アストロデザインが提案する実 践的8Kワークフロー

アストロデザインが提案する実
践的8Kワークフロー
2015年2月20日(金)
事業推進室
金村 達宣
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構成
目次
・はじめに
・ワークフロー~8K撮影から編集まで
・バックアップ装置について
・ワークフロー~編集から送出
・質疑応答
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8K解像度 vs 4K/HD
フルHD
ハイビジョン
HDTV
1920×1080
フルHD の 4倍 (縦2倍×横2倍)
4K
QFHD (SHV)
3840×2160
UHDTV(UHDTV1)
フルHD の 16倍 (縦4倍×横4倍)
「臨場感」「実物感」「没入感(immerse)」
→
→
→
視界に大きく広がる映像
そこまでディスプレイに近づいても
ふつうの視力で画素が見えないくらいの精細さ
8K x 4Kの画素数 (フルHDの縦4倍×横4倍)
8K
SHV (スーパーハイビジョン)
走査線4000本級システム
フル解像度スーパーハイビジョン
フルスペックスーパーハイビジョ
7680×4320 UHDTV (UHDTV 2)
(超高精細度テレビジョン)
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本セッションについて
8K素材搬送メディアとして最適なIBMエンタープラ
イズTS1150テープで、8K収録から編集、送出まで、
すべてをカバーします。
ワークフローに必要な機材とソリューションは、ア
ストロデザインがご提供します。
実践的ワークフローについて、これからご説明しま
す。
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撮影から編集までの8Kデータフロー
撮影
収録
編集
8K編集
8K対応版Grass Valley HDWS
(プロトタイプ)
Astro 8K Camera
SHV 8Kx4K/59.94fps
Astro SSD Recorder
記録時間最大40分
SSDパック
FlashSystem
転送
SHVバックアップ装置
TS1150テープ
SHVバックアップ装置
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ワークフロー
収録
・・・
SSDパック
8Kカメラシステム
バックアップデータ
(例)15分番組→素材としては2.5時間程度収録
2.5時間=8TB(1/4圧縮で)→SSDパック(2TB)が4個必要
収録データをバックアップ装置でTS1150テープに保存することで、高価
なSSDパックは最小個数(2個)で使いまわす
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バックアップ装置のポイント
高速転送
SHV8Kをストレスなく取り扱える
大容量
収録時間を制約しない
高画質
軽圧縮で高画質である
耐久性
8Kの将来普及に十分耐えうる
信頼性
データ保証、簡単にコピーされない
コスト
できるだけ安く
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バックアップ装置の機能/特長
1. 素材取り込み
SSDパックを装着
2. データ転送(詳細は実機デモで)
SSDパック→TS1150テープ
-クリップ選択
-転送In/Out点指定
-プロキシ(低解像度)ファイル生成
3. 転送後のデータ確認
サムネイル、デュレーション、TC、メタデータ、プロキシでの映像確認
4. 高速転送
実時間の2倍
5. 小型、軽量、スタンドアローン型
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バックアップデータについて
xxyy0001.mxf
コンテナ
→MXFフォーマット
コーデック
→Grass Valley HQX
メタデータ*
*レコーダのMENU設定(構造メタデータ)+USB入力
(記述メタデータ)
エッセンス
8K映像データ
音声データ
メタデータ
UMID
リール/クリップ番号
TC情報
デュレーション
タイトル
場所
日時
カメラマン名
etc.
バックアップデータの完成
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ワークフロー
撮影
編集
収録
編集
8K編集
8K対応版Grass Valley HDWS
(プロトタイプ)
Astro 8K Camera
SHV 8Kx4K/59.94fps
Astro SSD Recorder
記録時間最大40分
SSDパック
FlashSystem
転送
SHVバックアップ装置
TS1150テープ
SHVバックアップ装置
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ワークフロー
編集(映像確認)
SHVバックアップ装置
SSDパック
8Kプレーヤ
8Kモニタ
TS1150テープ
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ワークフロー
編集(プロキシ)
データ取り込み
データ取り込み
8K本編
プロキシファイル(テープ最後尾にまとめて保存)
オフライン編集
本編編集への受け渡し(EDL、AAFなど)
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ワークフロー 編集(8K本編)
後工程
データ取り込み
書き出し
FlashSystem
データ取り込み
(FCなどの高速転送)
8K編集
8K対応版Grass Valley HDWS
(プロトタイプ)
GUI/プレビュー
データ取り込み
バックアップ済みテープからFlashSystemへ
取り込み範囲
・EDLなどの編集方針に応じて取り込み
・クリップ選択、In/Out点の設定で作業の効率化
編集(詳細はグラスバレー様セッションで)
後工程への受け渡し(MXFフォーマット)
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編集から送出までの8Kデータフロー
編集
送出
8K編集
8K対応版Grass Valley HDWS
(プロトタイプ)
SHVマスタースイッチャー
・・・
SHV送出再生装置
FlashSystem
SHV送出再生装置
アーカイビング
素材転送装置
TS1150テープ
エンタープライズ
テープライブラリ
棚
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送出ワークフロー
1. 送出用MXFファイル作成
編集で作成し、FlashSystemに書き出した送出素材(完パケ)
を、素材転送装置で送出用MXFファイルとしてTS1150テープ
上に作成
2. インジェスト
1.のTS1150テープを、SHV送出再生装置にセット
→ベースバンドとして、SHVマスタースイッチャに出力
3. アーカイビング
送出フローの終了したテープは、ライブラリまたは棚管理で保
存→必要に応じて、メタデータから検索して抽出
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バックアップ装置仕様
ソースメディア
ビデオ
オーディオ
記録時間
ASTRO SSD FD-7516 x 2
ASTRO Dual Green Codec, 750MB/s
24bit, 48kHz, 2ch
約40分(2TB)
テープメディア
ビデオ
IBM TS1150テープ
Grass valley HQX Codec, 600MB/s(8K)
H.264, 10Mbps(低解像度プロキシ)
24bit, 48kHz, 2ch
MXF(8K/プロキシとも)
約4時間(10TB)
オーディオ
フォーマット
記録時間
ホストインターフェース
40Gb Ethernet, 16G Fibre Channel
操作パネル
タッチパネルLCD
操作メニュー
All、クリップ選択、In/Out点設定など
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ありがとうございました
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