第84号 平成27年2月4日 発行(PDF:425KB)

~できることを
できるときに
できるところから~
No.26-14(84)
平成27年2月4日
いちき串木野市学校支援事業本部
音楽(箏)の支援 ①
※ 箏(そう;琴で弦が 13 本あり、柱(ことじ)で音程を
調節する日本の伝統楽器)
串木野西中学校では、1 月 16 日(金)市来地域の住吉啓示さ
んに音楽の時間に和楽器の支援をしてもらいました。
六段(初段)の演奏
箏については 2,3 年生は、1 年生の時弾いた経験がある
ので「六段の調べ」の初段を聞いてそのすばらしさを学び、1
年生は、
「さくら さくら」を演奏する学習です。1 年生は親
指と人差し指に爪をつけて「さくら さくら」の曲を最後ま
で弾けるとほっとした様子で、にっこりしていました。
また、手、膝をた
たいてリズムをとり、
調子を合わせる練習をし、代表が太鼓・鉦(かね)をたた
いて、住吉さんの三味線に合わせて「おはら節」の演
奏をしました。三味線、太鼓、鉦など和楽器の音を合
わせるとすばらしい音色が出せることを示してくだ
さいました。
鉦、三味線、太鼓の合奏
また、和楽器は、動物(犬、猫、牛など)の皮を使
ってできていることから、
「動物の命をいただいていることを考えるといい加減な演奏はでき
ない。」「私たちの命も親に生んでもらい、今まで心血を注いで、育ててもらっているので、
いい加減なことはできないですね。」と、命の大切さについても語ってくださいました。
音楽(箏)の支援 ②
串木野中学校でも 23 日(金)に、1 年生の3クラス
が「和楽器」の学習をしました。串木野西中学校と同じ
ような内容で住吉啓示さんに支援をいただきました。
また、先生の琴(箏)と住吉さんの三味線とで「さく
ら さくら」の演奏で一層和楽器のすばらしさを知るこ
とができました。
三味線、箏の合奏
家庭科(被服・裁縫)の支援
羽島中学校では 1 月21日(水)、1 年生の家庭科で「CD ケース」の製作をしました。
はじめに、広い布を寸法に合わせて裁断し、
端のところを三つ折りにし、まち針をうち、本
返し縫いと半返し縫いで止める作業です。
校区内の平石富江さんと萬造寺アヤ子さんの
2人に支援していただきました。
しつけ糸をつけ、それに沿って本返し縫いと
半返し縫いをしましたが、生徒の皆さんは一生
懸命取り組んでいました。
まち針の打ち方や玉結び、最後の玉留めなど
授業の打ち合わせ
かくれたところの処理の仕方などもていねいに
教えてもらい、生徒の皆さんは満足した表情で
した。
毎日の生活では、あまり使っていない針を使っ
ての作業なので、こわごわ扱っていましたが支援
の方々に扱い方を教えてもらうと、安心した様子
で両手を器用に使いながら作業に取りかかって
いました。
伸び盛りの中学生だけに、体験することで自然
に身についていくものだと改めて思うことでし
た。これからも多くの体験活動をさせたいもので
す。
連絡先=市来庁舎 2 階 市教育委員会社会教育課
(℡21-5128)(FAX36-5044)/ご意見・質問・相談もどうぞ
地域コーディネーター(串木野地域
濱田俊浩)(市来地域
中川壽明)