福澤諭吉記念文明塾 コア・プログラム第12期 Gグループ 要旨 弔辞プロジェクト『 ご縁文 』 1.私たちの理念 時代とともに、私たちの住む社会は大きく変化しています。 グローバル化の進展により個人主義が強まり、核家族化も進んだことから、 社会・家庭でコミュニケーション能力を醸成する機会が減少しています。 また、技術の発達と情報化の飛躍的な進展によりコミュニケーションそのものが多様化し、 「広く浅くに対する簡易な情報発信」の方法が浸透したことにより、「個人へ深い想いを伝える」事が廃れつつあります。 私たちは、行動規範として私たちに影響を与えてきた、 日本人が古来より受け継ぐ伝統的価値観や精神=「他人を思いやる心」「縁を大切にする心」を、 きちんと次世代に残したいと考えました。 2.弔辞プロジェクト「ご縁文」 私たちは人との縁を一番実感する「死」というタイミングでなされる「弔辞」に着目しました。 弔辞は、葬儀において、故人の霊前で捧げる弔いの言葉です。 個人を偲び、自分の中にある故人を語るとともに、遺族に対する慰めと励ましを送るものです。 しかし、人間関係が希薄化し時間に追われる現代、特に都会において、弔辞は省略されるケースが多くなっています。 私たちは、「弔辞」を現代に合わせた形で復活させることにより、 縁者には、故人への言い残した想いを伝え、遺族を励ます機会を、 遺族には、職場や友人関係など、知らなかった故人の姿を感じ、自分とつなぎ合わせる機会を提供します。 ご遺族へ届け ます 縁者の想いを 斎場で、また会葬礼状やWebを通じたサービスとともにご自宅で、 「ご縁文」に故人への想い、思い出、感謝の気持ちをつづって戴き、それをご遺族に届けます。 3.「ご縁文」によって、私たちが目指したい世界とは 故人の縁者(参列者) 友人、お世話した人、 お世話になった人、関わりのあった人 故人 遺族 伝統的価値観や精神 || 「他人を思いやる」 「縁を大切にする」 心を受け継ぐことができる 「他人を思いやる」 「縁を大切にする」 心 子孫 遺志を継ぐ後世の人々 故人との縁を再確認することで、 振り返りになるとともに、 故人を想いやる事ができる 故人の縁から故人を知り、 自らのルーツを知る事ができる 改めて周りの人との 接し方を考え直す 私たちはこのプロジェクトを通じ、 縁者や遺族が故人をとりまく縁を実感し、 大切な伝統的価値観や精神を後世に伝えることができる世界を目指します。 福澤諭吉記念文明塾 コア・プログラム第12期 Gグループ 要旨 4.コンセプト普及のための、様々な「ご縁文」のかたち 同じコンセプトをもった 模倣企画・商品の発生・普及 (提携先の拡大) 現在 「ご縁文」 ① ② ③ ④ ⑤ 短冊バージョン 「私たちの理念」が 実現する未来へ... 会葬礼状バージョン ウェブサイトの活用 葬儀会社M社 会葬礼状作成サービスとの コラボレーション パッケージ化・商品化と 葬儀関連商品通販業社S社 商品カタログへの掲載 現在のスタイルの「ご縁文」の普及・拡大だけでなく、 ITの活用・企業とのコラボ・パッケージ化等、様々なかたちで「ご縁文」のコンセプトの普及を図り、 「私たちの理念」が実現する未来を目指していきます。 さまざまな「ご縁文」のかたち ② 会葬礼状バージョン ① 短冊バージョン 葬儀会場に用意しておいたカードに、 参列者がその場でメッセージを記入。 葬儀社が取りまとめ、 ご遺族にお届けします。 会葬礼状作成サービスとの ④ 葬儀会社M社 コラボレーション ③ ウェブサイトの活用 ⑤ 故人の縁者がウェブサイト上で メッセージを記入。後日取りまとめて ご遺族にお渡しします。 葬儀に参列できなかった縁者の方々 にも、メッセージを書く機会を 提供します。 パッケージ化・商品化と 葬儀関連通販業社S社 商品カタログへの掲載 全国の葬儀社を顧客に持つ関連商品 通販事業者S社との提携による、 「ご縁文」のパッケージ化を検討。 葬儀社側の負担が軽減され、 普及・拡大の加速が期待できます。 「お母さん、ありが とう」 ○○○・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ ○○○○ 親戚一同 http://masakoyokoi0828. wix.com/goenbumi 会葬礼状や死亡通知書に、 メッセージカードと返信用封筒を同封。 参列者が記入したメッセージを、 葬儀社が取りまとめてご遺族にお渡し します。 葬儀会社M社が企画し全国展開している、 故人オリジナルの会葬礼状作成サービス との提携を模索中。 M社の新規事業ノウハウを生かした、 普及・拡大の加速化も期待できます。
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