日本人間工学会 PIE 研究部会ミーティング 議事録 日時:平成 27 年 7 月 18 日(土)12:00-13:45 場所:名古屋市立大学 医学研究科・医学部研究棟 会議室1 出席:石橋基範*,大須賀美恵子(幹事・事務局),片山順一*,立和名慎一*,高橋雄三, 三宅晋司(部会長) ,山田晋平*(五十音順.*は net 参加) 1. PIE 研究部会の現況確認 平成 27 年 7 月 18 日現在:会員数 40 名 内訳:民間企業所属者 10 名,公的研究所所属者 5 名 JES 正会員 29 名,学生会員 1 名,非会員 10 名 Web サイト:本部 https://www.ergonomics.jp/organization/member/society.html#pie 独自:http://pie-iea.org/JP/ IEA:http://pie-iea.org メーリングリスト:[email protected] 2. PIE 研究部会の概要(2015.6 総会資料より抜粋) 1) 活動目的 IEA(International Ergonomics Association)の TC(Technical Committee)である Psychophysiology in Ergonomics の日本支部としての研究部会を設立する.最近,活動 が低下している PIE を日本発で盛り上げるとともに,国内の活動として,従来の生理心 理計測手法とこれを人間工学分野に適用する際の方法論について議論し,新しい生理計 測手法や装置に関する情報交換と課題の抽出を行う,さらに,企業と連携して人間工学 分野における生理心理計測応用のグッドプラクティス事例の収集を行う.また,倫理的 な側面についても議論を進め,必要に応じ啓発活動を行う. 2) 平成 27 年度の活動内容(手段・方法) ① 6 月の第 56 回大会にて,キックオフ的なシンポジウムを開催し,発起人から話題提供 してパネルディスカッションを行う.ここで,部会員を募り,メーリングリストなど の意見交換の場を設ける. ② 7 月の IEA2015 にて PIE のオーガナイズセッションに参加し議論する. ③ 並行して,ネットを通じた議論・情報交換および,顔を合わせての会合をもって議論 を深め,部会活動の方向性を定めるとともに,次年度の活動計画(第 57 回大会での オーガナイズド・セッションの企画,なんらかの国際会議での発表等)を策定する. ④ 10-12 月頃にいずれかの支部大会でシンポジウムかワークショップを開催する. 3) 期待される成果 PIE の裾野を拡げ活性化する. 役に立つ PIE に向けて, 共通認識をもち, 解決すべき課題を明らかにする.初年度は,活動を軌道に乗せることを目標にする. 3. 運営方針 1) 予算計画 年間の活動予算:10 万円 支払可能な費目:研究会などの会場費,外部講師の謝礼・交通費, (印刷費,会場運営や 資料整理などのアルバイト,会合時のお茶・1000 円以下のお弁当,部会メンバーの派遣 に伴う交通費)注: ( )内は支出可能だが積極的には考えていない費目 清算:年度末(3 月末)に残高を返却 →独自の研究会や講習会を実施する費用に充てるのが妥当 2) PIE 研究部会の活動に関するアンケートの集計結果(2015.7.18 現在) ・国際会議でのオーガナイズド・セッション:50%(19 人) ・JES 大会でのシンポジウム:78.9%(30 人) ・JES 支部大会でのシンポジウム:34.2%(13 人) ・研究会:84.2%(32 人) ・講習会:78.9%(30 人) ・メーリングリストや SNS による情報交換・議論:47.4%(18 人) ・ガイドラインの制定:42.1%(16 人) ・その他:2.6%(1 人) 3) 具体的な活動方針 アンケート結果及びメンバーの提案に基づき,以下の活動の実施について今後検討する. ① 研究会の実施(部会員の研究発表) ② 講習会の実施(主に初学者・企業人向け) →①②については,テーマや実施時期,場所など部会員のニーズ把握が必要.ML などで 調査する.実施時期としては 11 月初旬位しか可能性がない.休日開催は企業の人の 意見聴取が必要. ③ 全国大会でのオーガナイズド・セッションの実施 →今年度の全国大会は完了(人間工学 8 月号に報告掲載予定) . 次年度の全国大会(第 57 回大会,三重県津)でも企画する(#このミーティングのあ とで会期が 6/25-26 に変更されました) ④ 支部大会でのオーガナイズド・セッションの実施 (アンケート希望順位は低いが実施しやすいので積極的に取り組む) ・九州・沖縄支部大会(2015.10.25-26, 山口県・川棚温泉) :開催決定(担当:三宅先生) ・関西支部大会(2015.12.5-6,大阪府立大) :開催を検討(座長候補:片山先生・萩原先 生,担当:大須賀) ・関東支部大会(2015.12.12-13,東京電機大学埼玉・鳩山キャンパス) :開催を検討(担 当:石橋先生) ⑤ 公開講座の実施 年 1 回は開催すべしという本部の指針があるが初年度は大目に見てもらえそう. 次年度,大会時が候補 他部会(たとえばビッグデータ研究部会)との共催や,他学会(たとえば生理心理学会), 大学イベントへの相乗りも検討) ⑥ 書籍の出版 ・エヌティーエスの企画(生理心理学研究のバイブル的書籍) 三宅研究部会長の提案, ML[PIEJ 7]2015.07.14 三宅先生発信)の「生理計測出版 企画案 s.doc」参照,来春出版の計画, 「日本人間工学会 PIE 研究部会編」での出版に ついては理事長に確認し了解済 →(議論)高価な本であり購入者が限定されるのが問題,生理心理学会が準備してい る北大路書房の新・生理心理学(3 巻もの)の新しいバージョンの教科書(今の者 より平易,学生向けが狙い)と項目はかなり重複するが,購買層が異なる. →著作権に関する懸念:三宅先生より出版社に確認する a. 図表の著作権の帰属(今後,類似出版物に利用できなくなるのは困る) b. 内容がすでに出版済みの他の原稿と同じになる場合,二重投稿の扱いにならな いか(原著ではないので,転載許可をとり引用すれば OK か?) →上記問題のクリアが確認された後,ML に部会としての出版について投稿し,部会と しての意見を集約する ・生理心理学の教科書的書籍の出版(大須賀幹事の提案) →授業 15 回分にちょうどいいものを部会活動終了時までに出版できればという希望は ある ⑦ 人間工学」への総説の投稿 これも 2-3 年経過して実績が出てからで可 ⑧ 国際会議での OS の実施について 今年度は,IEA 大会(メルボルン,2015.8.9-15)で実施. 次年度候補は, ・SPR(Society for Psychophysiological Research) 2016.9.21- 25,Minneapolis,ミネソタ州(アメリカ) ・HFES ヨーロッパチャプターとのジョイントセッションを検討 ヨーロッパでは自動車,航空,輸送関連の研究が中心 →SPR がよいのではないか.三宅部会長が可能性を打診. ⑨ その他の活動(将来に向けての可能性) ・独自の国際会議・シンポジウムの実施 過去の PIE では独自シンポジウムを開催していた →5 年目の実施を目標に検討(IEA_PIE が主催?) ・計測・解析に関する提言の発信 昨今の簡易測定器やブラックボックス化した解析ソフトウエアを用いる際の測定の限 界や結果解釈における注意点を提言 ・ 「PIE 推奨」測定器,解析ソフトウエアの認定など 以上
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