77号

International Friendship Association International Friendship Association International Friendship Association International Friendship Association International Friendship
2015年
第 7 7号
大 田 原 国 際 交 流 会
発 行 責 任 者
International Friendship Association
7月 1日
後 藤 秀 雄
International Friendship Association International Friendship Association International Friendship Association International Friendship Association
大田原国際交流会に想う
会員
蜂巣
貞美
私が所属している大田原ロ
こ の 度 、 2015 年 の 定 時 総 会 ( 第 30 回 ) に
ータリークラブが力を入れて
於 い て 、不 慣 れ な 私 が 議 長 の 役 の 指 名 を 受 け
創 立 し た 、大 田 原 国 際 交 流 会 は 、
ま し た 。初 め て 交 流 会 の 一 役 を や ら せ て 頂 き
は や 30 年 を 迎 え ま し た . 最 初
ま し て 、交 流 会 が 身 近 に な っ た と 感 じ て お り
の う ち は 、大 田 原 ロ ー タ リ ー ク
ま す .こ れ を 機 に 現 在 い く つ か の 公 職 を 受 け
ラブの会員が会長を務めまし
持 ち 多 忙 な 身 で は あ り ま す が 、交 流 会 の 活 動
た が 、五 代 目 の 会 長 後 藤 さ ん は 、 1 0 年 目 ぐ ら い に
やイベントに参加するよう努力したいと思っ
な る と 思 い ま す 。後 藤 会 長 が 高 校 時 代 、剣 道 を 一
ております。
緒 に や っ た 仲 だ っ た と い う こ と か ら 、あ ま り 活 動
現 在 会 員 が 56 名 、多 い の か 少 な い の か・・・。
に は 参 加 で き な い が 、会 費 納 入 だ け の 会 員 で も 貢
最初は私のような個人賛助会員的な方でもい
献 に な る の で は 、と の 思 い で 入 会 さ せ て い た だ き
い の で 、100 名 以 上 に な っ て 欲 し い も の で す 。
ました。
私 も そ う で し た が 、な ん と な く 敷 居 が 高 い と
国 際 交 流 会 は 、韓 国 と の 学 生 交 換 交 流 研 修 や 、
感じている人が多いのではないでしょうか。
ネ パ ー ル に 学 校 を 建 て 、そ の フ ォ ロ ー を 何 年 も 続
( 会 の 中 に い る 人 と 、外 か ら 見 て い る 人 で は 、
け た り し て い ま す 。私 も 2 回 ほ ど ネ パ ー ル の 学 校
何となく会に対する印象に差があります)
支 援 に 参 加 さ せ て い た だ き ま し た 。ま た 、東 日 本
発想を変えイメージアップ、知名度アップ
大 震 災 の 復 興 支 援 を 毎 年 続 け て い た り 、今 年 度 4
を計って、多くのみなさんに入会して頂き、
月 25 日 に 起 き た 、 ネ パ ー ル の 震 災 に 即 応 し た り
一層素晴らしい大田原国際交流会に発展する
と 、そ の 時 そ の 時 に い ち 早 く 対 応 す る フ ッ ト ワ ー
ことを祈念いたします。
ク の 良 さ が 素 晴 ら し い ‼と 思 い ま す 。 後 藤 会 長 の
よ う に 、動 き の 速 い 指 導 者 は な か な か い な い の で 、
次の会長選びがなかなか大変なのではないかと
心 配 し て い る 一 人 で す 。毎 年 、那 須 国 際 交 流 フ ェ
ス テ ィ バ ル を 開 催 し 、英 会 話 教 室 と 日 本 語 教 室 も
毎 週 実 施 、多 く の 関 係 団 体 と の 交 流 や 支 援 、協 力
等 の 活 動 も 数 多 く 、敬 服 し て お り ま す 。
-1―
・ 今 ネ パ ー ル は .
