本市西区の慈恵病院は5月20
日、ゆりかご近くに防犯カメラを設置したこと
を明らかにした。2014年10月に発生した
新生児の遺体遺棄事件を受けた措置。今後、事
件性がある預け入れの場合のみ、人物特定のた
めに録画映像を警察に提供する。
うきは市で運用開始
9カ所18台、住民らの募金で設置
地元住民や企業・団体の募金で設置された防犯
カメラの運用開始式が5月1日、うきは市吉井町
の「セブン―イレブンうきは鷹取店」であった。
設置したのは9カ所計18台で、費用は約42
0万円。「うきは市・久留米市田主丸町の安全・
安心カメラ設置推進協議会」が呼びかけ、募金で
工面した。
寸劇で痴漢からの防衛術学ぶ
築上町の県立築上西高の女子生徒約220人が、県警鉄道警察隊の劇団「鉄警痴漢バスターズ」の
寸劇を鑑賞し、性犯罪に対する自己防衛術を学んだ。
性犯罪抑止は、県警の暴力団壊滅などと並ぶ重点目標だ。薄着になって性犯罪が増えがちな夏を前
に企画した。寸劇で、男性警官が女子高校生に、女性警官が不審者に扮(ふん)し、満員電車や隣席
に座っての痴漢、駅のエスカレーターでのスマホを使った盗撮の手口を見せ、「犯人の手をつかむ」
「大きな声を出す」「犯人の特徴を覚える」と助言した。
賭博店従業員ら現行犯逮捕
闇カジノか?
5月22日、博多区博多駅南、賭博店従業員、E容
疑者(43)ら従業員5人を常習賭博容疑、20~33歳
の客5人を単純賭博容疑で。容疑は、E容疑者ら5人
は共謀。博多区中洲3のビル内で賭博店「ZERO(ゼ
ロ)」を開いて客に購博をさせ、客5人は店内でパチ
スロ機を使ったり、パソコンでバカラ賭博をしたとし
ている。県警は認否を明らかにしていない。同じ場所
で昨年11月に別の賭博店が摘発されている。ZER
Oは今2月に開店して1日約20人の客が訪れてい
たという。暴力団の資金源とみて調べている。
家電不正購入
盗品譲り受け容疑、
中国人留学生を逮捕
他人になりすましてネットで商品を買い、
マンションの空き部屋に配達させた窃盗事件
で、福岡県警は5月21日、盗品と知りなが
ら商品を買い取ったとして、大阪市生野区の
中国人留学生、S容疑者(24)を盗品等有償譲
り受けなどの容疑で逮捕した。併せてS容疑
者が商品を転売していたとみられる大阪市浪
速区の通信販売会社についても、同容疑など
で家宅捜索した。
駐車場・マンション向け
防犯カメラシステム
・ 4~8台の 1.3MIPカメラ
カメラは指定の3機種の中から選択
・ 2~4TB の録画装置
映像は動態検知録画・2週間以上
・ 5年間無償保守
故障しても安心の長期無償保守
・ 設置工事込
ポール建込み・電源工事は除く
・ リースとの組合せで簡単導入
例:5年リース 月額¥17,000~ 60回払い
屋外対応モーション起動カメラ
MAC 200
1.「100%DIY」の簡単設置
2.「防水設計」で屋外にも設置可能
3.「電池 2 本」で「約 14 ヶ月」連続撮影
4.様々な場所に手軽に設置
最近、防犯カメラは各方面で大活躍しています。特に、IPカメラの普及で詳細な記録化とスピーデ
ィな自主防犯対応が可能になりました。
しかし、ITが苦手な人もいます。そんな方にお勧めの機種が出ました。電源が単一電池2個、センサ
ーで探知した〝異常〟をメモリーに録画します。電源コードもLANケーブルも要りません。
皆さんに代わって24時間・365日、防犯の目を働かせます。