Japan Business Model Competition 決勝ランドへの準備

Japan Business Model Competition
決勝ランドへの準備
2015年2月8日版
Japan Business Model Competition 実行委員会
早稲田大学研究推進部参与
大江 建
目次
1 ビジネスモデルの9要素
1.
とキャンバス
2. 第2回Japan Business
M d l Competitionでの
Model
C
で
評価基準
3 最終準備
3.
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
2
ビジネスモデルの9要素
8.重要な提携関
係
ビジネスモデル
ビジネ
デル
が運営されるの
に必要な原材料
の供給源や部品
委託先
7.最重要な活動
2.顧客価値
ビジネスモデル
を運営するため
に必要な社内で
行う業務
特別な顧客セグ
メ トにと て
メントにとって
価値のある製品
やサービス
6.必要な資源
ビジネスモデル
を運営するため
に
必要な資源
4.顧客関係
(顧客との接
点)
顧客の獲得、保
持、増加のため
の方法
3.消費チェーン
(チャネル)
1.顧客セグメン
ト
企業が製品・
企業が製品
サービスを提供
したい顧客層
顧客が商品と接
する局面、流通
経路
9.コスト構造
5.収益構造
ビジネスモデルを実現するために
必要なコスト
収入の流れ
(領収書の但し書きが収益単位)
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
3
ビジネスモデルの例 (ネスプレソ)
イラストを利用して仮説を明確にしている
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
4
2.BUSINESS MODEL COMPETITION
での評価基準
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
5
ビジネスモデルコンペティション
(BMC)の背景
• BMCではチ
BMCではチームが
ムが
– 起業できるのかどうか
– 拡張性のあるビジネスかどうか
• BMC では次の3点が重要視する
– 顧客が居るかどうか証拠を見せてください。
– 今までどのような試行錯誤を繰り返して今回発
表するビジネスモデルに到達したのか見せてく
ださい。
ださい
– 詳細な財務諸表よりも、簡単な損益計算書と初
期投資の規模などをみせてください。
期投資の規模などをみせてください
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
6
ビジネスモデルコンペティション
評価項目
• ビジネスモデルコンペティシ
ビジネスモデルコンペティションでは起業に向けて
ンでは起業に向けて
どのくらい進捗しているかを評価する。主な評価基
準
準は:
1. 仮説リストが作成されているか。
2. 失敗の条件が明確化されているか。
3. 検証計画が作成されているか。
4. 検証が有効に検証されているか。
5 検証後、仮説を変更したか。
5.
検証後 仮説を変更したか
6. 事業に拡張性があるか。
7 事業の社会的重要かどうか。
7.
事業の社会的重要かどうか
8. 購入してくれる証拠があるか。
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
7
3.最終準備
優秀プレゼンテーションは
優秀プレゼンテ
ションは
WWW.BUSINESSMODELCOMPETITION.COM/ を参考にしてください。
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
8
プロトタイプやMock-Upやチラシがまだない
(決勝ランド進出のチ ムには該当しないと思いますが、念のため)
(決勝ランド進出のチームには該当しないと思いますが、念のため)
1. ビジネスモデルキャンバスに最初の(直観的な)ビジネスモデ
ルを描いて、9の要素を仮説として書き出す。「仮説リス
ト」をつくる。
ト」をつくる
2. 特に重要な仮説 (顧客セグメントと提供する価値、顧客の
持っている問題点)を明確にする
3. 特に重要な仮説が検証できるようなプロトタイプやMock特 重 な仮説が検
き
なプ
プや
Upやチラシを作成する
4. プロトタイプなどを使い仮説検証プランを作成し、検証をお
こなう(たとえば、直接にどのような人に、何人とインタ
ば
ビューするのか、アンケート調査などをするのか)
5.. 検証後
検証後に間違っていた仮説をどのように変更するのか、新し
間違
た仮説を
よう 変更する
、新
いビジネスモデルキャンバスを描く。
6. 更に主だった仮説の検証後、仮説の変更が必要になった場合
に繰り返しビジネスモデルキャンバスを描く。
7.
8.
事業として採算が合うのかを簡単な損益計算書で示して説明する。
さらに拡張性があるのかを説明する。
現在の問題点とどのように克服するのか。失敗の条件を明確にする。
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
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プロトタイプによる仮説検証が終わっていない場合
1.
「どのように現在のビジネスモデルになったかを描く」
1. ビジネスモデルキャンバスに最初の(直観的な)ビジネスモデル
を描いて 9の要素を20ぐらいの仮説として書き出す 「仮説
を描いて、9の要素を20ぐらいの仮説として書き出す。「仮説
リスト」をつくる。
2. 特に重要な仮説 (顧客セグメントと提供する価値、顧客の
持っている問題点)を明記にする。
持っている問題点)を明記にする
3. プロトタイプなどを使いどのような仮説検証プランを作成し、
検証をおこなっているのか(たとえば、直接にどのような人に、
何人とインタビュ しているのか、アンケ ト調査などをして
何人とインタビューしているのか、アンケート調査などをして
いるのか)
2. 検証後に間違っていた仮説をどのように変更するのか、新し
いビジネスモデルをキャン スに描く。
いビジネスモデルをキャンバスに描く。
3. 更に主だった仮説の検証後、仮説の変更が必要になった場合
に繰り返しビジネスモデルキャンバスを描く。
4
4.
5.
事業として採算が合うのかを簡単な損益計算書で示し説明する。さ
事業として採算が合うのかを簡単な損益計算書で示し説明する
さ
らに拡張性があるのかを説明する。詳細な財務諸表は必要ない。
現在の問題点とどのように克服するのか。失敗の条件を明確にする。
2015/2/13
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プロトタイプで試験的販売を開始している場合
1.
「どのように現在のビジネスモデルになったかを説明する」
1. ビジネスモデルキャンバスに最初の(直観的な)ビジネスモデル
を描いて 9の要素を仮説として書き出す 「仮説リスト」を
を描いて、9の要素を仮説として書き出す。「仮説リスト」を
つくる。
2. 特に重要な仮説 (顧客セグメントと提供する価値、顧客の
持っている問題点)を明確にする
3. どのように重要な仮説を検証を行ったか説明する(たとえば、
直接にどのような人に、何人とインタビューしたのか、アン
ケ ト調査などをしたのか、プロトタイプやチラシやMockup
ケート調査などをしたのか、プロトタイプやチラシやMockup
などを利用したか)
4. 検証後に間違っていた仮説をどのように変更したのか、ビジネ
スモデルのどの要素をどのように変更したのか、新しいビジネ
スモデルをえがく。
スモデルをえがく
5. 更に主だった仮説の検証後、仮説の変更が必要になった場合に
繰り返しビジネスモデルキャンバスを描く。
2 事業として採算が合うのかを簡単な損益計算書で示す(逆損益計算
2.
書を利用する)で説明する。さらに拡張性があるのかを説明する。
3. 現在の問題点とどのように克服するのか。失敗の条件を明確にする。
2015/2/13
(C) JBMC 大江建
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参考文献
•
•
「ビジネスモデル・ジェネレーション」 Alexander
Osterwalder & Yves Pigneur, 2010, 株式会社翔泳社(ビジネ
スモデルキャンバス)
「市場破壊戦略」 リタ・マグレイス イアン・マクミラン著、
2006, ダイヤモンド社 (アトリビュート分析)
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(C) JBMC 大江建
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