車載向けCXPIトランシーバ : 新商品速報

新商品速報
車載向けCXPIトランシーバ
BD41000FJ-C
ワイヤーハーネスの削減に貢献!
次世代車載通信方式CXPI※トランシーバ
製品概要
車載多重通信方式として普及しているLINは、応答性に課題があることから、ワイパーやライト、ステアリングス
イッチなどの瞬時に動作が必要なHMI(Human Machine Interface)領域においては、現在でもワイヤーハーネスで1対
1接続されています。BD41000FJ-Cは、応答性に優れる新車載通信方式CXPI規格に準拠したトランシーバで、HMI領域
の通信を多重化することで、ワイヤーハーネスの削減に大きく貢献します。
SOP-J8
※CXPI(Clock Extension Peripheral Interface)
日本の自動車技術会が国際標準を目指す新車載通信方式。高い応答性で、多重通信方式を採用する。
■
BD41000FJ-C
【ブロック図】
【特長】
・CXPI規格準拠
7 BAT
BAT
TSD
マスタ /
スレーブ切替
・BAT端子:40V
・BUS端子:-27V∼40V
IEC61000-4-2(150pF / 330Ω):±8kV
UVLO
POR
MS 8
REG
各ブロックへ
LOGIC
RXD 1
30kΩ
Low Pass
Filter
Decorder
6 BUS
wakeup
Timer
・スリープモードによる低待機電力:Typ.3μA
・マスタ / スレーブ切替可能
Encoder
TXD 4
・送信データ(TXD) Dominant Time-out機能
Slope Control
Arbiter
耐圧 : -27V∼40V
IEC61000-4-2 : ±8kV
TXD
Dominant
Timer
・通信速度 : 20kbps(Max.)
Slope
Timer
NSLP 2
Controller
・各種Fail Safe機能内蔵
・パッケージ:SOP-J8(JEDEC標準)
■
マイコンI / F
(5V / 3.3V)
CLK 3
Timing
Generator
OSC
5 GND
応答性,信頼性に優れたCXPI通信
これまで、応答性、信頼性の課題で、通信を多重化できていない箇所に、CXPIを適用することで、ワイヤーハーネスの削減が可能になります。
また、既存のLINで多重化している領域に関しても、データの信頼性向上が期待できます。
仕様概要
通信手段
(シーケンス)
エラー検出
LIN
ポーリング
チェックサム
CXPI適用領域
CXPI適用領域
【アプリケーション例】
【LINに対するCXPIの利点】
CXPI
C XPIの利点
※1
CSMA/CR
応答性が良い
シ ステ ムの拡張が容易
Light
(head)
Steering SW
DLC/CT※3
最大転送
データサイズ
8Byte
255Byte
Door
(Rear)
Light
(tail)
CXPIで通信を1対1から、1対多
にすることが可能
Seat
Wiper
データの信頼性が高い
-
Door
(front)
Cluster
8bit-CRC※2
情報
Right Mirror
Lamp
(room)
BCM
CXPI通信線
CXPI通信線
(ワイヤーハーネス)
ワイヤーハーネス削減
Seat
HVAC
LINで多重化している領域
(Mirror, door, Lamp, etc.)
バス使用効率が良い
※1 CSMA/CR : Carrier Sense Multiple Access / Collison Resolution
※2 CRC : Cyclic Redundancy Check
※3 DLC / CT : Data Length Code / Counter
応答性、信頼性が求められる為、
通信を多重化出来ていなかった領
域(wiper, light, steering SW, etc.)
Light
(head)
Door
(front)
Door
(Rear)
Left Mirror
2015
9
18
.58F6937J 2015.09
Light
(tail)
通信のエラー検出能力の向上
により、信頼性向上