学校は今年度から10年制になり、生徒数も増えたと
2015 年 4 月 25 日
午前 11 時 56 分、マグニチュー
ド 7.8 の大地震がネパールを襲った.死者は 8650 人、
周辺国を合わせると 8784 人となった.ネパールは6
のことだったが、地震では経営に支障をきたすと思わ
れる。
こうした事態を踏まえ、交流会ではいち早くネパー
月から2ヶ月ほど雨期になる.土砂崩れや洪水が毎年
ル支援募金を開始した。5月4日、道の駅で、5月5
起きている.この災害も懸念される。
日はふれあいの丘で実施。多くの人の共感を呼んだ。
政府によると地震で被害を受けた学校も 64 校以
その後も募金を続け、ウグラダラ小学校へ直接届くよ
上、校舎の再建には手が付かない状態にある。4月 25
う方策を考えている。皆様のご協力をお願いする次第
日の地震後、ネパール全土の学校に臨時休校の通達が
あり、開校は5月 31 日からとのことだった。これも
各校の被害状況により、詳細はわからない。
交流会が支援したウグラダラ小中学校は、どうなっ
ているか・・・。ネパールの知人から次のような話が
あった。校長先生によると「学校の古い建物は崩れた
が、新しい校舎はひび割れがあった。生徒に犠牲者は
ないが自宅が倒壊した者多数で、村人は三人死亡」と
である。
のことだった。
定 期 総 会
5 月 1 7 日 ( 日 ) 、大 田 原 生 涯 学 習 セ ン タ ー に 於 い て 、第 3 0 回 の 定 期 総 会 が 行 わ れ ま し た 。
さ わ や か な 五 月 晴 れ の 中 、 緑 に 囲 ま れ た 心 地 よ い 会 場 で 、津 久 井 市 長 、 角 田 県 国 際 交 流 協 会 理 事 長 を 来
賓 に お 迎 え し て 、事 業 や 会 計 、 役 員 選 出 な ど が デ ィ ス カ ッ シ ョ ン さ れ ま し た 。
市長挨拶
当 交流会 がやっ ている ように、私たちは 絆を強
も 一 緒 に 頑 張 り た い と 思 い ま す 。生 活 の 基 礎 作 り
く 持 ち な が ら 、未 来 に 光 を
が 大 切 で す 。ま た 日 本 の 優 れ た 技 術 へ の 導 き が 重
強 く 当 て 、仲 良 く 暮 ら し て
要です。
い き た い も の で す .被 災 地
元 気 に 幸 せ に 、高 齢 化 社 会 に 向 か っ て 世 界 に 発
に対しても本当の支援は
信 す る 文 化 。こ れ か ら の 行 政 は 心 の 部 分 を 大 切 に
こ れ か ら で す 。ネ パ ー ル に
す る 事 が 求 め ら れ て い ま す 。震 災 で 苦 し ん で い る
対 し て も 、世 界 が 平 和 に 豊
人 に 対 し て 、 励 ま し の 手 紙 に の せ 、 皆 さ ん の ここ
に 暮 ら せ る よ う 願 っ て 、出
ろを 送 っ て 頂 く こ と が 今 こ そ 必 要 で す 。こ の 国 際
来ることを行っていきた
交流会が新たな契機となるよう望んでいます。
いと思います。
多くの国から日本へ働きに来ている人達がい
ま す .ど の 国 に い て も 幸 せ に 暮 ら せ る よ う 、私 達
-2-
県理事長挨拶
↓美しい自然
2 0 年 前 、中 国 と の 交 流 を
仕事としたことがありま
す 。そ の 頃 、各 国 か ら の 相
談 電 話 が よ く 来 ま し た 。最
時代の推移と共に支援の
あり方も変わってきます。
最 近 で は ベ ト ナ ム 語 の 相 談 が 、増 え て い る そ う
です。
大 田 原 国 際 交 流 会 の モ ッ ト ー で あ る 「世 界 に 広
げ よ う 友 達 の 輪 」が 心 に 響 き ま し た 。
災害に対
してすぐに対処活動をしていることもすばらし
いと思います。
↓慰霊祭の様子
会長挨拶本交流会も 1987 年大田原ロータリークラブの先輩方が設立な
さって以来、間もなく30周年を迎えようとしています。
その間、海外にも目を向け国際支援をしようと、ネパールの学校建設支援
事業に取り組み、小学校・中学校を設立、支援ツアーを実施しています。4
月 25 日カトマンズ中心の大地震により、多くの被害が生じ、被害者救援活動
は全国的に広がり、大田原国際交流会も募金活動を行い協力しています。
本日の総会は、一年間の事業決算報告と、本年度の計画やそれを執行する
役員を決める、大切な会議です。どうぞよろしくお願いします。
↓津波の被害
国内でも、気象の変化や災害が多く人類の生命が脅かされております。こ
の頃も地震及び津波、福島原発事故など、東日本の被害や御嶽山噴火、広島
や大島の大雨洪水による土石流被害など、自然災害や治安が問われておりま
す。私たちは、世界の安全と平和を願い、皆が豊かで幸せに暮らせるよう活
動をしています。これからも、皆さんと相談しながら続けて行きたいと思い
