幌別小学校教育目標 ○ すすんで学びよく考える子 ○ 互いに助けあい思いやる子 ○ 丈夫な体でたくましく生きぬく子 (昭和 62 年 3 月改訂) 登別市立幌別小学校 学校だより 第7号 平成27年 9月26日 教頭 平石 崇広 9月も下旬を迎え、日が沈むのもめっきり早くなりました。木々の葉も色づき始め、学校の周りは すっかり「秋」です。また、昼夜の寒暖差が大きく、体調管理が難しい時期でもありますので、子ど もたちには気候にあった服装を心掛けるよう学校でも指導していきます。 さて先月、定例のPTA役員会が開催され、今年度後半のPTA活動の見通しと現時点での成果や 課題が話し合われました。本校のPTA活動ですが、保護者の皆様の参画も多く活発な活動がなされ ています。お忙しい中にも関わらず、子どもたちのために様々な場面で尽力くださる姿に感謝申し上 げるとともに、 「積極的なPTA活動は幌小の良さの1つである」と改めて認識した次第です。 近頃、時代の流れからか各種メディアの情報で「PTA不要論」を耳にすることがあります。日常 生活の多忙化や価値観の多様化に見られる社会構造の変化により、生活スタイルがPTA活動に参加 しにくい、あるいは参加する必要がないものに変容したことが、その要因に挙げられています。加え て、LINEなどに代表されるSNSの進化発展により、手軽に周囲の人達とコミュニケーションを 取ることができるようになったため、PTA活動が持つ「保護者同士の交流の場としての役割」が薄 らいできているという分析も見られます。 本来、PTAとは子どもたちの健やかな成長を願い、保護者と教師が手を携えて共通理解のもとに 協力して教育活動を進める組織です。学校と家庭が情報や意見の交流をとおして子どもの生活面全体 を見つめ、 「子どもたちに今何が必要か」を判断し共有することで、現状の子どもたちが抱える課題に 即した教育を行うことができると思います。また、子どもは1日24時間のうち、概ね3分の1の時 間を学校で過ごし、3分の2の時間を家庭や地域で過ごします。睡眠時間を除くと、学校で教師や友 達と関わる時間と、家庭で家族の方々と関わる時間はほぼ同じです。心身ともに健康な子どもを育成 するためには、教師、保護者がここでいかによりよい関わりをもつことができるかがカギになると思 います。その「カギ」を共有する手立ての1つがPTA活動であると思います。 大人へと常に成長を続ける子どもたちに、よい影響を与え模範となる「背中」を見せるためには、 PTA活動の充実が大切であると考えます。 本校の場合、保護者の皆様には、日常の安全確保や教育環境の整備、充実した学校行事の運営協力 等、多岐にわたる活動をとおして、子どもたちのために「目をかけ、声をかけ、手をかけ、時間をか け」ていただいております。今後もより多くの皆様にPTA活動に参加していただき、お力添えをい ただけたらと思います。 PTAの機能としてはもう1つ、 「生涯学習の一環として互いに学び合い、研修を深める場」である ことも挙げられます。来る9月29日には市P連の研究大会が予定されております。ぜひこの機会に 参加されてみてはいかがでしょうか。当日会場受付もしておりますのでどうぞよろしくお願いいたし ます。 平成27年度 登別市PTA連合会研究大会 期日 平成27年9月29日(火) 18:30~ 会場 登別市民会館 2階 中ホール 演題 「こころ元気な大人が、子どもの未来を築く!」 講師 こころ元気研究所 所長 鎌 田 敏 氏
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