平成 27 年度 二学期始業式 校長式辞 皆さん、おはようございます。夏休みを有意義に過ごせたことは、みんなのいい顔を見れば分かります。 いい顔を見せてくれてありがとう! 夏休みの間、中体連秋季大会や吹奏楽コンクールなど、大きな大会がありましたが、いずれも優勝やゴールド 金賞といった素晴らしい成績を残してくれました。もちろん、こうした大会は、順位だけではありません。仲間 のために、応援してくれている友人や家族、先生方のために、全力で練習し、本番にチャレンジすることが、人 のために動くということにつながっています。 1 年生は江田島での野外活動を体験し、人と協力し、相手のことを思いやる貴重な経験をしてきました。よく がんばりました。二学期からの君たちの学校生活に、素晴らしい効果が出てくると信じています。 いつもいいますが、常に、 「何のためにやっているのか」を意識して、目の前のことを一生懸命に取り組みなが ら、毎日を過ごしてください。そうすれば必ず、よい方向に進化します。 先日、4 月と 6 月に実施された学力調査の結果が発表されました。廿日市中学校の結果は、素晴らしいもので した。広島県が独自に調査している基礎・基本定着状況調査では、全ての科目で県平均を大きく上回りました。 文部科学省が実施している、全国学力学習状況調査、いわゆる全国学力テストの方は、全ての科目で国と県の平 均を上回りました。新聞やテレビで報道されていますが、国内でも学力トップクラスの県があります。例えば秋 田県や福井県などです。皆さん、廿日市中学校の平均値は、こうした秋田県や福井県を上回っているのです。素 晴らしい結果です。皆さん、どうか、この結果に自信をもってください。 6 月から始めた「廿中復習シート」ですが、9 月の終わりからになりますが、2 学期以降も継続します。昨日よ り 1 行でも書けるように頑張る姿勢を習慣化してください。この習慣を身につけることで、本校の学力は突き抜 けるように上に上がります。必ず効果が出ます。そして、それが君たちの目標の実現にもつながります。このこ とは私が保証します。 さて、1 学期は皆さんに、 「本気で生きている人の本気の話を本気で聞いてもらう」というコンセプトで、テン ツクマンや玉城ちはるさんをお呼びして、話をしてもらいました。 2 学期は、今週金曜日、プロの「中国舞踊団」に来ていただいて、一流の中国舞踊を、本気で踊っていただき ます。必ず、体育祭の廿中ソーランにも生きてくると思います。本気で鑑賞してください。 ところで今年の体育祭は、生徒主導の体育祭です。校長や来賓の挨拶すらありません。先生たちの姿も、多く は見えないと思います。全て自分たちの手でやり遂げてください。 ここで校長からお願いがあります。すでに、皆さんは体育の時間でラジオ体操を本気で練習していると思いま す。縦横、斜め、整然と並んだ君たちが、本気のラジオ体操を行い、観客に大きな感動を与えてください。入場 行進も同じです。日本人は昔から、身を清め、場を清め、ぴしっとすることを大切にしてきました。 こんな中学校があったのか。こんな生徒たちが日本にまだいるのか!と、観客の皆さんに言わせてみてくださ い。実は、こうしたことが、学力の向上にも、皆さんの目標達成にも、皆さんの目標決定にもつながってきます。 間違いなく、連鎖しています。廿中ソーランの成功にもつながります。10 月末の文化祭の成功にもつながりま す。人を感動させ、喜ばせる。笑顔にするという大きな機会として、二学期は体育祭、文化祭という最高の舞台 が待っています。どうかベストをつくしてください。 さて、皆さんは、教室の扇風機が増えていたことに気づいたと思います。体育館にも大型の扇風機が 4 台入り ました。これらは、生徒会の役員の諸君が、PTA 会長と校長に対して「生徒のみんなが少しでも快適に勉強やク ラブができるように」という目的で、校長室で折衝をして、願いがかなったものです。生徒会の「何のために」、 つまり「生徒が快適に学校で過ごせるために」という強い思いが、大人を動かしました。 また、先月23日には、二学期から皆さんが整った環境で勉強が出来るようにと、生徒会と部活のメンバーが 中心となって、学校のクリーン作戦を PTA とともに汗を流しました。このとき印象的だったのは、暑い中、大 変な作業であったにもかかわらず、みんな笑顔だったことです。 廿日市中学校の学校中の鏡には、笑顔の鏡というメッセージカードが張ってありますね。幸せだから笑顔にな るのではなく、笑顔だから幸せになるという、人生の法則があります。 しかし、この法則を知っているだけでは何も変化は起こりません。笑うという実践をしないとだめなのです。 何事も、形からです。こころは後から入ります。 だから、職員室の前には「てんつくにゃん」と「てんつくちゅう」が置いてあるのです。しっかり話しかけて、 たくさん笑ってください。何を言っても大丈夫です。それでいいのです。笑うことが大切なのです。 では、最後に私から、この二学期、笑顔で「ありがとう」をたくさんたくさん言ってくれることを、皆さんに お願いして、始業式の挨拶を終わります。ありがとう!
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