ます.本年度もよろしくお願いします。
議 事 蜂 巣 議 長 の リ ー ド で 2 01 4 年 度 の 報 告 及
び 2 0 1 5 年 度 事 業 計 画 、予 算 の 審 議 が 行 わ れ 、新 し
い 役 が 決 定 し ま し た 。 新 役 員 は 全 員 2 0 15 年 度 の
再 任 で す の で 、皆 さ ん ご 存 じ の 事 と 思 い ま す 。よ
ろ し く お 願 い し ま す 。皆 さ ん 今 年 度 も ご 協 力 を お
願いします。
←会食の準備を終え
ほっと一息の役員
↓総 会 の 後 、 会 食
↓
-3-
事
業
報
告
等
を
す
る
事
務
局
会食とバイオリン
総 会 の 後 、 こ こ ろ を 込 め た 手 作 り の ご 馳 走 を 頂 い て 、 幸 せ に な っ た 後 、
岩 間 真 さ ん の バ イ オ リ ン を 聴 き ま し た 。優 し く ゆ た か な 調 べ に 心 ゆ く ま で 浸 る 一 時 で し た 。演 奏 曲 目 は
1 5 曲 、 ブ ラ ジ ル の 「 タ ン ゴ 」 に 始 ま っ て 、世 界 の 名 曲 。 「か ら た ち の 花 」 な ど 日 本
古 謡 。 「オ ー バ ー ザ レ イ ン ボ ウ 」 な ど ア ニ メ の 曲 。 「少 年 時 代 」 な ど 昔 ヒ ッ ト し た
曲 と 、親 し み や す い 曲 の 後 、 マ ス ネ 作 曲 の 「 タ イ ス の 瞑 想 曲 」 を 力 演 さ れ ま し た 。
岩 間さん は大田 原高校 を卒業 され 、一時 故郷を 離れて 東京の 大学で 学ばれた後 、
この故郷で生活されて居るそうです。
このような素晴らしい芸術家である岩間
さんには、音楽好きの私たちや地域芸術向上のために、そのお力を役立てていっ
てほしいものです。益々のご活躍を願ってやみません。
声
☆
どの曲も、馴染みのある親しみやすい曲だったので、リラックス出来た。
☆
会場が樹木に囲まれた心地よい場所なので、ゆっくり演奏を楽しめた。
☆
素晴らしい演奏だったので、もっと沢山の人に聴かせたかった。
☆
国際交流会にふさわしい世界各国の名曲が聴けて良かった。万国旗の飾り付け
が演奏に映えた。
あとがき
禁 句 に つ い て 考 え て み た 。最 近 に な っ て 知
を 使 っ て い る か が 、問 わ れ る と 思 う 。お 互 い
っ た こ と だ が 、 結 婚 式 や 葬 式 等 で 、言 っ て は
の 気 持 ち を 大 切 に し た い 。禁 句 の 意 味 は そ こ
いけないとされている言葉があるようだ。
にあるのだから・・・。
確 か に 、目 出 度 く 二 人 が 結 ば れ る と き に 、
言葉は心を表す手段であり人と人を繋(つ
「別れる」とか「切れる」と言うのは失礼だ
な)ぐ役目を持っている。相手に不快な思い
が 、外 国 か ら 来 て 日 本 語 が 思 う よ う に 使 え な
をさせないで自分の思いを伝える事、言葉の
い 人 達 も 増 え 、慣 れ な い 生 活 で 苦 労 の 多 い 中 、
力 が 人 の こころを 豊 か に す る 様 な 使 い 方 こ そ
二重三重の重荷を背負わせることになるの
大切だ。
で は ない か。勿 論 、祝辞 等公 衆 の 場で は、心
して言葉を使いたいと思う。
そう言う私は勉強不足で母国語さえ使いこ
なせないでいる。死ぬまで勉強だと思ってい
昔 か ら の し き た り に は 、先 人 の 知 恵 が 詰 ま
る。ともあれ、言葉には昔から変わらない不
っ て いる。また 、時 代の 移り 変わ りや 、人 々
易 (ふ え き )の 言 葉 と 、 人 も 言 葉 も 時 と と も に
の感受性の移り変わりと共に変化していく
変化していく部分があるのだ。美しい言葉と
言 語 も あ る と 思 う 。 例 え ば 「馬 鹿 」と 言 う
はどんなものか、これからのあるべき姿を考
い い か た
言 い 方 だ が 、幼 少 の 頃 は「 バ カ と 言 う と 、自 分
えながら、日本語を大事にしたいと思ってい
が 馬 鹿 に な る 」 と 言 っ て 、そ の 言 葉 を 使 わ せ
る。
な い よ う に し て い る 。こ れ は 賢 い 知 恵 だ 。 し
かし、この言葉を抹殺してしまうと、かわり
に別の言葉が必要になる。と賢者が教えてい
る。
さらに問題なのはその言葉の使い方であ
り、使い手の心だ。どんな気持ちでその言葉
―4ー
大田原国際交流会
〒324-0041
大田原市本町 1-2716-5
大田原市生涯学習センター内
℡&Fax (0287)22―5353
E- mail: oifa @nas.ne.jp
http://www13.ocn.ne.jp/~oifa/
広報委員
大久保愛子
唐橋洋子
栗原敏子